Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

NHK-FM 「吉田秀和が語ったベートーベン ピアノソナタ」

2015年08月20日 | ピュアオーディオ
昨日のNHK-FM 「吉田秀和が語ったベートーベン 」は「ピアノソナタ」でした。アランデル、ポリーニ、リヒテル、ゲルバー、ギレリス、グールド等のそうそうたる巨匠たちの6大ピアノソナタと後期ソナタの演奏の抜粋でした。

ピアニストの演奏スタイル(解釈)や時代による録音の違い等も有り、全てが良かったと思えない処も有ったが、比較で来た事はいい勉強だと思う。個人的には、バックハウス、バレンボイムの全集やポリーニ、ギレリス、ホロビッツ、ゼルキンのCDを持っているので興味津々で聴いていた。

こうして聴いて見ると、ベートーベンのピアノソナタは意外と沢山のCDやLPを持っています。「悲愴」、「月光」、「熱情」、「ワルトシュタイン」、「告別」、「テンペスト」と後期の30番~32番。手元にギレリスとポリーニが有りましたのでメインシステムでじっくり聴いて見ました。ギレリスの演奏が好きですね。

ベートーベンは同じ様なメロディで曲数を稼ぐような作曲家(例えばモーツァルト、ハイドン、ブルックナー、マーラー等)では無い事が「特筆すべき事」で、ソナタ形式を厳格に守りながら発展させ、新たな世界を切り開いて行った作曲家だったと思います。やはりクラシック音楽の基本に座るだけの事は有ると感じました。

今日は「弦楽四重奏」の特集なので楽しみにしています。

チューナーは手放せなくなった

2015年08月20日 | ピュアオーディオ
2週間メインシステムから取り外して、チューナーなしでメインシステムを稼動させているが、取り外して非常に淋しく感じている。昨年まではCDPオンリーで連日8時間ほど聴いてきた。その前の10年間も同様にCDPのみだった。



FMチューナーを本格的に使い出したのは、屋根の上に5素子のアンテナを立てて、感度を上げてからの事になる。今年の1月からだ。1日に2時間ほどしか聴かない方にはFMチューナーは必要ないかもしれない。我慢できる範疇だと思う。だが、1日8時間もそれも10年間も聴いてくると、「予想外の音楽が聴ける」事は非常にメリットが有る。CDPを聴いて堪えられる時間はせいぜい2時間が限度である。リクライニングシートに座って黙々と聴いていられる時間が約2時間だからだ。それ以上の時間になると身体の節々が痛くなってくる事が有る。

気楽に「自分で選択しない」音楽を聴くのは「井の中の蛙」が外の情報に触れるチャンスでも有る。気楽に1日中聴き続ける事もできるが、情報収集の為に決まった番組を聴くのも非常に有意性が有る。CDばかりだと気に入った曲ばかりかけてしまう。そうなると毎日がマンネリになる。CDを見ただけで「これはこんな音楽だったな・・・」と思うとなかなかCDの選択に困る。殆どのCDが5回以上聴いているので、耳の中に残っていて、取り出す前に諦めてしまう場合も多い。

今回メインシステムのチューナーが壊れて、非常に淋しい気分になり、昨年までのCDオンリーの再生に戻れなくなっている。FMの番組表を調べて、この時間帯とこの時間帯はFMを聴くのだと決めると、生活の中でメリハリが出てくる。是非みなさんもFM放送を楽しんでください。違った音楽ライフが楽しめますよ。

FMチューナーを修理に出した

2015年08月19日 | ピュアオーディオ


2週間近く前から外していたチューナーをやっと修理に出しました。ついでにもう1台の7号リールオープンデッキも出しました。本来は貯めずに各個修理に出していれば良いのですが、置き場所の関係と買い物し過ぎの影響で延び延びになっていました。



こちらのGX-230が治ってくればX-165Dは処分します。FMチューナーは5年以上使っていましたので、修理は致し方ないと思いますが、GX-230は購入直後にトラぶりました。中古品を購入する場合はこんなリスクも有ります。割高でも整備された中古品ならこんなトラブルは少ないだろうと思います。

NHK-FM 「吉田秀和が語ったベートーベン交響曲」。

2015年08月18日 | ピュアオーディオ
昨日ご紹介した吉田秀和氏の「名曲の楽しみ」から、今日は交響曲の紹介が有り、14時から貼り付いて聴いていました。交響曲の1番~9番まで「抜粋」で各演奏家の演奏を紹介して有りました。

