誤字が多いので注意を受けることが多くあります。見直すときの注意不足です。
昨(24.3.12)読売夕刊に、本の販売週刊ベストセラー(3月4日紀伊国屋書店梅田本店調べ)が掲載されていました。
③に『ふしぎなキリスト教』(爪橋大三郎・大澤真幸著・講談社現代新書)、⑦に『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』(島田裕巳著・幻冬舎)が入っていました。
“これは既成宗教への風が吹いているのか”、とも思われます。ネーミングへの興味なら2書が同時にベストテンに入ることはないからです。少しこの風に対して要注意です。
『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』を購入しようと思いましたが、アマゾンの同書カスタマーレビューに、“人目をひきつけるタイトルであるが、その答えは「おわりに」に短く記されているだけである”とあり、これは看板に偽りありと止めました。
以下、アマゾンの同書カスタマーレビューからの転載です
興味を引いたのは曹洞宗の寺院の数。
14499寺。その数はセブンイレブンの店舗数13718点よりも多いのである。
その理由は葬式仏教の生みの親だからだそうだ。
タイトルにある質問の答えだけを知りたければ、最後の10ページを読めば十分です。「仏教宗派の謎」と小さく書いてある方がこの本の正しいタイトルだと思えばいいでしょう。まあ、中身とタイトルのズレという点でいうと、これでも幻冬舎新書の中ではマシな方かもしれませんが。ただし、中身はなかなか良いと思います。仏教伝来から今日にいたるまでの、日本の仏教の変遷がコンパクトにとてもうまくまとまっています。著者は既に多くの著作がある宗教学者。
禅宗は中国との交流が盛んで、中国語にたけた僧侶は外交や貿易での仲介役や医学書などの翻訳訳も果たした。意外にも葬式仏教の原型を生んだのは曹洞宗で、これが他の宗派にも広がる。
誰もが一度は疑問に思ったことがある、日本の仏教の宗派の特徴や違い、そしてそれらが生じた経緯をざっと理解するのに便利な本です。(以上)
タイトルのつけ方が、さすが幻冬舎というべきか、売るためには手段を選ばずというべきか。私の判断は、「これは立ち読みすべし」というものです。
昨(24.3.12)読売夕刊に、本の販売週刊ベストセラー(3月4日紀伊国屋書店梅田本店調べ)が掲載されていました。
③に『ふしぎなキリスト教』(爪橋大三郎・大澤真幸著・講談社現代新書)、⑦に『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』(島田裕巳著・幻冬舎)が入っていました。
“これは既成宗教への風が吹いているのか”、とも思われます。ネーミングへの興味なら2書が同時にベストテンに入ることはないからです。少しこの風に対して要注意です。
『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』を購入しようと思いましたが、アマゾンの同書カスタマーレビューに、“人目をひきつけるタイトルであるが、その答えは「おわりに」に短く記されているだけである”とあり、これは看板に偽りありと止めました。
以下、アマゾンの同書カスタマーレビューからの転載です
興味を引いたのは曹洞宗の寺院の数。
14499寺。その数はセブンイレブンの店舗数13718点よりも多いのである。
その理由は葬式仏教の生みの親だからだそうだ。
タイトルにある質問の答えだけを知りたければ、最後の10ページを読めば十分です。「仏教宗派の謎」と小さく書いてある方がこの本の正しいタイトルだと思えばいいでしょう。まあ、中身とタイトルのズレという点でいうと、これでも幻冬舎新書の中ではマシな方かもしれませんが。ただし、中身はなかなか良いと思います。仏教伝来から今日にいたるまでの、日本の仏教の変遷がコンパクトにとてもうまくまとまっています。著者は既に多くの著作がある宗教学者。
禅宗は中国との交流が盛んで、中国語にたけた僧侶は外交や貿易での仲介役や医学書などの翻訳訳も果たした。意外にも葬式仏教の原型を生んだのは曹洞宗で、これが他の宗派にも広がる。
誰もが一度は疑問に思ったことがある、日本の仏教の宗派の特徴や違い、そしてそれらが生じた経緯をざっと理解するのに便利な本です。(以上)
タイトルのつけ方が、さすが幻冬舎というべきか、売るためには手段を選ばずというべきか。私の判断は、「これは立ち読みすべし」というものです。