Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

中古機器の復活は・・・

2016年10月22日 | ピュアオーディオ
この処「音楽」を楽しむ日が多くなっている。先週まではMD機やDN-H4600Nの録音・再生の環境アップ(ケーブル類等のグレードアップ)をしていたがそれも完了し、「待ち」の時間になっている。

今回MD機のADW-B5が非常に良くなっている。ジャンク品になり「死んでしまった」状態で長期間放置され、それを手に入れて「修理」したが、すぐにはすべての機能が復元したわけではなく、使うにつれ少しづつ「機能回復」して来た様だ。

中古品を「生き返らせる」為には、手順を踏んでいる。機器が正常に動くようになれば①普通一般のケーブル(電源ケーブル、ラインケーブル)で接続し、最低約1ヶ月ほどその状態で鳴らし込む。②ケーブル類のグレードを上げてまた1ヶ月~3ヶ月程鳴らし込む。③最高級グレードのケーブルに変えて最終形にする。・・・という様に、ケーブル類のグレードを段階的に引き上げていく。

最初から最高級グレードのケーブルにしても良いのだが、「ふん詰まり」の期間と症状がひどくなるので、その間、音楽を聴くのが耐えられなくなるのだ。

ケーブル類の交換はすぐに出来るが、機器の方がその伝送容量に対応できていない。ある一定の容量まで(ケーブル=機器内配線まで)はすぐに使えるが、「ケーブル>機器内配線」になると「ふん詰まり」が発生する。「ふん詰まり」はA)
電源ケーブルによるものとB)ラインケーブルによるものと2種類ある。それぞれケーブルの下流側にある機器やSPに影響を与える。特に電源ケーブルで機器の音質やグレードが大きく変わるが、電源ケーブルによるその当該機期の活性化に時間がかかる。電源トランスが抜けるまで最低でも1ヶ月~3か月かかる。

伝送容量が「ケーブル>機器内配線」であっても、その差が大きいほど「活性化期間」が極端に長くなる。機器をシステムに組み込んですぐに完全に性能を発揮するなんてことはない。地道に鳴らし続けて半年~1年程はかかる。(私の場合)毎日5時間以上鳴らしての事であるから、累計1000Hr(半年)~2000Hr(1年)ほどの鳴らした時間が要る。一般の方が2Hr/Day程鳴らした場合、1年間でも730Hr程にしかならないので、1年以上かかることになる。

先週、私のケーブルのコピーを作られる方が昨年作成された「電源ケーブル」を使って、丸1年かかってようやく「活性化」した様で電話が有りました。「やはり1年かかりましたとのこと」。次はSPケーブルに挑戦されるようです。私は「ケーブルの自作」を勧めている。何故なら、この先オーディオ業界は先細りするであろうから「音が判る」方がどんどん減っていく。ショップの技術力もどんどん落ちている。こんな状況で20年先・30年先を予測すると「自作」出来る様になっていれば更なる音質アップが可能となる。材料の確保とスキルを身に着けておくべきだと思う。


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