法隆寺で玉虫の厨子を見て帰り、佐保川堤を通るとは桜の花が随分咲いていました。これが、何部咲きと言うのか判りませんが、もうかなり咲いています。木によって花の咲き具合には差がありますが、来週まで持つでしょうか?
飛騨高山の工芸職人らにより、現在の伝統工芸技術を後世に伝えるために作られた、「平成の玉虫の厨子」が公開されているので観に行きました。
これは飛騨高山の中田金太と言う人が、私財一億円以上を投じて手がけ、その完成を待たずして亡くなられましたが、遺志を継いだ人らにより完成し、法隆寺に奉納された物です。
法隆寺のすぐ近くに住むかつての同僚が「観に来ないか?」と誘ってくれ、今回の見学が実現しました。
報道で公開されている事を知っていても、お誘いいただかないとなかなか実現しませんので、本当にありがたいことです。
まず、本物の厨子を見てから、平成のを観ましたら、なんと!きらびやかで美しいですが、その分重みがない様に思いました。きっと、古いものが良いという先入観が、そう思わせるのでしょう。
復刻版と平成版の2基あり、どちらも透かし彫りの金具の下に玉虫の羽が貼られ、金の輝きと玉虫の輝きとで豪華な光を放っていました。平成版は金具の下のみならず厨子の絵の中にも貼られています。公開が終われば、平成版は高山に持っていかれるそうで、揃って観れるのは今しかありません。
桜の花が咲きかけている春の一日に、斑鳩の里で良い物を見せていただけました。
これは飛騨高山の中田金太と言う人が、私財一億円以上を投じて手がけ、その完成を待たずして亡くなられましたが、遺志を継いだ人らにより完成し、法隆寺に奉納された物です。
法隆寺のすぐ近くに住むかつての同僚が「観に来ないか?」と誘ってくれ、今回の見学が実現しました。
報道で公開されている事を知っていても、お誘いいただかないとなかなか実現しませんので、本当にありがたいことです。
まず、本物の厨子を見てから、平成のを観ましたら、なんと!きらびやかで美しいですが、その分重みがない様に思いました。きっと、古いものが良いという先入観が、そう思わせるのでしょう。
復刻版と平成版の2基あり、どちらも透かし彫りの金具の下に玉虫の羽が貼られ、金の輝きと玉虫の輝きとで豪華な光を放っていました。平成版は金具の下のみならず厨子の絵の中にも貼られています。公開が終われば、平成版は高山に持っていかれるそうで、揃って観れるのは今しかありません。
桜の花が咲きかけている春の一日に、斑鳩の里で良い物を見せていただけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/4a/361987af87268f1063cce4e3673d2b68.jpg)
3月20日から、奈良西ノ京の薬師寺(玄奘三蔵院)で、私の所属する一光書法会の選抜展が開かれています。
20日はあいにくの雨と風で肌寒い日でしたが、管長・副住職をはじめ、薬師寺の僧侶の方々が読経をあげてくださる中、焼香させていただき、盛大で厳かな開幕式が営まれました。
こんなに立派な開幕式に出席させていただけた事を、有難く思いました。
展示するところが、大きなお寺の回廊と言う事で、それに負けないようなスケールの大きな作品をと思い、皆取り組みました。最低でも、2尺×8尺(61×242cm)です。そして場所柄、観光客の方も観に来ていただくので、書道をしていない人にも読めるようにと調和体(行書の漢字とひらがなを調和させて書いた書体)を中心に作品作りをしました。
私は論語の最初の文を、読み下し文で書き、上に「論語」と篆書(てんしょ)で書きました。(私の作品は120~130×242cmです)
読売新聞と奈良新聞は取材に来ていましたが、私の作品の写真が奈良新聞の記事に載りました。他の人のと違い、色のついた紙に書いたから目立ったのかもしれません。
春めく大和路は、観光客が多く訪れる時期でもありますので、たくさんの方が見てくださるといいなぁと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/ea/cf1b6ab0619c76498591da78e13e06e6.jpg)
「名刹で書の美堪能」と言う題で、私の作品の写真が載った奈良新聞
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/58/31eed6c7faec5df0728500e2b8293bd1.jpg)
奈良では、東大寺二月堂のお水取りが終わるまでは春来ないと言われています。そのお水取りが終わりました
すると不思議と身の回りで春を感じるものが見つかります。
庭の沈丁花が咲き出し,チューリップの葉が伸びます。
佐保川に行くと桜の木の芽が膨らんでいます。春がもうすぐそこに来ていると感じます。