のんちゃん雲に乗る

平成17年8月に還暦を迎えた記念に、ブログを始める。
私の趣味や日常を記録して、足跡としたい。

九州旅行

2016-05-28 | Weblog
長崎の軍艦島が、昨年世界遺産に登録されましたが、その前から私は行きたかったのです。
ちょうど、友達が行くと言うので、一緒に行きました。
と言っても、予定が詰まっている私に合わせてくれての旅行でした。有難い事です。

まず、長崎に行くので博多まで新幹線で行き、後はレンタカーを借りました。
もちろん私は運転しません。一人の人がずっとしてくれました。

博多から長崎に行く途中、「吉野ケ里行きたい人!」と言うので、私がすかさず「はい!」と言ったら、吉野ケ里へ行ってくれます。そんな感じで、その時々で自分たちの行きたい所へ自由に決めて行くという旅行でした。
以前に行った事がある人も私が行きたいと言ったので、吉野ケ里へ付いて来てくれました。

物の見やぐら

やぐらと住居

祭時を取り行う所

もっと、弥生時代の感じがするかと思いましたが、テーマパークのようでした。
でも、ずっと行きたかったので、嬉しいでした。

長崎市内へ入り、グラバー邸や浦上天主堂などメジャーな所は、みんな行っているので割愛しました。
そこで、私は昨年も行きましたが、出島だけ行きました。昨年もでしたがまだ一部復元工事中でした。

今日は異邦館というホテルに泊まることになっています。
赤レンガとステンドガラスのエキゾチックな建物でした。

異邦館

荷物を置いてすぐに、タクシーに一時間ほど乗ってひと山越えて「茂木」というところまで、いけす料理を食べに行きました。
この旅行を計画してくれた友達の紹介の所です。
茂木は、漁港であり果物のびわの産地で有名です。
ちょうど、沿道のびわの木には袋がかぶせてあり、収穫を待っているところでしょうか?

予約してくれていたいけす料理旅館の前はすぐ漁港で、向こうに島原半島があり普賢岳が見えました。右の方には天草が見えて、とても景色が美しいところでした。
ふかや伊勢エビ・あわび・たいなど普段食べた事もないようなお魚料理が次から次へと出て、食べきれないと言いながらも美味しいから食べました。
中でもエビの踊り食いは、ここの名物だそうです。
お魚が好きな私は、大喜びでした。

次の日は、この旅行のメイン、「軍艦島」です。
朝から埠頭に行きました。

長崎港から南西に18キロ沖合にある軍艦島は、外海にあるため年間100日くらいしか上陸出来ないと聞いていたので、見学できるか心配でしたが、
年に数日しかないと言われる「べた凪」の日で、こんなお天気の良い日は珍しいと、スタッフの方がみんな言われていました。
何という幸運でしょう!
雨の日の島内は、傘が禁止だから雨合羽を持ってくるようにと言われていたので、持ってきたのにそんな心配は全く要りませんでした。

埠頭から30分ほどで、軍艦島が見えてきました。



船は見学のため島に近づき、一周まわってくれます。

外海から見た軍艦島
ここから見る形が軍艦「土佐」に似ている所から軍艦島と言われるそうです。

上陸すると、本当に廃墟です。







現在は無人島ですが、炭鉱が盛んな時は、5300人も住んでいたそうです。
お寺・神社があり、警察(牢屋もあったそうです)も郵便局、病院、商店、幼稚園、小中学校、映画館、パチンコ屋、バーなどもあったそうです。
本当に日本の近代化を支えた証の島だと思います。

見学を終えて、港に帰り、中華街でちゃんぽんを食べて、九十九島に行きました。



展望台から見る景色は、とてものどかできれいでした。
日本の原風景と言う感じでした。

それから、伊万里焼で有名な町を通り抜けて、唐津に行きました。
私が以前から行きたいと思っていた「洋々閣」と言う旅館に泊まることになっています。
二階建てで純和風の、奥ゆかしい佇まいの落ち着いた旅館です。
だから泊まりたかったのです。

