先日まで管球プリ1号と2号をとっかえひっかえ交換して試聴を繰り返していた。何故なら「アンプの完成度」を確認していたからだ。音質もさることながら、ボリュームの位置や表現力も含め、「作り」の観点で見定めしていた。
結局1号も2号もまだ完成途中にあると思う。どちらも「ボリューム」のインピを合わせる必要が有り、1号は設計値の250KΩだが、私のシステムは高能率なので500KΩの方がボリューム位置が適正になる。低音が出過ぎている事も踏まえて一度交換して見たい。2号は設計値100KΩに対し250KΩなので、ボリューム位置が高能率システムにしては高すぎる。こちらは100KΩに戻した方が良いと判断した。
管球プリ1号は自宅システムの中枢だったので、外すのをためらっていたが、2号を自宅システムに持って来て、ボリュームの不適正を痛感した。2号のボリュームを指定通りにすれば自宅の中枢で使えるグレードになる。ただA&Bやクラロスタットのボリュームの音色も捨てがたい。ボリュームを交換すればそれで終わりではない。「音楽表現力」が聴き劣りしないボリュームを探す事になる。
ちなみに、オリンパスシステム(SP-707Jシステムでも同じ)の通常のボリューム位置は、1号が「8時の方向」、2号は「11時の方向」で、適正値は「9時の方向」と思っているので、この値に近づけて使いたい。