「交響曲 第1番 ハ長調 作品21から 第1楽章」
ベートーベン:作曲
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)レナード・バーンスタイン
(9分21秒)
<グラモフォン F00G-20115/20>
「交響曲 第2番 ニ長調 作品36から 第2楽章の一部」
ベートーベン:作曲
(管弦楽)クリーブランド管弦楽団、(指揮)ジョージ・セル
(2分15秒)
<CBS SONY 32DC 484>
「交響曲 第3番 変ホ長調 作品55から 第3楽章」
ベートーベン:作曲
(管弦楽)18世紀オーケストラ、(指揮)フランス・ブリュッヘン
(5分35秒)
<PHILIPS PHCP-1667>
「交響曲 第4番 変ロ長調 作品60から 第4楽章」
ベートーベン:作曲
(管弦楽)バイエルン国立歌劇場管弦楽団、(指揮)カルロス・クライバー
(5分00秒)
<ORFEO C100 841 B>
「交響曲 第5番 ハ短調 作品67から 第1楽章」
ベートーベン:作曲
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ウィルヘルム・フルトヴェングラー
(8分32秒)
<EMI CC35-3162>
「交響曲 第6番 ヘ長調 作品68“田園”から 第3楽章」
ベートーベン:作曲
(管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ヘルベルト・フォン・カラヤン
(3分08秒)
<グラモフォン F35G50002>
「交響曲 第7番 イ長調 作品92 から 第4楽章」
ベートーベン:作曲
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)カルロス・クライバー
(8分33秒)
<グラモフォン F35G 50243>
「交響曲 第8番 ヘ長調 作品93 から 第2楽章」
ベートーベン:作曲
(管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、(指揮)ヘルベルト・フォン・カラヤン
(4分00秒)
<グラモフォン POCG-9361>
「交響曲 第9番 ニ短調 作品125 から 第1楽章」
ベートーベン:作曲
(管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団、(指揮)ウィルヘルム・フルトヴェングラー
(17分45秒)
<EMI CC35-3165>

印象に残ったのが、5・9番のフルトベングラー・・・鬼気迫る迫力が有ります。それにこんなに録音が良かったっけ?と思うくらいノイズレスの放送でした。
4・7番のカルロス・クライバーも音楽の勢いが有って躍動感あふれる演奏でした。カラヤンの6・8番も良いですね。ジョージ・セル指揮の2番は、一糸乱れぬ弦楽器群は今でも感動モノでした。

NHK-FMで「吉田秀和が語ったベートーベン」をやっています。

2015年08月18日 | ピュアオーディオ
一昨日いつもの様にNHK-FMの番組表を見ていたら、今週火曜日から木曜日までの4日間 14時-15時55分、「吉田秀和が語ったベートーベン」をやっています。昨日は一回目の「第1回 大作曲家の全体像」でした。

昔良く聴いた番組でも有り、懐かしさも有りじっくりと聴きました。ベートーベンも初期・中期・後期で曲の傾向が有ります。初期から中期にかけては、「エイエイヤー」的な派手な曲で「外向的」で有るのに対し、後期になり耳がまったく聴こえなくなると「内向的」になっているんですね。どちらにも名曲が有り楽しませてくれます。

中でも気を引いたのが、以下の演奏者たち。

「ピアノ三重奏曲 第1番 変ホ長調 作品1 第1から 第1楽章」
ベートーベン:作曲
(ピアノ)ダニエル・バレンボイム、(バイオリン)ピンカス・ズーカーマン、(チェロ)ジャクリーヌ・デュ・プレ
(7分20秒)
<EMI CE25-5835/38>

デュ・プレは35才前後で無くなっていますのでみんな若い時代の録音です。熱気が伝わってくるくらいの演奏でした。明日からは交響曲に入る様なので楽しみです。

メインシステムのチューナーST-5000Fは故障中で外していますので、必然的にサブシステムのST-5150Dで聴いています。早く修理に出さないといけません。

久しぶりに自宅システムのアナログプレーヤーを使う

2015年08月17日 | ピュアオーディオ
今朝は朝から土砂降りの雨が続いています。これでは外には出れません。





昨夜は久しぶりに奥さんと娘が居ないので自宅でオーディオ三昧です。10年近くあまり聴かなくなっていたアナログプレーヤーを使って見ました。CDが出る前は毎日使っていたものです。もう35年前に買ったプレーヤーです。今でも正常に動きます。丈夫ですね。



一応音質対策は完了していますので、CDPの音より一段上の音質がします。色々音質対策をしていますので、知らない方が聴けばCDが鳴っていると錯覚するはずです。ノイズが全く有りませんし、音数もCDより上の数が出てきます。





昨夜は久しぶりにショパンを楽しみました。サンソン・フランソワのショパンのアルバム。カートリッジも10数個確保していますが、現在はSPU-リファレンスに固定。SPU-GEが2本も眠っています。



音楽部屋のオリンパスシステムより、個人的には自宅のSP-707J+αシステムの方がシンプルな構成で、質感もこちらの方が柔らかい上に気楽に聴けるので気に入っています。



プリはマッキンC22のコピー品、パワーアンプはWE101Dppで出力1.4W/chしか有りませんが、SPユニットが高能率なのでパワー不足は感じません。両アンプの内部配線は特殊な銀線で全て配線しています。1種類の全く同じ配線です。プリアンプにはパートリッジのミキサーに使われていた昇圧トランスを内蔵させて、接点の数を最小にして伝送ロスを極小化しています。フォノケーブルも極太の最高級スペシャル仕様です。音数・ヌケ・キレ・ノビが一般のフォノケーブルとは全くグレードが違います。