玄関を入る

フロント前

玄関の扁額

部屋には今井凌雪先生の扁額があり感動しました。

部屋からの眺め



渡り廊下



美味しい夕食を頂きました。
老舗旅館の腕の見せ所でした。さすが美味しいでした。
ちょうど仲間の一人が、この日誕生日で、前もってお願いしていたサプライズでケーキを出して頂き、ハッピーバースデーを歌いお祝いしました。良い記念になりました。

朝食も麦のおかゆなど自然なお味で体に優しい物を頂きほっこりしました。

私がこの旅館をみんなに勧めて良かったと思いました。

伊万里や有田など陶芸の街めぐりもしたいけど、唐津の町はなかなか来ないので、ゆっくり散策しようと言う事になりました。
まず、虹の松原に行きました。

虹の松原



唐津湾にクロマツばかりが100万本植わった松林があり、長さ4.5キロもあります。
三保ノ松原、気比の松原と共に日本三大松原と呼ばれています。

唐津城にも行きました。
皆は階段を上りましたが、私は腰が痛いのでエレベーターで昇りました。

唐津城

小さいお城ですが、上から見た唐津湾も綺麗でした。

唐津城下の石炭王の屋敷、旧高取邸へ行きました。

旧高取邸の本玄関

贅を尽くした調度品の数々、茶室や能舞台まで屋敷の中に作った石油王の生活を垣間見たようで、凄いの一言に尽きました。

お昼を食べてから旧唐津銀行にも行きました。
日本の近代建築の基礎を作った「辰野金吾」の設計です。
東京駅や奈良ホテル、日本銀行本店などを設計した人で、ここ唐津の出身です。
古い建物が好きな私は是非見たかったのです。

赤レンガと白い花崗岩を合わせた辰野式建築



銀行の窓口にも重厚さが残る

二階の貴賓質

唐津の町の主な所を見て、後はお目当ての唐津焼を見ました。
ちょっと張り込んで、夫と二人の夫婦湯のみを買いました。

まだまだ、伊万里や有田も見たかったし、平戸も行きたかったのですが
もう一日泊まりたかったねと言いながら九州を後にしました。

おりしも、伊勢志摩サミットの日程と重なり、広島にオバマ大統領が来られる日でもあり、あちこちのお巡りさんがいて物々しい警備の最中でした。新幹線のゴミも捨てずに持って帰れとのことでした。
そんなん中でしたが、お天気に恵まれ、私の行きたかった所ばかり行けて、仲間も楽しくいうことがない楽しい旅でした。
元気でまた行きたいと思います。












シルバー書道展

2016-05-21 | Weblog
私が書道塾をしている関係で、毎年シルバー書道展の案内が届きます。

私達のように、展覧会活動(書芸院・読売書法展・日展などに出品している者)をしている者は、出すことはできませんが、
以前、老人ホームにボランティアで書道を教えに行っていた時は、ホームの老人の方に出品してもらった事があります。

夫に一度出してみる?と言ったところ、出すと言うので、私が手本を書きました。
画仙紙や筆・墨などは身近にあるので、すぐにお稽古出来ます。
何回か朱で添削し、またお稽古しを繰り返しました。そしてまあまあのところで提出しました。

出品料は5,500円で、作品は軸に表装して飾られ、戻って来ます。
私達書芸院会員が年会費をはらっているので、そこから費用が補てんされるので、安価な出品料で済むのです。

その展覧会が5月20日から22日まであり、観に行って来ました。
とてもたくさんの作品(542点)が出品されていました。
とても上手なのもあります。夫のようなのもあります。色々ありました。
でも、これだけのお年寄りの方が、書道をされていると言う事に、驚きと喜びを感じました。

夫の作品
「学(まなぶ)は、人たる所以(ゆえん)を学ぶなり」(吉田松陰の言葉)

ますます元気で楽しんで頂きたいと思います。