eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

2002年3月期との比較

2009-01-28 09:25:06 | eラーニングビジネス
今回の「崖を転げ落ちるような」不況が、eラーニング市場にどのような影響をおよぼすのか、しっかりした見通しを立てたいと思いながら、不透明な中を進んでいます。

まず現状についていえば、ネットラーニングだけでなく、主要なeラーニング会社は好調な業績をつづけています。2008年度の業績については、不況の影響をほとんどまったく受けずに各社とも増収増益基調です。

問題は、2009年度です。

先行き不透明であることから、事務所の拡大移転を中止したeラーニング会社も何社かあります。各社とも経営は、きわめて慎重になっている。

まだ若いeラーニング業界が経験した不況と言えば、2001年ごろからのITバブルの崩壊だけです。当時をふりかえってみますと、2002年3月期の上場企業の赤字は506社にのぼりました。2009年3月期は、現在の集計では、上場企業1,569社のうち215社(新興3市場、金融をのぞく)の最終赤字が見込まれています。

2009年度は予測がつきませんが、2009年3月期でみるかぎり、企業の業績は2002年3月期のほうが格段にきびしい。

では、その2002年3月期のネットラーニングの業績をみますと、eラーニング営業開始2期目で、前年の3.5倍約3億6000万円の受注をしています。不況のなかで、ダイナミックに売り上げを拡大している。不況にかかわらず、eラーニング市場が力強く立ち上がってきました。

このような不況好況のプロセスを経ながら、ネットラーニングは、この3月期で12期連続の増収となります。

今回の不況のなかでも、在庫・金融・円高の3つの重圧がないeラーニング市場は、力強く高い成長をつづけると考えることもできます。少なくともわが社は、増収増益の連続記録を伸ばしていきたい。





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