Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

真空管の交換

2009年04月17日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムの中音用6L6Gppアンプのパワー管の寿命がそろそろみたいなので、
現在使用中の6L6Gを6L6Gメタル管の交換できないか「音質確認」をして見た。

結果は「ガタ落ち」はしないけれど「音のヌケ・キレ・情報量」で及ばない。
使えないレベルではないが6L6Gを聴いてからはシステム全体が今一音の弾みが感じられない。

今使っている6L6Gは価格が高いので予備の球を揃えるのが大変です。
また数もそんなに沢山ありませんので出会いがないと買えません。

それに比べメタル管は結構安価で豊富に見る事が出来ます。
使える目途は立ちましたので少しづつ買い集めて行きたいと考えています。


音楽漬けの毎日

2009年04月16日 | ピュアオーディオ

私の休日は、昼間は事務所の方でJAZZやクラシックの大編成モノを楽しんで、自宅では室内楽やヴォーカル、ピアノトリオを中心に楽しんでいます。

今日は午前中RCA箱システムでMJQの「ラストコンサート」、午後はオリンパスでクレンペラーの「エロイカ」、カラヤンの「ツラトストラ」を聴きましたら疲れましたので、1時間散歩に行き、次はBC-Ⅱシステムで岡村孝子を楽しんでいます。

システムの数が多いのでお守が大変です。音楽漬けは良いのですが毎日となると「苦痛」と「喜び」の区別がつかなくなります。


突然の来客

2009年04月15日 | ピュアオーディオ

今日は基本的に「定休日」ですので「レコード」を楽しもうと張り切っていましたが、突然の来客が有り(毎度の事)対応に終われました。

来社されたお客様は先週お一人でお見えになりましたが、今回はご友人とお二人でお見えになりました。

お連れの方の話を伺っていますと「ウエスタンのSP」(19Aホーン?)をお使いとの事。米国で仕事をされていたので帰国される時に買い求められたとの事でした。(数十年前)

モニタールームのSPをお聴きいただいてから「オリンパス」を聴いていただきましたが、「オリンパス」のサウンドを聴かれてビックリされていたようです。


フォノイコ C-220

2009年04月14日 | ピュアオーディオ

今日は朝からC-220を引っ張り出してレコードを聴いていました。

オリンパスシステムですのでC‐290にAD-290Vを付けています。
そのまま単体でADを楽しめますがこのAD-290ではCDの方が良いサウンドに聴こえます。
自宅では明らかにADの方がより高音質のサウンドです。

そこで眠っていたC-220を引っ張り出して、一般のケーブルで聴いて見ました。

「AD-290VはとてもC-220に及びません」と言う結果に終わりました。
音数・音のキレ・ヌケ・表現力と全然比べ物になりません。

C-220を使いますとこちらでもCDのサウンドを上回ります。
困りました。置き場所が大変なので簡略化しようと考えていたのですが
これでは簡略化できません。

C-220を使ったレコードの再生は「又聴きたくなる」と言う魅力に満ちた物で
真剣に音楽を楽しみたいならこちらになってしまいます。

逆に云うと「CDPを換えないとADを追い越せない」と言う事になります。

アキュフェーズから最新のフォノイコが出ていますので気になる所でもある訳です。


6L6Gアンプのその後

2009年04月13日 | ピュアオーディオ

自宅のメインアンプがトラブルでリタイヤして、代役で入れた6L6Gシングルアンプがようやく「馴染み」出してきたようです。

このアンプは今まで「化け物シリーズ」の電源ケーブル、インコネケーブルでしかドライブした事が無かったので、繋いで直ぐは「ふん詰り」したようなサウンドでした。質感は良かったのですが・・・。それが今日あたりから「のびのび」としたサウンドを出してくれるようになっています。

このアンプは出力が5W以下だと思うので別の実験を試みています。

今までに使ったアンプはドライブ力も出力もSPの能率に対して過大でしたので、メインアンプの出力を3割ぐらいのボリューム位置にしても、プリアンプのボリュームを9時の方向ぐらいまでしか上げられませんでした。

今回はメインアンプの出力を50%にして、プリのボリュームを11時から12時で使えるようにして楽しんでいます。プリアンプのボリュームを50%くらい使えるような使い方にしています。こちらの方が「本来」のプリとパワーアンプの使い方に近いです。

6L6Gシングルアンプもなかなか素晴らしいサウンドを出してきます。穏やかな音のたたずまいながら、深みが有り艶やかにバランスよく鳴り響きます。音数も初期と比べると数段上がっているようです。まだチョッと低域がふくらみ気味ですがそう大きな不満は有りません。

「オーディオしている」と言うサウンドではなく「音楽を奏でている・楽しめる」と言う様な感覚です。ゆったりと椅子に腰掛けても寝転がっても楽しめるサウンドです。耳障りな質感が皆無ですので「このままメインアンプとして居座ってもいいかな?」とさえ思います。


