のんちゃん雲に乗る

平成17年8月に還暦を迎えた記念に、ブログを始める。
私の趣味や日常を記録して、足跡としたい。

夏の終わりのコンサート

2008-08-30 | Weblog
奈良・西ノ京の薬師寺で「平原綾香」のコンサートがあり、友達と行きました。
このコンサートは、”音楽で森を作ろう”Muic Tree Live と言うタイトルで、チケットを買った数だけ地球上に木が植えられると言う趣旨のコンサートです。今日の平原綾香を皮切りに、石井竜也・秋川雅史・財津和夫などのコンサートがあり、全部で数千本の木が植えられるそうです
大講堂の前に特設舞台が組まれています。
朝からずっと降っていた雨も、夕方には止みよかったなと話しながら開演を待っていました。もうすぐ開演と言う頃、また雨が降ってきました。みんな雨合羽を取り出して着だしました。
そして、いよいよ平原綾香さんが登場し、「雨になりました」と言う泣きそうな声が第一声でコンサートが始まりました。
CDで知っている曲などを数曲聞いたところで、会場がざわめきました。平原さんが会場に耳をかざして、「何?」といいました。それと同時に私の目に虹が見えました。前の席の人が「虹が出ている」と教えたようです。小雨がまだ降る中、辺りは暮れかけ、黄昏の東の空に虹が架かった様子は、何にも変えがたい感動でした。雨の中で音楽を聞ていた私たちに、薬師寺の仏様がプレゼントしてくれたのかな?とロマンチックな事を考えるほど、素晴らしい光景でした。自然の演出は、コンサートをより盛り上げてくれました。
それから暫くして雨もやみ、スタンディングでテンポの速い曲あり、新曲あり、おなじみの曲ありと、あっという間の2時間でした。最後に管長さんが出てこられ、薬師寺のお守りとご自身が書かれた著書をプレゼントされました。
コンサート終了後、今日は特別に夜間拝観できますとのことで、本堂にお参りしましたが、そのとき大声で「平原綾香さんが貰われたお守りはこちらですよ~」と売っておられ、商売上手に、感心しました。 
木を植えると言う意義あるコンサートで、虹のプレゼント付きで、暑い夏の終わりを楽しむ事が出来ました。

燈花会(とうかえ)

2008-08-09 | Weblog
                       浮雲園地

今年で10年目を迎え、すっかり奈良の夏の風物詩となった「燈花会」に行きました。毎年大阪・摂津市、豊中市、兵庫・宝塚市から友達が来て奈良の友達も一緒に案内します。今年は10人で行きました。燈花会の始まる前に、老舗の菊水楼で夕食をして行くのが常です。
毎年、観光客も増え、ロウソクの火も趣向を凝らして、数も場所も増えています。今年は、10年目と言う事で、手塚治虫生誕80周年とのコラボレーションで、会場の一つ春日野園地では、「火の鳥」をロウソクで描くと言うので楽しみにして行きました。いつものように、菊水楼から→浮き御堂→浅茅が原→浮雲園地→春日野園地と進みました。自分もそのうちの一人なのに、いつも写真を撮る時には「人がいなかったら、もっと良いのになぁ・・・」と思います。
浮き御堂

春日野遠地は2005年から会場になったのですが、今年は見事な火の鳥が描かれています。ロウソクの炎本来のオレンジ色に加え赤や緑の色もあります。頭から尾までどれくらいの長さでしょうか?私たちが子供の頃、春日野のプールと春日野のグランドがあったところですから相当な広さに描かれています。写真に撮りましたが、見た目の方がずっと素晴らしかったです。脚立にでも乗って、上のアングルから取ればよいのでしょうが・・・。
「火の鳥」に見えますか?
画面右が頭、赤・緑のひかりは尾

この後今年は県庁の屋上に行きました。燈花会中は夜9時45分まで屋上を県民に開放しているとのことです。涼しい夜風が吹き、東にはライトアップされた大仏殿・その右横にはうっすら二月堂・右端には「ひかりの道」と言う明かりがともった若草山が見え、なかなかの景色です。
県庁屋上から東を見る

若草山山腹に描かれた「光の道」

屋上の床も、コンクリートむき出しでなく、奈良県産の杉と桧でパーゴラとベンチが作られ、万葉植物を植えた花壇もありました。こんなところにお金を使うのは許せるなと偉そうな事を考えていました。

屋上で涼んだ後は、猿沢池と五十二段を見ながら、三条通を自転車で帰って来ました。
毎年楽しませてもらっている燈花会も準備・運営などボランティアの力が不可欠と聞きます。皆さんのお陰で私たちは楽しめるのですと言う感謝の気持ちで見せていただきました。

イギリスへ行って来ました

2008-08-08 | Weblog
                  ケンブリッジのキングスカレッジ教会

7月23日~30日まで、「8日間英国物語」というツアーに参加しました。
ここ7~8年は、海外は行ってませんでした。でも、二人とも元気なうちに行かないと・・・と言う焦りを感じ、思い切って行きました。夫が一番行きたい国はイギリスとずっと言っていたので行き先はすぐに決まりました。

私たちより少し前に行った友達が、旅行前に写真を見せてくれ、予習もばっちりして行きました。
とにかく、お天気に恵まれ、雨が多いと言われるイギリスで傘は一度もささずでした。そして、どこへ行ってもきれいに花が飾られ、田舎はもちろん都会でも緑が多い国でした。きっと小まめな手入れが必要だろうと思います。
古い建物を改築改造して大事に使っているのも、イギリスらしいと感じました。私たちが泊まったホテルも、15世紀に建てられたところや、150年前の建物をホテルにしているのでした。その代わり、廊下は迷路のようでしたが、落ち着いた雰囲気は、古さから来るのかなと思いました。
イギリスの田舎をたくさん巡るツアーだったので、本当の良さを感じられた旅でした。

ヨークミンスター寺院

14世紀に建てられた、アーリントン・ロウ(バイブリー)

ウイリアム・モーリスがイングランドで一番美しい村と賞賛した バイブリーにあるスワンホテルの前

世界遺産 ストンヘンジ

ずっと以前に、夏樹静子著の「わが郷愁のマリアンヌ」と言うイギリスが舞台の小説を読んだのですが、旅行から帰ってからもう一度見ると、ストーク・オン・トレントや湖水地方など、行って来たところがいっぱい登場し,その描写にふんふんと共感しました。もう一度この小説を読み直したいと思って居ます。

今まで行ったどの国よりもイギリスは、私たち好みの国でした。そして、お天気・ルート・ツアーのメンバー・添乗員さん・・・どれをとっても満足の旅でした。
でも、香港乗継でしたが、香港までの3時間半、香港からロンドンまでの14時間と長い飛行機の旅は疲れます。本当に元気なうちに行かないと、行けなくなります。だからこれからはどんどん行こうねと話しています。
とっても良い夏休みを過ごす事が出来ました。協力してくれた家族や親戚に感謝感謝です。