のんちゃん雲に乗る

平成17年8月に還暦を迎えた記念に、ブログを始める。
私の趣味や日常を記録して、足跡としたい。

バベルの塔

2017-09-07 | Weblog
今、大阪の国立国際美術館でブリューゲルの「バベルの塔」の展覧会をやっています。
見に行ってきました。



娘が夏休みに見に行ったら、開館前に着いたのに、もう100人ぐらいの行列が出来ていて、並んでから入って、絵の近くに来たらまた並んで・・・と、ずいぶん多くの人で疲れたと言っていました。
そしてその時に,娘が私にジクソーパズルを買ってきてくれたので、それを仕上げてから見に行こうと思っていました。そして夏休みが終わってからのウィークデーに行くことにしたのです。

いくら平日と言っても10時の開館前には着いておきたいと思い、9時45分くらいに着くと、18人目でした。
しかし、開館までの15分ほどで、60人ぐらいになりました。
でも,美術館の中もそんなに混んでいなくて、自由にゆっくりと観覧する事が出来ました。

ブリューゲルは、三枚の「バベルの塔」を描いています。しかし一つは現存せず後の二つは現存しています。一つはウィーンの美術史美術館にあり、もう一つが今日本に来ている絵です。
私は娘と、中欧に旅行した時、ウィーンでもう一つの「バベルの塔」を見ているので、是非とも今来ているのを見たかったのです。

ウィーンで見た時、案外小さい絵だなと思いましたが、今回のはさらに小さいです。
でも、ジクソーパズルを仕上げているので、細部まで知り尽くした感じで見る事が出来ました。
しかし、あんな小さいキャンバスの中に、どんなにして1400人もの人が描けたのだろう?それも、今にも動き出しそうな姿で・・・
拡大してやっと人と分かるほどの細かさです。船も建設の様子もとてもリアルに描かれています。
どうやって描いたのか?その疑問は実物を見れば見るほど深く感じました。

やはり、実物を見るのはとても良いものです。
そして何より、ごく近くで、食い入るようにじっくり見る事が出来たのが良かったです。
感動しました。

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