二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

野のクラゲ

2013-04-05 13:06:49 | 徒然に想う
今日、清明。「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」。ここ数日のうちに、様々な花が咲き乱れ、色とりどり豊かになった。まさに春本番。

今朝、こんな春も見つけた。電車の中、卒業アルバムのように一人ひとりが写った写真、下に名前が付いている、をなんどもひっくり返しては見返している方がいる。…学校の先生、か。新しいクラスの生徒の名前を覚えようとされている、そんな光景。いよいよ新学期が始まるのを彷彿させる。

駅では、いかにも学生気分の新人たちが、ウロウロ、フアフア漂っている。要領えないし、ある程度人数がまとまっているから、邪魔くさい。まるでクラゲの大発生。春はこんなクラゲの季節でもある。

電車から見える田んぼに水が入った。田に水が張られれば、いよいよ田植え。一年に一度のこと。仮に今までそのペースでやってきたとして、その数を超える回数、これから田植えが出来るだろうか。いつの間にやら、不可能になった。これだ。やりだせる時にやりだしておかなければ、取り返しつかないことになる。土日と爆弾低気圧が来るという。晴れたら、野に出よう! 野に出て、ポジティブなクラゲとして漂うがいい!!

《花散るを 指で数えて あと幾度》





今日の一枚:ハルジオン。神社を出てしばらくして、JRの跨線橋。それを越えてすぐの畑の端に咲いていた。5時20分過ぎ。今年のウグイスはなかなかどうして、上手い。