のんちゃん雲に乗る

平成17年8月に還暦を迎えた記念に、ブログを始める。
私の趣味や日常を記録して、足跡としたい。

鳥獣戯画展を見てきました。

2014-11-15 | Weblog
早くから『鳥獣戯画展』の前売りのペアチケットを買っていました。10月の終わりに行こうと思っていたのに、風邪をひいてしまい、取りやめて、やっと今日行って来ました。
本当は土日を避けて、平日に行きたかったのですが、もう行く日がなく仕方がありません。
京阪七条で降り、京都国立博物館にいくと、なんと四時間待ちと言うのです。

新館をから旧館を見る(テントの下は長蛇の列)

新館から見る紅葉

新館で『京(みやこ)へのいざない』展をしていて、刀の正宗が本邦初公開と言うので、夫が是非見たいと言うので、それも兼ねて来ているので先に新館へ行きました。新館を見終わって出てきた時、行列が少しは減っていることを期待して・・・・・。
先日の正倉院展とは違い、秀吉の時代のきらびやかな物が多く出ていました。
私は刀の事はよくわかりませんが、夫から時々聞くので、刃紋とか切っ先とかいう言葉も少しは判り、前よりは興味を持ってみる事が出来ました。
「これぞ!正宗」と書いてある物がありました。凄い物なのだろうと言う事だけは感じました。

新館を見ただけで、お昼になったので、レストランに行きましたが、ここも並んで待ちました。
30分以上待ってやっと席に案内してもらいました。

腹ごしらえ出来てから、いよいよ長蛇の列に加わりました。
朝は四時間だった列は120分に減っていました。
でも、二時間は長かったです。日本人はあほやなぁと思いながらも、私もそのうちの一人なのです。
夕方近くなって来ると、博物館の外で立っているのは寒くなってきました。

やっと正面に着きました

丁度二時間経った頃、やっと入場できました。
高山寺の色んな展示物のところは空いていましたが、鳥獣戯画の展示のところでは、また30分くらい待ちました。
そんなところが何か所もありました。
でも、これを見るために外で長い間並んだんだから、素通りするわけにはいかず、じっと待ちました。
かなりの重労働です。
腰も足も疲れて痛くなってきました。
でも、有名な鳥獣戯画を、生で見れて良かったです

甲巻は、蛙とうさぎの相撲の個所などがありました。蛙と猿とうさぎ・きつねはよく知っていますが、猫やネズミ雉までが書かれているのは知りませんでした。
修理して色んな事がわかったという説明もありました。
実に、生き生きとした線で、表情豊かに、ユーモァたっぷりに書かれているのを見て、これがこれだけの人を引き寄せるのだなと人気の源を
見た感じです。

出口付近にある撮影スポット

見終わって外に出ると、空は真っ暗になっていましたが、まだ行列は続いていました。
この人たちは閉館するまでに入場できるのかしら?と気になりました。

体は相当疲れましたが、見たかった鳥獣戯画を間近で見る事が出来、心は満足です。

干し柿

2014-11-14 | Weblog
今年も干し柿を吊るしました。
いつもは縦に長い西条柿のようなのですが、今年は平たいのです。
以前美味しそうに出来上がったら、鳥に取られたので、夫に頼んで網を巡らせてもらいました。

網をかける前の干し柿

2~3週間したら食べられるでしょう。
楽しみです。

イルミネーション

2014-11-10 | Weblog
10月からなんばパークスのカルチャーに、書道講師として行っています。
昼から三コマのお稽古をして帰るのは夜の9時前です。
教室を出たら、イルミネーションが綺麗です。
いっそのこと屋上まで行ってイルミネーションを見ながら、降りようと思い、一番上まで行きました。
私のようなおばさんは居なくて、カップルばかりでした。
お邪魔して悪いでしたが、スマホで写真を取りながら、下まで降りて、ひと足早いクリスマス気分を味わいました。
その一部を紹介します。

一番上にあるメインのイルミネーション

階段を降りながら・・・

一番下にある塔(次々と色が変わって綺麗です)

正倉院展と頭塔

2014-11-10 | Weblog
奈良の秋は、正倉院展です。
ほとんど毎年見に行っています。なんだか行かないと悪い事をしたような気分なるのです。
正倉院展に合わせて、頭塔を公開していると知り、一緒に行く事にしました。

頭塔は、普段は鍵が掛かっていて、近くの民間の方が管理されているので、その方に連絡して鍵を開けて頂かないと見られません。
でも、正倉院展の期間中は、朝から夕方まで解放してくれていて、ボランティアの方が説明してくれるというのです。

私の幼稚園の頃、母方の祖母がこの近くに住んでいたので、この辺りはよく知っていますし、小学校もこの近くなので良く遊んだ場所です。
でも、その頃はこんもりとした小さな森のような感じのところで、頭塔とは知りませんでした。
でも、大人から玄というお坊さんが九州で死んだが、その時体がバラバラになり頭が埋まっている首塚がこのあたりにあるというような話は聞いた記憶はありました。
後に発掘調査がされ、一部復元されて、一般にも公開されるようになったので、懐かしさもあり、一度は行きたいと思っていました。

史跡頭塔

復元された頭塔





建造当時の石と、復元のために新しく積んだ石との間に鉛版(赤丸印)が入れられている

五重塔と同じように、仏舎利を祭る土の塔ということで、七段からなり、ピラミッド型をしています。
七段の内、奇数段には石仏が祭られ瓦の屋根が付けられています。

石仏

実に変わった建造物です。
しかし、他の土地(大阪など)にも、似たものがあるそうです。

ならまちにありながら、ここだけ土地が高く、西には生駒金剛葛城の山並みが眺められ、北東には若草山も見えます。現在は見えにくいですが、作られた奈良時代には、平城京も見えたでしょう。

遠くに見える生駒金剛の山並み

若草山遠望

形と言い、場所と言い、語られる話と言い、不思議な物だなぁと思いました。それだけに興味のわく物でもあります。

頭塔を見終わって、正倉院展に行きました。

入場までの長蛇の列

いつもは夕方遅く行くのですが、昼間に行ったので、入場制限をしていて少し並びました。
今年は天皇皇后両陛下の傘寿のお祝いで、陳列の品も聖武天皇の身近な物があると聞いていました。
確かに、履かれた靴、ベッド、その上に敷いていた畳、肘掛、ずっと持っておられた経典などがあり、興味深く見ました。
毎年思うのですが、発掘されたものではないので、保存も良く、千年以上の時を経ていると思えず、模様などにも古さを感じさせない、洗練された物が多く感心します。

毎年見終わったら、一つの仕事を終えたように何故かホッとするのです。
来年も元気で見に行ける事を願って帰ってきました。