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お細工物を習っている時、伊豆の稲取のつるし雛の話が出て、「行きたいなぁ」と言ったら、すぐ5分ほどで行くことに決まって、先生も一緒に行ってきました。
日ごろの行いの良い所為か?お天気も良く、暖かい日です。
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稲取は「つるし飾り発祥の地」だそうで、10年くらい前から、町おこしでイベントをされています。
日本三大つるし雛は、山形酒田市の傘福・稲取の雛のつるし飾り・福岡柳川市のさげもんの三つだそうです。
つるし飾りは、地域の婦人や、旅館の女将などが作っておられ、とにかく量がすごいです。
つるしの飾りは、それぞれ謂れがあり、這えば歩めの親心から『這い子人形』・七転び八起きの『だるま』・福や不苦労から『ふくろう』・厄が去るで『猿』・おめでたい『三番叟』など・・・110個あるそうです。
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特に、桃飾りとも呼ばれ、桃には霊力があるといわれ、邪気・悪霊を退治し、延命長寿を祈念しているそうです。
どの親もそうであるように、子の健やかな成長を願いながら一針一針縫ったであろうと思いながら見ました。
夜は、海の幸をふんだんに使った美味しい料理を頂き、温泉にはいりゆっくりしました。
次の日は、河津の桜を見に行きました。
ただし、桜祭りの真っ最中ですが、今年は寒いのでまだ咲いていません。
例年は咲いている時期だそうです。
それでも、ツアー客のように日を変更できない旅行客が、いっぱい来ています。
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咲いていないと聞いていたのに、駅前に3本満開の桜の木があります。
よく見ると、根元の看板に、昨年11月に開花促進剤を散布したと、書いてありました。
薬を撒かれて、無理に咲かせた桜は、何だか可哀想に思えてなりませんでした。
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つぼみが膨らみかけた桜並木の前には、ずっと露店が続き、干物や桜海老などの海産物やお饅頭や桜餅などが売られています。
桜は見ずに、露店を見ながら歩きました。
歩いたら、汗ばむくらいです。
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『河津桜の原木』を見に行き、帰り道、『来宮(きのみや)神社』と言うところで、樹齢1000年の楠の神木を見ました。
大きさはいうに及ばずですが、何だか凄さを感じました。
パワースポットだそうです。
本当に、木から何か力が出ているような、そんな感動を受けました。
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自然に1000年生きた木と、人間が無理に咲かせた木とが、対照的でした。
河津から、熱海に行き、熱海の梅園で紅や白の梅を見、澤田美術館に行きました。
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ひょんなことから、行くことになった伊豆の旅は、とても充実した、楽しい旅でした。
行かせてくれた、家族に感謝!