Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ケーブル類の面白い性格

2017年03月15日 | ピュアオーディオ
私はケーブル類を全て同じケーブルに統一して使っています。自分の作りだした最高級のグレードにしています。その理由は、「情報伝送」の統一が目的です。この方式に至った理由を以下に2つの例を出します。

1)プリアンプの内部配線の経験
CR-1000管球プリアンプの内部配線を交換していた時の話ですが、このプリには「テープデッキライン」が入っています。INとOUTが各々1系統づつ入っています。

CDとチューナーぐらいしか使う予定が無かったので、AUX3系統とフォノ2系統だけ使える様に、内部配線を交換しましたが、その前に交換した同じ管球アンプの「C22モドキプリ」とは格段にグレードの下がった音しか出て来ませんでした。その音が、内部配線交換前の状態からそんなに変わっていないのです。「テープデッキライン」だけが未交換でした。この後、このテープデッキラインの「プラス配線」のみを交換しましたがそれでも変わりません。最後に残った「テープライン」の「マイナス配線」も交換して見ました。・・・あら不思議!!!音ががらりと変わりました。「C22モドキプリ」と同じ音質グレードに変わりました。

この事から、「シャーシグランド」(アースライン含む)もサウンドに大きく効いている事が判りました。例え使っていなくても、「繋がっている部分」は全て交換しなくては当初の目標に到達しないと云う事。

2)デジタルクロックケーブルの選択
デジタル機器でデジタルクロックの精度はサウンドに直接効いて来ます。このクロックケーブルを「クロック」だけの伝送だと思ったら大間違いで、使うケーブルのグレードがシステム全体のサウンドになると云う事。質の悪いクロックケーブルにすると「質の悪い音」がシステムから出て来ます。グレードを上げてやるとリアルに反応します。結局たった1本のクロックケーブルも最高級グレードにせざるを得なくなりました。

メインシステムは「バランス電送」で接続しています。XLRケーブルにはグランド端子が有ります。これで機器間のシャーシアースラインが繋がっています。

結局、ケーブルだけで全てが繋がる訳ですが、「回路」の中には「シャーシグランド」が入っているので、使わない内部配線も重要なファクターをも持っていると思います。だからどんな些細な配線も「最高級グレードの配線」に交換したいと思っていますが、TR型アンプやソース機器の内部配線は交換できるはずも有りません。結局現在ではその部分が唯一未対策部分になります。この部分に対してはメーカーの見識が変わらなければ良くはならないでしょう。


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4 コメント

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・・・ (こだわるマスター)
2017-03-15 22:44:40
・・・でわ。
ソースの録音マイクケーブルも、録音機材ケーブルも、リマスタリング機器関連も、ソフトの製造会社も、

FM放送会社の機材も、送信システムも、中継システムも、

原子力発電所、火力発電所、水力発電所、送電システム、高圧送電線、変電所、屋内VVF線、・・・

切りがないですね(笑)
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たかが知れています (しき(トレイル))
2017-03-15 22:56:42
こだわるマスターさん コメント有難うございます。

ケーブル(配線)は何処でも使われています。どこまでやるか?は個人でやる限りたかが知れています。

結局は全てが中途半端、何処かで妥協するしか有りません。ただシステム内で対策実施してもそれなりの効果は出ます。効果が出るからと先に進めて行くと「壁」が出て来ます。
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はい。 (こだわるマスター)
2017-03-15 23:13:23
おっしゃる通りです。
マスタリングスタジオの音。
これ以上の音は、出したくても出せません。

あとは、音を足すのか?、引くのか?

どちらかを選ぶだけの話しですから。
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ソフトのメーカー (しき(トレイル))
2017-03-16 14:35:51
こだわるマスターさん 再コメント有難うございますね。

再生側でいくら対策しても、ディスクに入っている情報量を100%に近く引き出す事しか出来ません。

それに対し、ソフトメーカーはディスクに情報量を沢山詰め込むことも出来ます。ソースが良くなれば再生側も楽になりますね。

録音などももう少し何とかしてほしいと思いますが、規格化すると規格に入っていれば良いという安直な発想が出て来ます。本来は「革新的な」発想で改善してほしい処です。
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