二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

第三次 お四国参り ー 第十一日

2012-12-25 21:48:16 | 遍路

日々の報告もそろそろ最後。昨晩の宿、八十窪のお母さんに「一回巡ったら、三度は礼儀だ」と言われ、「今回は」とただし書きをいよいよ入れそうな勢い。ただ、いつになることやら…。

八十窪から同宿した方とお互い結願した実感のないまま、10番切幡寺を目指しました。途中、2号線を五明トンネルへと進んでしまいました。でもそれが功を制したかもしれません。気付けば、徳島県阿波市の看板。振り返れば香川県東かがわ市。境目のバス停。ついに、出発したところに、と感動。それまでも印象的だったことをあれこれ話してたんですが、じょじょに達成感が出てきましたね、と。



本日の記録:

06時45分頃 宿、出発。

10時40分頃 10番、通過。

11時35分頃 8番、通過。

12時20分頃 7番、通過。向かいの「喰うかい家」でたらいうどんの昼食。

12時50分頃 6番、通過。

14時40分頃 3番、通過。

15時10分頃 2番、通過。

15時25分頃 1番、到着。

16時00分頃 本日の宿「民宿阿波」。


明日の行程:
徳島港から和歌山に出ます。関空から羽田に。



総括をし始めてます。もちろんまだまだ仕切れてません。とにかく今回は何より歩き切ることが一番の目標になってしまいました。今、自分の体に聞いて見れば無鉄砲な日程だったようです。達成できたからいいですが、これではいろいろご心配おかけしたと反省しなければなりません。

唯一自分として救いは、大窪寺から下りてくる道すがら、ロウバイが咲いているのを見つけられたことでした。菜の花も咲いているですが、このロウバイのほのかな香りがしたとき、結願の喜びを感じました。大それたことなのか、そうでなく結願する事もどうも日常のひとつ…。その一方で、5番地蔵寺に向かう時、反対から来る真新しい真っ白な姿、1番霊山寺でやはりまっさらな杖を持った方を見れば、内心フフフ達成したぜっ、と微笑んだり。複雑なものです。

歩き切った幸せを噛みしめています。総括をお楽しみに!