久しぶりにオーディオ道場に行く

2009年04月13日 | ピュアオーディオ

今日は久しぶりに(半年ぶり?)熊本県西原村の「オーディオ道場」さんへ行って来ました。目的は自宅のメインアンプの修理依頼です。修理はマスターがするのではなく「管球アンプ」の「ゴットハンド」が別にいらっしゃいますのでこの方に一度見ていただくと安心できます。

症状的に「過電流」が流れているようですので抵抗かコンデンサーがいかれたんだろうと思います。

道場の方も少しづつ変化しているようでALTECの515Bが転がっていたり、管球アンプもゴロゴロ、タンノイのHPD385がフロントロード後面解放で軽く鳴っていました。正面側の奥には畳敷きの和室スタイルのコーナーも出来ていたりと変化しています。

久しぶりに出会った常連さんと3人で話し込んでしまいました。高速代が¥1000円になったおかげで県外からのお客さんが増えつつ有る様です。


6L6Gシングルアンプ 結構やるなあ!!

2009年04月12日 | ピュアオーディオ

Blog_008 3B352Bシングルアンプがトラブルの為休止したので本日代役の6L6Gシングルアンプを自宅に持ってきました。

持ってくるにあたって「ヒューズ」と「SP端子」のグレードを合わせました。アンプの内部配線は既にTrail仕様にしていましたのでこの2点の改良点のみの追加加工です。

アンプの交換は10分ほどで終わりさあ音出しです。「お、なかなか良いではないか!!」同じシングルアンプと言う事で「穏やかな」鳴り方をします。

ケーブル関係とSPがほぼ完成していますのでつなぎ変えても「違和感」が有りません。当初「がた落ち」するのではないかと危惧していましたが「杞憂」に終わりました。

事務所のモニタールームでアルテックの#614(604-8G)を鳴らしていたので、そう悪くは無いだろうと思って選びましたが、非常に音楽性が高いのに驚いています。

厳密に言えば3B252Bアンプに比べますと「音数」、「スケール感」等々スケールダウンしますが、これはこれで十分メインで使える音質です。球をもっと良い球にしてあげれば更に良くなると思います。パワー管は既にSTCのCV1947ですので整流管はCV378の細管→太管に替え、前段間をHL4→NR52に。

しばらくの間のつなぎのアンプですのでそこまでこだわる必要も無いでしょう。このままで十分音楽が楽しめます。出力は5Wくらいは出ているようですが、SPの能率が高いので余裕で鳴っています。音のたたずまいやバランスが良いし聴きやすいです。


またトラブルが・・・

2009年04月11日 | ピュアオーディオ

Stc4033l5 昨夜、家内がいない事を良い事に「音楽三昧」をしていましたら、「もう少ししっとり感が欲しい」と思うようになり、パワーアンプの整流管の球交換を思い立ちました。3B252Bアンプで唯一新品でない球は整流管のCV378だけでしたので、先月ムラードの5U4Gを手に入れていましたので交換して見ました。

SWをいれて20秒後ぐらいでしょうか?「バチン」と音がパワー真空管の方でしましてビックリしました。その後パワー管を観察しますと「過電流」が流れ始めているのかヒーターの光り方がLchと随分違います。たぶん内部のCかRがパンクしていると推察されます。

Blog_007 その後は、3B252Bアンプの電源を切り次のアンプを持ってくる事にしました。予備のアンプとして同じHL4を前段に使った6L6Gシングルアンプが有りますのでこれを準備します。このアンプはまだSPターミナル交換をしていませんので急きょ交換をしました。

今夜この6L6Gアンプに接続して3B252Bアンプを取り外します。明日事務所の方に持って行って中を開いてチェックしようと思っています。


ゴールドウィングの使い方について

2009年04月10日 | ピュアオーディオ

707j21 JBL ハーツフィールドに付いているゴールドウィングのホーンは537-509と云う型番のホーン+レンズです。後にHL89と云う型番で復刻されました。

この537-509のホーンを707Jシステムで使っていますが、ハーツフィールドの様に「バッフル」に付けて鳴らして見ましたら、「バッフルなし」の方がはるかに「音数」や「余韻」が多いのです。ですのでバッフル板を使わないセッティングにして使っています。ドライバーも写真では見えませんがフランジ部の処にスタンドを使いドライバーに触るものがない様にして使っています。

ホーンとレンズ+ドライバーのセッティングではHL88やHL90(#2395)の用に専用スタンドを用いてホーンを点支持で支えながら使うのが一番良い様に思います。ドライバーで支える様な使い方は大切な音を殺してしまいます。この頃のJBLは本当にコンプレッションドライバーの使い方を熟知していたようだと思います。

ただ収納性の面でこののちはエンクロージャー内部に取り付ける様な使い方に変わっていきますが、音質的には「デメリット」を含んでいると思っています。

ハーツフィールドの本物も聴いていますので「本当に良いサウンド」がしますが、もしホーンとドライバーを外付けにしていたらもっと音質は良かったのではないかと思っています。でもハーツフィールドのデザインは素晴らしいですね。