のんちゃん雲に乗る

平成17年8月に還暦を迎えた記念に、ブログを始める。
私の趣味や日常を記録して、足跡としたい。

枝垂桜

2009-03-28 | Weblog
大津からお客さんが見えて、奈良を案内する事になりました。
3月のはじめに、「28日頃なら桜が満開だろうから、車で佐保川の堤防沿いの桜並木を案内しよう」と計画していました。ところが、暖かい日はあったものの、寒い日もあり、お彼岸に咲きかけた桜も、3分咲きくらいで止まっています。これでは佐保川は駄目です。
そこで、観光課などに桜が見ごろのところは?と聞いてみましたが、どこもソメイヨシノなどはまだのようで、枝垂桜がきれいだということです。「氷室神社」「法蓮の消防署跡」「当麻寺」「天理教本部」などにあるようです。そこで近鉄奈良駅から一番近い氷室神社に行くことにしました。
氷室神社は、私の実家の氏神さんなので、昔は良く行きましたが、最近は行っていません。久しぶりです。
見事に咲いています。人がいっぱいです。カメラを構えた人がいろんなアングルからとっています。イベントもありました。
いつもは静かな境内が本当に賑やかでした。神さんがきっと驚いておられる事でしょう。

その後、大仏殿に行きましたが、ここは桜が満開でした。そしてここも人だらけ、鹿だらけでした。

久しぶりに奈良の行楽シーズンの賑やかさをを味わいました

薬師寺展

2009-03-19 | Weblog
今年も早春の薬師寺で、私の所属する社中の選抜展が開催されました。
昨年は開幕式の日が土砂降りの雨でしたので、今年は降らないように祈っていました。祈りが通じたのか暖かい日となり一安心です。薬師寺のお坊さん達が開幕法要をしてくださるというので、出品者は正装で来るようにとのことで、私も付け下げを着ました。
平日だったため、若いOLの人たちは来れず、年配者ばかりでしたが、やはり着物は晴れやかでした。

今年の私の作品は、真っ赤な紙に、北原白秋の詩を二編書きました。白秋が春の日に酒に酔いながら、奈良のことを歌った詩が何編か全集に載っています。薬師寺の回廊で展覧会をするのに、東大寺や二月堂と言う言葉が入ったのは、あまり良くないと思い、入っていないので、書きやすそうな詩を探しました。
何故か真っ赤な紙に書きたかったのです。正直言って書道家(?)としては、余り良い作品ではないと思います。ただ、一般の人が見に来てくださる機会が多いこの展覧会では、親しみのある題材にしなければ、楽しくないと思い、調和体にしました。
しかし、来年はもう少し格調の高いものにしないと、ただ目立つだけの作品ではいけないなと反省をしています。

期間中は、暖かく少ししか咲いていなかった桜が一気に咲き出すほどの陽気で、沢山の人が見てくださいました。ただ残念な事に最終日の搬出の時になってから、土砂降りの雨になり、表具屋さんたちが、大変な思いをしてくださいました。それだけが残念でした。
皆さんに見ていただいたことを励みにして、これから精進したいと思っています。有難うございました。

土筆

2009-03-12 | Weblog
先週の日曜日に、孫と裏庭で土筆を探した時、4本しか見つかりませんでした。
でも、今日洗濯物を干しに出たら、いっぱい見つかりました。早速籠を持って行き、土筆取りをしました。

孫に電話で話すと、「送って!」といいますが、送るほどではないので冷凍にして今週来たときに一緒に食べようと話しました。小さい子供の口にはきっと合わないだろうなぁと思いつつ・・・袴を取って、湯がきます。卵とじにして、一口ずつ春の味を味わうことにします。

六花亭のお取り寄せ

2009-03-11 | Weblog


先日、北海道の有名なお菓子屋さん「六花亭」のお取り寄せセットの案内が、新聞に折り込まれていました。
私の弟が札幌にいてよく持ってきてくれるので、食べ慣れてはいるのですが、「お取り寄せセット」というネーミングに引き寄せられ、何だか嬉しくなって注文しました。
特にお得というわけでもありませんが、おまけについている「六花亭」のトレードマークの花柄の小風呂敷と言うのにも惹かれました。弟に言ったらきっと笑うだろうなと思います。でも注文しなかったらきっと後悔した(そんな大層なことではないのですが)と思います。こういう馬鹿(?)な消費者がいるから、売れるのでしょうね。折角買ったので、食べる前に、ブログで紹介します。可愛いでしょ?


