eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

進化システムの革命

2007-06-07 08:13:19 | eLearning
以前にも書きましたが、植物の進化システムは、繁殖方法の革命により劇的に変化したという歴史があります。

ある時期までは、胞子を風にのせてばら撒いていたので、次世代の誕生の確率が低かった。したがって、ひとつの世代の寿命も長く、大木が生い茂っていました。しかし、昆虫という他者の協力で花粉を運ぶ仕組みを生み出してから、次世代に引き継ぎやすくなり、1年草なども誕生しました。世代サイクルが短くなり、進化の速度は加速され、多様な植物も登場しました。

ところで、eラーニングの進化は、かつてない進化システムをもっています。

eラーニングは、ネットをとおしてユーザーと直結しています。ネットラーニングでいえば、修了条件にアンケートへの回答がふくまれているので、これまで、145万人の受講生からアンケートをいただいています。ユーザーの声をこれほど大量に直接集めることができるのは、ネットが活用されているからです。これまでは、けっしてできなかったことです。

アンケートには、さまざまなご意見が、文章でたくさん書き込まれています。そのすべてのご意見を、担当者が毎日読み、返答し、あるいは、改善の対策をとります。

重要なのは、その声をすぐに反映させられる仕組みがあることです。ネットラーニングのサーバー上にシステムもコースウエアもあるので、それを変更すれば、ただちに改善したサービスを全員に提供できるのです。これが、もし、CD=ROMや印刷物であったり、分散したサーバー上にあったりするならば、改善点の機動的な反映はむずかしくなります。

つまり、大規模なユーザーから直接ご意見をいただき、それを、ただちにサービスの改善として実施できる構造をもっているのです。これまでのさまざまな経済的な仕組みでは、これほど徹底して進化するシステムがなかったので、進化革命ともいえるでしょう。

eラーニングは、その組み込まれた仕組み上、猛烈なスピードで改善され進化していきます。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