eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

LMSのコース開発エンジン

2010-08-04 09:36:17 | SaaS+型LMS
eラーニングのプラットフォームLMS(ラーニング・マネージメント・システム)には、さまざまな機能があります。

その代表的なものが、コースウエアのマネージメントをおこなうLCMS、受講生の管理をおこなうせまい意味でのLMS、学習プロセスの管理・サポートをおこなうLPMS、そのほかソーシャルラーニングのプラットフォームLNSS、eラーニングビジネスのプラットフォームLBMSなどです。そのほか、ライブレクチャーのマネージメントシステムなど多数の機能がありますが、それらが統合されていることが最も大切なポイントです。

ところで、コースウエアのマネージメントをおこなうLCMS(ラーニング・コースウエア・マネージメント・システム)は、携帯やiPadなどさまざまな端末に対応するコースウエア制作のオーサリングと配信システムを含みます。

このLCMSは、どれだけ多くのコーススエアがそのプラットフォーム上で開発・配信されてきたのかによって、機能の充実度がまったくちがいます。

ネットラーニングのLCMSは、2,044におよぶeラーニング講座の開発実績に基づき、さまざまな機能を装備してきました。3,000社をこえるお客様の現場のニーズにこたえて、機能を充実させてきたのです。ここでも、規模がeラーニングを大きく変えています。ほとんど自社でeラーニングコースウエアを開発したことがない企業のLMSは論外ですが、実は、LMSをつくり販売している企業の多くがそうなのです。

わたしたちが、テストエンジンや記憶定着エンジンをはじめとして、きわめて多様な学習上有効な多数の機能をLCMSに装備して来たのは、コースウエア開発のプロセスのなかでそれが必要になったからです。

もちろん、SCORM準拠でないから、これほど多機能なエンジンを装備することができるのはいうまでもありません。SCORM準拠のLMSは、その基本思想によって、機能そのものはきわめて貧弱です。また、SCORMのコースウエアのオーサリングシステムも、同様です。

いうまでもありませんが、SaaS、クラウドの時代のLMSは、いずれすべてSCORM準拠でなくなるでしょう。


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