のんちゃん雲に乗る

平成17年8月に還暦を迎えた記念に、ブログを始める。
私の趣味や日常を記録して、足跡としたい。

筆墨精神

2011-02-18 | Weblog
京都国立博物館で中国書画の上野コレクションの展覧会が開かれています。
私達書道をする者が勉強しないといけない、重要な中国の古典作品が、ずらりと並んでいるので、見逃すわけには行かず、見に行ってきました。
この上野コレクションは、中国の筆墨の精神を重視して系統的に集められていると言うすばらしいものです。
私達が今臨書している雁塔や、次に勉強する十七帖などがありました。
実物を見るのは、非常に大事といつも先生が言われます。
でも、未熟な私にはどこまで勉強になるのかわかりませんが・・・。
百点以上の作品を、じっくりみていましたので、4時間以上博物館にいました。
丁度金曜日で、8時まで開館しているので、ゆっくり見れて良かったです。
同時開催の、篆刻家・園田湖城展も、鉄斎や関雪の作品があり嬉しいでした。
この、国立博物館の額字は、湖城の字だとは知りませんでした。
外に出ると日が落ちて真っ暗になっていました。

湖城の字による「京都国立博物館」の額字

雪の日

2011-02-11 | Weblog
今年の冬はとても寒いです。今朝5時半ごろ外に出てみると、一面銀世界!10センチくらいは積もっています。その上、まだ雪が降り続いています。
天気予報が当たりました。
でも今日は、生駒まで行かなくてはなりません。
孫達の幼稚園の音楽会です。ジィジとバァバが見に行くからと約束していたので、待っています。
坂の多い生駒にはとても車ではいけません。
予定より早く準備をして、バス→電車→タクシーで行きました。
さすがに、音楽会の見物客はいつもより少なかったようです。
でも、孫達は元気いっぱい、歌ったり合奏したりしました。見事です。
家ではわがままを言ったりすることもあるのに、こんなに上手に出来るのかと、感動しました。
帰りはタクシーを呼んでも、「悪天候のため、配車をお断りしております」と、来てくれません。
仕方ないので、雪の降る中、40分以上駅まで歩きました。下り坂の連続なので、滑らないように気をつけたので、足が痛くなりました。
途中で家の前の雪かきをしていたおじさんが、私達を見て、「今日みたいな日に、わざわざ出かけんでもよろしいのに」と言われました。
本当にそう言いたくもなりますよね。
帰りの電車の中から見た、平城宮跡は実に綺麗でした。
奈良公園に、写真を撮りに行きたいと思いましたが、もう疲れました。

雪の朱雀門(車窓から)

日本の書展 奈良展

2011-02-02 | Weblog
今年も日本の書展奈良展が、2月2日~2月6日まで県立文化会館で、開催されました。
私の今年の作品は、40年以上前に作った額をリメイクしたものです。
今までは、調和体で、額田王の歌を書いていましたが、ずっと部屋に架けてあったので、汚れとシミで、汚くなっていました。そして、字も未熟でしたので、今回張り替えてもらいました。
禅語の「耕不盡」(耕せども尽きず)と書きました。
耕しても耕しても尽きることがない・・・すなわち一生勉強と言う意味です。
私には必要な言葉で、部屋に飾るには丁度良いと思います。
これを見ては、自分に言い聞かせないと・・・と思います。