二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

「多く知る:」って?

2010-06-20 14:43:20 | 徒然に想う
ヘラオオバコの花序、こんなものを今朝見つけた。ひとつの花序の先端あたりに茎がまた出てその先に花序が出ている。これは桜並木の川のわきの草っ原の一角。いろんな形があって、三叉の矛のようになっていたり、円錐形だったり。バラエティー豊か。

ところが、5メートルも位置がずれると、もうカワセミの川と同じようにバレリーナや宇宙船のような形だけになる。何が花序の形の決定要因なのか想像できないが、不思議なもんである。この形から同じ品種のものとは思えない? 

「たくさん知る」ことと、図鑑や教科書、百科事典にあることを「知っている」こととは同じではない。ただ事実を見て、それをそれとして受け入れることが、「たくさん知っている」ことに他ならない。そう思わない?

そう、それをそれとして受け入れるだけかも知れぬ。このヘラオオバコの花序の後ろに普通の形のが見える。ヘラオオバコなんて名前がなくとも、そのまま同じ仲間と思えばそれで十分。決定要因なんて考えても仕方ない…、か。


今日の一枚:花序の違うのを見つけるのが楽しいらしいが、なかなかお目にかからなかった。だが、まさにその一角のみ不思議な形が目に付く。