Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

機器とケーブルの価格バランス

2018年05月06日 | ピュアオーディオ
一般の方のお宅にお邪魔してステレオを聴かせていただく機会が有りますが、「機器偏重」なオーディオシステムが非常に多いです。機器の価格が軽く¥300万円を超えているのに出ている音は「今5」レベルの処が多いです。

その理由は簡単。ケーブルとのバランスが取れていない。価格云々よりも「ケーブル類の性能」が機器に大きく離されている。例えばCDプレーヤーで100個の情報を拾って送り出そうとするが、プリアンプに届いた時は20個になっている。20個をプリアンプで増幅しても精々30個ぐらいまでしか増えないだろう。(基本的に消えた音数は戻らない・・・と私は考えている)

仮に30個の増幅がプリアンプで出来てもパワーアンプにはせいぜい10個位しか届かない。パワーアンプで倍の20個に増幅しても、スピーカーには5個程しか届かない。SPユニットではそれが1~2個になる。・・・と私はイメージしている。

それぞれの音数を少なくしているのは「ケーブル」である。このケーブルに着眼して「ケーブル開発」をして来た。その成果として、メインシステムで得たノウハウをダウンサイジング化する為、今回5セットのSPシステムを作ったが、その答えがそのままサウンドに表れている。

シングルユニットのLE8Tやオルソンのフルレンジ1発で、一般のオーディオマニアの方の音数を軽く超えている。多分信じられないだろう。

オーディオ雑誌を沢山読んできた方程、雑誌によって「洗脳」されて「機器偏重」のトレンドになっていると感じる。同じ機器をオーディオ評論家諸氏に寸評させても「十人十色」でバラバラで有ろう。何故なら使う機器もケーブル類も同じでない環境で寸評しているからだ。同じ場所で一緒に聴いて寸評しても同じだろう。表現の仕方も十人十色であるから。

そんな雑誌の寸評を覚えて、評論家の真似をした処で何になるのやら・・・。もう少しステレオシステムを構成する機器ばかりではなく、原理や実際を考え、「見えない処」にも予算を割くべきだと思う。今時「太いケーブルほど電気が沢山流れる」事ぐらいはガソリンスタンドのお兄さんでも知っている。



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2 コメント

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Unknown (Luxman好きのジジイ)
2018-05-06 20:56:46
以前、M-06αでコメントしたものです。
ケーブルの重要性は色々と取りざたされています。
 自分は電源ケーブルにより劇的に音が変わった経験が無い。ヒューズを高級品に交換しても変化を感じない。
 ステレオの右に高級RCAケーブル、左にホームセンターで100円で買った赤白のRCAケーブルにしてもどちらも同じ音がします。左が安物ケーブルだから気持ち安っぽい音がするような気がする。おそらくブラインドテストをしたら全く分からない。
 悲しいかなこれが私の現状です。女房に確認してもらっても同じだよと言います。私と女房の耳がおかしいのでしょうか。自分も女房もCDとレコードの音の違いはハッキリと分かります。44.1kHz/16bitと96kHz/24bitの違いは共にハッキリ分かるのであながち耳が悪いとも思えない。
それから音数って何でしょうか具体的に教えて下さい。音の数???って何ですか。
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ケーブルについて (しき(トレイル))
2018-05-06 22:27:06
Luxman好きのジジイさん コメント有難うございます。

M-06αも約3か月になりました。その後も何も交換せず毎日4時間以上鳴らし続けています。信号ラインのノイズは完全に消えました。まだ電源ラインは時間がかかりそうです。出力が0.00~0.01Wではチョッと時間がかかりますね。1年ほどかかると見ていますので、そのうち「ヌケ」て来るでしょう。かなり活性化の進捗改善はして来ています。

さてケーブルのお話ですが、まさしくCDPで100拾った音がSPからは1~2程しか出ないシステムをお持ちの様です。何処か1ヶ所変えたぐらいでは変化も出ない(吸収されている)状態です。根本的にご自分でどうしたらよくなるか?お考え下さい。体験しないとまずわからないと思います。

音数のお話の件、私のシステムで聴けばご自宅で聴こえない音が沢山聴こえる事になるでしょう。

音質アップのきっかけとヒントは示しましたので、対処方法等はご自分でお考え下さい。
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