個人的に凄い思い入れを持って作り上げました。このシステムが一生付き合うシステムだろうと思います。




この頃は写真の方に気が行っています。

2015年08月16日 | ピュアオーディオ
また暑い気温が戻って来ました。クーラーを入れればメインシステムも楽しめるのでしょうが、まだその気になれません。レンズを数本仕入れたので、レンズをとっかえひっかえしながら出たり入ったりしています。





写真を撮りたくても被写体が少ないので、オーディオ機器も対象になって来ます。蜂の巣ホーンとハイルドライバーを左右から撮って見ました。



オープンデッキも定期的に動かして聴いています。現在2台体制ですが1台で良さそうです。



こちらは処分も考えています。もちろん入れ替えの為です。当然後釜に座るデッキが有ります。



常時流しで使っているサトリのミニアンプ。現在はD208systemを鳴らしています。



管球プリとSRP-P-2070でJBL#4311(特殊銀線仕様)を鳴らしています。



6畳の部屋に小型とは云え3セットも置くとスペースが取れません。SPの上に重ね段すれば何でもない事でしょうが、私はSPの重ね置きや1台のアンプでSPセレクターかましてSPを切り替えて聴く様な事は基本的に好みません。SPに対して愛情(愛着)の無い様な使い方は好みません。

昨年の8月15日は何を書いていたかな?

2015年08月15日 | ピュアオーディオ
今年もお盆の8月15日を迎えてました。暑い日が続き、音楽を聴くのには不適当な気温の連日。特段書きたい事もないので、昨年の8月15日は何を書いていたかな?と思って過去ログを調べたら「音質アップを続けて行くと・・・」と書いていた。相も変わらぬ姿勢ですね。

現在は少し事情が変わって来ている。昨年はFXヒューズを6月末にレビンソンNo431Lに導入し、鳴らし込みを続けていた。機器によってその活性化の時期が変わるので、「何処で変わるか?」を観察していた。その為昨年の8月15日は必至で鳴らし込みをしていた様に思う。それも今年の1月初めに「活性化」の兆しを掴んで、2月には変化しなくなったのを確認した。鳴らし込みが終わったのである。

一応今年2月で「音質対策」の鳴らし込みは終了している。現在はサブシステムと合わせて「お守り」に専念している。そろそろ「オープンデッキの実力がどれほどのものか?」と本格的なケーブル類の配置を準備している。

気候が良くなるとメインシステムを聴きたくなる

2015年08月14日 | ピュアオーディオ
昨日・今日と気温が一時期の猛暑と違って下がって来ましたので、メインシステムで音楽を楽しんでいます。



「音質対策」として「セッティング」や「伝送ロスの極小化」・「音変換ロスの極小化」をメインに対策して来ましたが、次の切り口を探しています。



余り金額をかけないでやれる事が良いと考えています。ソース機器の「音質アップ」辺りが良いのでないだろうか?・・・オープンデッキの音の厚みを聴くと可能性を感じる。サブシステムで一番良いソースはX-165Dであるし、本気になって電源ケーブル・ラインケーブル類を最上級のプラグとケーブル材にして見たい気に駆られる。一応この秋に予定はしていて材料を集めている。

やはりメインシステムを聴いてしまうと・・・

2015年08月13日 | ピュアオーディオ


梅雨明けした7月下旬から「猛暑」に悩まされ、メインシステムで「音楽」を聴く事が出来なくなっていました。その期間中は主にサブシステムで音楽を流していました。時には「真剣に聴いても良いかな?」と思ったりもしました。それくらいサブシステムの出来も悪くない状態です。



昨日は雨が降って気温も下がり、快適な温度になりました。久しぶりにメインシステムのリクライニングシートに座って聴きました。やはりこちらを聴いてしまうとサブシステムは「おもちゃのおもちゃ」ですね。まるで音楽の表現力が違う。音楽がうねる様なドラマチックさが有ります。メインシステムでは演奏者の意図した演奏が再現される様な感じを受けます。ピアニストなら指のタッチの感覚、ピアノなら弦のユニゾンの響きの違い等が判る様に感じます。

「音質アップ」を繰り返して来て、「激変」に次ぐ「激変」を何度も繰り返して辿り着いた現在のシステム。そのキーポイントは「ケーブル」に有ります。機器の内部(例えばアンプの内部配線)や電源ケーブル、ラインケーブル、SPケーブル、SP箱内配線等何処にでも使われています。信号を伝達するケーブル材が殆どの音を決めていると云っても過言ではないでしょう。アンプやSPの音(音色)と云われているうちの半分以上は、「使われているケーブル」の音です。アンプ等の機器なら電源ケーブルの音と云っても良いと思います。それくらい「音質」に効いて来ます。