アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

カカオニブ入り大人のスコーン新発売!

2012-07-20 09:26:18 | アンティマキの焼き菓子とパン
   今朝、黒糖くるみスコーンを作り始めて、黒糖の在庫がないのに気がつきました。粉もベイキングパウダーもくるみも量って、大きなボウルに入れてあります。もらいものの沖縄産粉黒糖があったので代用しようかなと思いましたが、黒糖くるみスコーンの特長は、黒糖の粒粒が入っていること。粉黒糖ではそのよさが出ません。

   で、とっさに思いついたのがカカオニブの存在です。カカオニブとは、カカオの実を細かく砕いただけの、いわばチョコレートのもと。前に、私が仕入れている材料屋さんが、カカオマスと間違えて持ってきたものです。

   カカオニブをくるみと同じだけ、そして粗糖を黒糖と同じ分量入れて、焼いてみました。

   冷めるのが待てなくて、あつあつのスコーンをほおばりました。おいしい! カカオの苦みが程よい加減で、なかなかいい味です。甘さが少し足らないかもしれないけれど、好き好きです。足らなかったら、蜂蜜やメイプルシロップをかければ、よりおいしく召し上がってもらえそう。

   カカオニブは熱を入れても溶けず、くるみとほぼ同じ固さが残っています。ナッツチョコみたいな食感があって、それもいい。それにカカオニブは、カカオのコクがよく感じられ、味わいがあります。

   ひょんなことからできたカカオニブ入りスコーン、試作のつもりで作りましたが、きょう、どんぐり横丁に納品することにしました。売れ行きや、家人、友人の感想を勘案して、今後レシピを検討するつもりです。

   ところで、今朝、材料屋さんに黒糖の注文をしたら、意外な答えが返ってきました。「沖縄産の黒糖は仕入れができなくなって、しばらく前から扱っていません。中国産ならありますよ」しばらく前はバター、ちょっと前は、北海道産てんさい糖、今度は沖縄産黒糖の生産が激減していることを知りました。よそで国産の黒糖を手に入れられないか、今からネットで調べてみます。
コメント (2)
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