二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

立春

2009-02-04 10:22:30 | 徒然に想う
春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、…。といって、いつもわからないのが、この「あけぼの」、何時頃なんだろう。

調べると、『ほのぼのと夜が明けはじめるころ。「朝ぼらけ」より時間的に少し前をさす。夜明け。東雲。』『明け方。 あけむつ(明け六つ)江戸時代、およそ午前6時を指した語。』『明け六つは日の出のほぼ36分前』。

ますます訳が判らない。人によって違う。二番目からおよそ午前6時と推定されるが、三番目のものははっきりしない。時間が日、季節とともに変わる?

こんなのを見つけた! 「不定時法」、江戸時代~明治初期まで使われていた時間の決め方、太陽の動きをもとに決める。夜明け時と日暮れ時を基準に1日を昼間と夜間に2分しそれぞれをまた6等分し、1日を12の刻で計る。つまり、時が日によって異なってよいのだ。

何時ではなかった。日の出の大体35分くらい前が「あけぼの」ということになる。

ちょっと蛇足。「不定時法」。誰もが共有できる太陽の動きを時間の目安にする、明るくなったら働いて暗くなったら休むというごく自然な生活リズム。とても合理的で理にかなっている、うん。


写真:6時13分に川の土手にて。日の出は40分頃。あけぼの。