二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

第三次 お四国参り - 第二日

2012-12-16 20:31:23 | 遍路

今朝は、ゆっくりのスタートです。

宿を出てしばらくすると、コタツの上にのってるようなあのミカンの畑が目につくようになりました。浅海駅に向かう頃、それを収穫するのに使う黄色コンテナに入っているある屋号に目が留まりました。漢字の一に、おおきいの大の二文字。手書きでしたから、まるで天という字の一部が消えてるようにも見えます。言葉遊びです。あぁ、そういうことか。一という字は空…。人が体をすべてをさらけ出した姿が大…。人が空の前に何もない位さらけられたとき、人は天に至る。

197号線は海岸沿いで気分は良かったのですが、車が多いのに閉口しました。ふと見ると海面から10メートルは優にある歩道端に、なぜか一匹のフグ。釣り人が糸を垂れるような状況でもなく…。鳥のせいか…。


今日の行程:
07時25分頃 出発

途中、菊間の手前、おばあちゃんからミカンのご接待。ありがたいです。乾燥している風に当たっているので、のどが渇く。癒やしてくれました。

09時20分 菊間の遍照院

12時10分 54番、今回最初の納経。サイクリングのご夫婦と会話。歩きは大変ですか。気持ちいいですよ、と。45分頃出発。

13時25分頃 55番。納経所の小父さん、おもろい。納経帳に貼る名札を書いてくれた。14時10分頃出発。

本日の宿、笑福旅館はすぐ近く。荷をデポし、56番へ向かう。

14時50分頃 56番到着。15時10分頃、宿に逆戻り。

15時50分 笑福旅館、今日の草鞋を脱ぐ。

セーブするつもり、だったんですが、結局これです。56番に宿坊のマーク。54番まで行って変更しようと。で実際54番で電話したら、やってないとのこと。でも、もう頭の中はそこまで行ってしまい、行かなければ抑えようがなくなってしまいました。で、ピストン敢行とあいなった次第。往復六キロ歩くんだったら、前に進むべきかとも思いましたが…。


明日の予定:
57番に直行し、58、59番と打ち、栄屋旅館に。明後日の行程を考えた際、師匠のアドバイスは目からウロコでした。しかし、ここは番号にこだわってみようかと。

今夜お世話になっている笑福旅館は、おじいちゃんとおばあちゃんが仲良くやってる小さなところ。私一人の夕飯でした。歩き遍路とまだ会っていません。





今日の一枚:午前中見つけたフグ。不思議だったので記念撮影。浅海の集落を越えた、8時40分頃。