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ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

グーグルとアマゾンと読書

2009-11-17 06:26:17 | 読書/新聞/映画など
グーグルやアマゾンなど、ネットの時代に読書がずいぶん変わってきた。

たとえば、いま読んでいるのは石澤良昭『東南アジア多文明社会の発見』(講談社、興亡の世界史11巻、2009年5月28日、2300円+税)

密林のなかの巨大遺跡アンコールワットの歴史が中心だ。いまから1000年前、世界の人口が2億5000万人ほどだった時代、アンコールワットは、スペインのコルドバ、宋の開封、トルコのコンスタンチノープルにつぐ世界第四位の巨大都市でした。平安時代であった京都は、第五位です。アンコール朝は、最盛期にはインドシナ半島のほとんどすべてを領土としていました。

この遺跡をグーグルでみると、なんとメコン川からトンレサーブ湖、シェムリアップ川などがかぎりなく拡大してみることができるだけでなく、巨大な貯水池バライなどもその半分干上がったようすもわかります。遺跡の全体の大きさも感じ取ることができる。

グーグルの地図や航空写真は、読書に欠かせないものです。アイスランドの氷がどんどん溶けている様子なども戦慄をおぼえます。

アマゾンも読書をかえました。この本を読みながら、関連する本を何冊もアマゾンで購入して、並行して読んでいます。同じ著者の『アンコール・王たちの物語』(NHKブックス、2005年7月30日)はとても読みやすい。
ブリュノ・ダジャンス『アンコールワットーー密林に消えた文明を求めて』(創元社、1995年6月30日)は、写真や図版が多く、楽しい。
三留理男『悲しきアンコール・ワット』(集英社新書、2004年8月22日)は、世界遺産が直面する惨状を報道写真家の確かな目で伝えています。

並行しながら多数の類書を読むようになったのも、アマゾンが登場してからです。すぐに手に入る。だから、たとえば、硫黄島関係の本も10冊は読んだでしょうか。良寛さんの本なども、8冊くらいは読んだと思います。こんな読書の仕方は、アマゾンの前にはあまりなかった。

先日書いた、アマゾンの読書端末キンドルも読書のスタイルに影響を与えそうです。



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