関空に向かう時、ザックを見た印象が小さいと書いた。どれだけのものを用意したか、以下の通り。総重量11.1キロ。ここから着用するものを引くと、9.6キロ。結局、行動食やお茶などが入ったりして結局10キロ弱を背負って歩いていた。
装備:
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半袖Tシャツ(ヒートテックx2)
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下着(山用x2)
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靴下(山用x2)
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手袋(雨時用1、防寒1)
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ネック・ウォーマー(帽子、目だし帽にもなる三徳)
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行動時のシャツ(ユニクロの長袖x2)
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ズボン(ひざ丈で半ズボンにできるようになっていて、ポケットが多いパンツX1)
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雨具(ポンチョとセパレート・タイプの下)
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ライト・ダウン
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山ジャケ
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ジャージ(下)
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タオル(水泳用x1、普通のものx2)
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スポーツタイツ(CW-X)
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ヘッドライト(単4x3、山用)/ 自転車で使うテープ状の反射板
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水筒
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携帯の充電器
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カメラの電池の充電器
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GPS用の電池の充電器
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予備電池(単3x2、単4x3、カメラ用x1、GPS用x2)
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洗濯バサミx3
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歯ブラシ、歯磨き粉
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洗剤x4
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エマージェンシー・シート
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細引き(1.5メートル)
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マキロン
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バンテリン
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胃薬 / ビタミンC
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液体バンソウコ
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爪切り
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デジカメ
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ガーミン(GPS)
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コンパス
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メモ帳
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ボールペン
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マジック
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「わら一本の革命」(B5判180ページ)
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防水地図カバー
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財布、家の鍵、スイカ、小銭入れ
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ザップ
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ナップ・バック(さんや袋の代わりに)
お参り用品(白衣と金剛杖以外):
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納経帳
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納め札
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般若心教
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地図(遍路みち保存協会編)
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お線香
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ろうそく
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ライター(x2)
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お賽銭
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菅笠
無駄を省いたつもりだったが、あまり使わなかったもの・さらに省けたのではないかと思える物があった。まず、8のポンチョ。緊急時のツェルト代わりもあるが、防寒具としても考えていた。これはホント季節による。12月、これは全く防寒にならない。第二次の時は重宝したが、今回使ったのは松山に着いたその日だけ。防寒として、それ以降、10の山用のジャケットばかりを使う。こちらは十分耐水性もあるし風も通さない。暖かいとはいえないが、ヒートテックのTシャツとユニクロの長袖にそのジャケットで十分だった。もちろん寒波のタイミングもあったが、防寒として備えていた5と9は行動中使わずに済んだ。これらは宿に入ってから使った程度。4の手袋、防寒用のものは毎日使った。雨用に用意したものは結局使わずに終わった。31のGPS。記録をと思ってのことでもあったが、もちろん迷った時の対策。スイッチのオンオフが上手くいかなくなってしまい、結局三日分くらいしか使っていない。ただ、伊予和気からは横峰寺や雲辺寺のような山をいくことはあっても、大概が人里や街中。何かあれば地元の方たちにうかがえたろうから必要だったか。第二次の時は金剛福寺以降、メインではない山中のコースを選んでいて重宝した。どこを歩くかによるってことかもしれぬ。ただ、地図とコンパスがあれば十分。15の水筒。最近出ている山用のハイドロシステム対応のジップロックのような袋状のもの、ザックのサイドに着けられる。これは今回使わなかったが、第二次の時になくてはならないものだった。いつなんどきでも忘れちゃならないだろう。
重宝したものとして、防水が効いてるデジカメ。記録だけでなく地図として大いに役立った。次の日の行程の分を撮っておく。すると翌日雨の時でも地図を濡らすことなく、位置を確認できた。しかもポケットに仕舞える。雨の中濡れないところを探しザックを降ろし開けて、なんてことをしなくて済んだ。これにGPSが付いていたら…。意外だったのは、雨具の下。防寒にもなったし、ズボンの汚れを防止するのもの役立った。二つ持っていたライター。寒さで一つがつきづらくなった時があって、交互に使って難を逃れた時がある。
最後に靴のことを記録しておこう。クッション性もあり通気性も良く使い勝手がいい。普段の散歩のときに愛用してる。が、どうもこれ、二週間ほどしか使えないのではと思える。次の写真のように底はそれなりに減る。それはしかたない。問題は、横になっている物のつま先あたりを見ると裂けてきているのが判る。ここだ。拡大したのが二枚目。歩き遍路はそれだけ過酷な状況になっている、とうことだろう。第二次の時も同じモデルの色違いを使っていたが、おなじ様なところが裂けていたことを覚えている。これを通し打ちで使っていたら、と不安になる。通すのなら、違うものを探さねばならない。
さてさて、後は高野山へのお礼参り。コースは九度山駅から町石道を歩くつもり。もう少し調べなければならないが、もうこれほどの装備はいらないだろう。三月か四月にと思っている。楽しみである。
今日の一枚:12月4日に行く前の写真がある。それと比べても、苦労かけたなぁ、と。杖や笠と同じで戦友のよう、捨てるに捨てられぬ。