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『小林多喜二の手紙』

2010-02-28 21:57:26 | 読書/新聞/映画など
この本も、旅行中に読み終わりました。

もちろん、『蟹工船』や『党生活者』などの著者です。

1921年多喜二18歳の小樽商業学校の同級生へのはがきからはじまり、1933年1月とみられる恋人田口タキへの置手紙で終わるまで、159通の手紙がおさめられています。

拷問死にいたるまでの12年の間に、われわれがよく名前を知っている多数の人に、おどろくほど多数の手紙を出しています。収録されているのは、その十分の一にもならないでしょう。人物群像も浮かび上がります。

短期間に、みるみる成長していくようすがよくわかります。わたしも、学生時代にほとんど主要な著書は読みましたが、こんな順番に書いていたことは気がつかなかった。

いまは、一人の読者として敬意をはらうのみです。

『小林多喜二の手紙』(岩波文庫、2009年11月13日、987円+税)





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