eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

リーチとリッチネス

2006-08-07 12:07:46 | eLearning
リーチは、到達の範囲であり、規模。リッチネスは、個別のサービス内容の豊かさ。

この2つは、トレードオフの関係、つまりどちらかをとれば他方を犠牲にしなければならない関係でした。

しかし、ネットは、リーチとリッチネスの関係を根本的にかえたといわれます。
ネット教育においても、それはいえます。

eラーニングは、リーチにおいて、これまでのいかなる方法もこえました。印刷物やCD-ROMを配ったとしても、eラーニングほどの機動力や規模を実現できません。eラーニングであれば、世界にちらばった数十万人にもすぐに教育研修を実施することができます。eラーニング以上に有効に規模に対応できる研修方法は存在していません。

リッチネスも同じです。eラーニングは個別教育であるところに特徴があり、継続的にトータルに学習できます。集合教育の人数を減らし、1対1にまでしたとしても、教育は、その学習の現場だけに限られます。eラーニングは、職場のなかで仕事をしながら継続学習できるだけでなく、その学習履歴にもとづき、総合的な指導をうけることもできます。リッチネスの面でも、eラーニングをこえる教育はありません。

この2つの特徴を共に実現できるところに、eラーニングの最大の特徴があります。

eラーニングは、これまでに存在した教育方法の代替ではなく、まったく新しい教育なのです。これまでは実現できなかった教育です。


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