馬鹿な消費者の母と娘は、美味しいねとお菓子をほお張りながら、とっても幸せな気持ちになりましたとさ。めでたし、めでたし。

雨のお水取り

2009-03-09 | Weblog

お水取りに行ってきました。3月1日から奈良東大寺二月堂のお水取りの行事が始まっています。
もっとも
前行は2月から始まっていて、3月からは本行です。お水取りと言うと今では観光化していますが、二月堂の十一面観音に世界の人々の犯した罪を懺悔しの無病息災・世界平和を祈る、宗教行事で、旧暦の二月に修する事から、「修二会(しゅにえ)」といいます。
お水取りと言うのは、12日の夜中、正式には13日の未明に二月堂下の「若狭の井」から、観音様に捧げる一年間の水を汲むので、そう呼びます。
また、私たちが小さい頃はよくお松明お松明と言っていました。それは、修二会の練行衆が上堂するために、足元を照らす火がお松明で、お松明に先導されて、堂に上がるのです。十一人の練行衆の内、一人は先に上がっていて、後の十人が上がるために、その都度足元を照らすので、毎日十本のお松明が上がるのです。
今ではお松明だけがクローズアップされているので、何の意味か分からず、何かのデモンストレーション位に思っている人が多いようです。

今日はあいにく夕方から雨になりました。雨のお水取りなんて初めてです。昔は、降るなら雪でした。当時は寒くて寒くてじっとしてられなくて、足踏みをしないと、足の感覚がなくなりそうでした。腕組みをして、足踏みしながら、寒さに耐えてお松明を見たものでした。そして、その頃はそんなに人もいなくて、本当に無病息災を願う人だけが見に来ていました。
それが今日は、二月堂下の広場は、雨にもかかわらず、観光バスを連ねて、添乗員に案内されて来ている人達の傘・傘・傘で埋め尽くされており、びっくりしました。
雨だから一番前で見れるだろうと思っていたのに、大間違いでした。
傘と傘の間から、かろうじて見る・・・と言う感じでした。だから写真もよく撮れませんでした。

「やっぱりお水取りが済まんと、ぬくう(暖かく)はなりまへんなぁ」と、父や祖母が言っていたのを思い出しましたが、「今は、お水取りの前でも結構ぬくいですでぇ」

春を食す!

2009-03-08 | Weblog

これは何の花か解りますか?
私は今まで知りませんでしたが、わさびの花だそうです。
嫁が実家から送ってきたからと、おすそ分けしてくれました。茎も葉も花も全部生のままでサラダにして食べたらよいとのこと。早速、ブロッコリーやきゅうりと一緒に細かく切ってドレッシングで和えました。わさびの辛さというよりも、ほろ苦い春の香りがしました。そして食べた後、あぁ~わさびだなと思える程度の、わずかなピリッと感を感じました。
初めて味わう食感です。
冷蔵庫に入れていたらしんなりしていたので、茎を水ぎりしてポットに水を入れて挿すと、生き生きときれいな緑色に蘇りました。キッチンで飾りながら、2~3本取ってはサラダにして、両方を楽しんでいます。


また、友達から菜の花を貰ったので、きれいな花の部分を菜の花ご飯にし、残りの主に葉の部分をおひたしにして頂きました。かやくご飯に散らした緑が美しく、ほろ苦味のある春の味です。

春を呼ぶ、奈良のお水取りも真っ最中。食卓も春の香りと味を満喫しました。