二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

美しい、その瞬間の次

2013-04-18 19:04:59 | 徒然に想う
遊水池の入り口から木道へのスロープを下りていくと、湿地帯。そこに菖蒲や色々な湿地を好む植物が群生している。この季節、多種多様な緑や花が咲き始め実に楽しい場所になる。

今朝、そのスロープを下りていくと、一輪の黄菖蒲。確か…、昨日の朝は咲いていなかった。今年初めてなので近寄って、一枚パチリ。まだ青の時間の余韻を残す水面が背景…うん。

《朝陽待とう 黄花菖蒲と 佇んで》



「あっ、花が咲いてる」と目に飛び込んでくる。すると、最初はきれいだなぁと思う。だが、次の瞬間、「どうして」「なんで」今まで気付かなかったのだろうと…。もちろん、前日通ったあとで咲いたかも知れないが、見ているようでなにも見ていない。あるいは、記憶するセンスがない…のかと思うのだ。どちらにしても、美しいものは美しいのだからかまいやしないが、ものを見ることの難しさを感じる瞬間だ。





今日の一枚:先ほどの黄菖蒲。4時50分頃。