アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

ねじ花が咲きました。

2012-07-15 09:28:37 | アンティマキの場所に生きる動植物
   今はほとんど見かけることのないねじ花。数年前1本見つけたのですが、その後毎年同じ場所に咲きます。

   今年は8本も咲きました。こんなにたくさん咲いたのは初めて。自宅から車庫に至る道なのに、草刈りを怠っているせいで、雑草がのびのびしてきたからかもしれません。

   ピンクのねじれを辿っていくと、小さな虫がついていました。不思議な形の、魅力的な花です。

   このねじ花を見るたびに思い出すことがあります。昔、滋賀県の琵琶湖博物館ができて間もないころだったか、取材に訪れました。そのおり、玄関前あたりの花壇に、このねじ花がたくさん咲いているのを見つけました。

   自生しているのかと思って驚く私に、館長が、「なるべくもともとあった草花を自然な形で育てたいとおもって栽培しているのです」と答えました。続けて館長は、苦笑しながらこんなことをいわれました。「地元の方々にはこの花壇、不評なのですよ。自分の町にできた立派な博物館の庭の花は、もっと華やかなものであってほしい、というのです」

   パンジーやマリーゴールドの派手な色彩に比べたら、たしかにねじ花は地味です。人目はあまり引かないかもしれませんが、楚々とした風情はこころ和むものがあります。

   15年以上経ったいま、滋賀の人たちの意識はたぶん変わり、ねじ花の魅力を再認識していることだろうとは思うのですが、当時すでに「栽培はなかなかむずかしい」と館長がおっしゃっていたので、いまも、あの玄関周辺にねじ花が咲いているかどうかわかりません。いつか機会があったら、知っている方に確かめてみたいとおもいます。
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おいでん・さんそんず

2012-07-15 01:22:58 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
   豊田市の山間地域で、ブログやホームページ、フェイスブックなどを通じて情報発信しているUターンやIターン者の中から、「とよた山里暮らし通信員」が選ばれました。選ばれたのは、足助地区の高木伸泰さん、旭地区のM-easyの戸田友介さんと雨森あすかさん、同じく旭地区の横江克也さん、そしてアンティマキも。

   移住者の視点から、山里の魅力を農山村に興味のある都市部の人たちに伝えるのが、私たちの役目。豊田市のHPから、それぞれの通信員のブログなどにリンクできるようになっています。通信員の愛称は、「おいでん・さんそんず」。「おいでん」とは、このあたりの言葉で、「いらっしゃい」。「山村にいらっしゃい」と伝える人たち、という意味だそうです。

   7月14日夕方、豊田市長同席のもと、任命式が行われ、任命状をいただきました。軽い気持ちで引き受けた私は、このときになって、いささか緊張。

   お土産に、豊田市猿投地区の桃をいただきました。みずみずしくて、渇いたのどを気持ちよく通りました。自動車の町豊田は、農業県愛知を支える町でもあるのです。

   ブログでは、私の興味の赴くまま、いままでどおり多方面にわたって綴るつもりですが、通信員になったのを機会に、稲武の風物をもっと積極的に紹介したいとおもっています。
コメント (3)
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