のんちゃん雲に乗る

平成17年8月に還暦を迎えた記念に、ブログを始める。
私の趣味や日常を記録して、足跡としたい。

早春の伊豆

2012-02-20 | Weblog


お細工物を習っている時、伊豆の稲取のつるし雛の話が出て、「行きたいなぁ」と言ったら、すぐ5分ほどで行くことに決まって、先生も一緒に行ってきました。

日ごろの行いの良い所為か?お天気も良く、暖かい日です。



稲取は「つるし飾り発祥の地」だそうで、10年くらい前から、町おこしでイベントをされています。
日本三大つるし雛は、山形酒田市の傘福・稲取の雛のつるし飾り・福岡柳川市のさげもんの三つだそうです。
つるし飾りは、地域の婦人や、旅館の女将などが作っておられ、とにかく量がすごいです。
つるしの飾りは、それぞれ謂れがあり、這えば歩めの親心から『這い子人形』・七転び八起きの『だるま』・福や不苦労から『ふくろう』・厄が去るで『猿』・おめでたい『三番叟』など・・・110個あるそうです。



数の多さでギネスに載ったという、桃飾り

特に、桃飾りとも呼ばれ、桃には霊力があるといわれ、邪気・悪霊を退治し、延命長寿を祈念しているそうです。
どの親もそうであるように、子の健やかな成長を願いながら一針一針縫ったであろうと思いながら見ました。
夜は、海の幸をふんだんに使った美味しい料理を頂き、温泉にはいりゆっくりしました。

次の日は、河津の桜を見に行きました。

ただし、桜祭りの真っ最中ですが、今年は寒いのでまだ咲いていません。
例年は咲いている時期だそうです。
それでも、ツアー客のように日を変更できない旅行客が、いっぱい来ています。

駅前の満開の桜




咲いていないと聞いていたのに、駅前に3本満開の桜の木があります。
よく見ると、根元の看板に、昨年11月に開花促進剤を散布したと、書いてありました。
薬を撒かれて、無理に咲かせた桜は、何だか可哀想に思えてなりませんでした。

根元の看板

つぼみが膨らみかけた桜並木の前には、ずっと露店が続き、干物や桜海老などの海産物やお饅頭や桜餅などが売られています。
桜は見ずに、露店を見ながら歩きました。
歩いたら、汗ばむくらいです。

途中で見た、自然に咲いていた桜の木

河津桜原木

『河津桜の原木』を見に行き、帰り道、『来宮(きのみや)神社』と言うところで、樹齢1000年の楠の神木を見ました。
大きさはいうに及ばずですが、何だか凄さを感じました。
パワースポットだそうです。
本当に、木から何か力が出ているような、そんな感動を受けました。

来宮神社・大楠

自然に1000年生きた木と、人間が無理に咲かせた木とが、対照的でした。

河津から、熱海に行き、熱海の梅園で紅や白の梅を見、澤田美術館に行きました。

熱海梅園

ひっそりと咲いていた福寿草


ひょんなことから、行くことになった伊豆の旅は、とても充実した、楽しい旅でした。
行かせてくれた、家族に感謝!






音楽会と大和文華館

2012-02-18 | Weblog
今日は、下の孫の幼稚園の音楽会です。
『胸がドキドキするから見に来ないで』と言われましたが、隠れてみるからと言って、許してもらい、見に行きました。
去年の音楽会は大雪でした。今年も寒いです。
でも、園児たちは、先生の仰るとおりに、元気に上手に歌い、演奏しました。
指導の先生の大変さがわかります。
お昼をみんなで一緒にご馳走になり、帰りました。
近鉄電車で帰る途中、学園前で降りて、大和文華館に行きました。



ろうばいの咲く、文華館

『書の美術』と言う展覧会を開催中で、チケットを頂いたからです。

文華館所蔵の、国宝『一字蓮台法華経』を中心に、高僧・天皇・公家・武家の書があり、古筆切れもあり、見ごたえのある展覧会でした。
一字蓮台法華経は一字一字が蓮台に載り、金の輪が書かれ、一字一字を仏に見立てています。文華館以外の所蔵の一字一仏経も展示されていて、興味深く拝見しました。

寒椿

ろうばい

紅冬至

久しぶりの文華館です。
展示場の回りの文華苑(庭)では、寒椿やろう梅が咲き、「紅冬至」という梅のつぼみがほころびかけていました。
まだ、寒いですが、確実に春は近くまで来ています。

日本の書展 最終日

2012-02-12 | Weblog
今日2月12日で『日本の書展・奈良展』は終了です。
朝から天理からと京都から友達が来てくれるので、一緒に見て、搬出のお手伝いをすることになっています。
今日までに見てくれた人で、今までの作品より今回のが一番好きだといってくれる人が居て、嬉しい限りです。
多分、読みやすい行書にしたので親しみやすかったのと、表装がいいからでしょう。
どの季節に飾っても良い詩なので、重宝します。

たくさんの方に寒い中足を運んでいただき、ありがとうございました。


青竹飾り

2012-02-01 | Weblog

水仙を生けました

庭の山茶花です

年末に、友人が青竹を切って飾りにするように持ってきてくれました。
というのも、お細工物の先生のおうちに、青竹を切ってそこに椿を飾って玄関に置いておられ、それがとても良かったので、『わぁ~私もこんなん欲しいわぁ』といったら、庭に竹がいくらでもあるという友達が、切ってきてくれたのです。
丁度節のところに切り口を入れて、そこの水を入れて花を生けるようにしてくれています。
先生のお宅は、玄関が広いので中に入れておられましたが、我が家はそんなことできるほど広くは無いので、庭の入り口に置きました。
外は寒いのでお花も長持ちして、無償者には助かります。
手入れのしていない庭も、上品で情緒があるように見えます。
近所の人などが、いいのが出来ましたねと言ってくださり、うれしいです。