eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

国際化の新たな局面

2007-12-05 10:59:53 | 企業研修
企業や個人が直面する国際化が、これまでとまったくちがう局面にはいろうとしているようです。

先日、ある企業にうかがいましたら、現在半分を占める海外の売り上げが、3年後には7割になるというお話でした。その企業では、海外の多様な言語の社員も増えており、会議も次第に英語でおこなうようになるということでした。

また、ある大学関係者のお話では、現在10万人の留学生を100万人にするという文科省の計画があるということでした。かつてない、想像できないほどの規模です。留学生の日本語教育が大きな課題になります。

また、ある企業では、幹部社員・中枢の社員も外国人で補充せざるをえなくなることを見越して、本格的な教育を始めることを決めたそうです。

根本には、日本の人口の減少があります。国内市場のはげしい縮小に対応して発展するには、海外の比重を高めるしか方法がありません。国内の自動車販売がどんどん落ちていく中で躍進するトヨタが代表的な例でしょう。世界各地に工場をもち、グローバルに展開する。

一方、労働力の補充の面もあります。留学生を爆発的に増やし、あるいは、各地での教育などをへて、積極的に外国から労働力を補充する。

つまり、国内で多数の多国籍の人とともに働き、大手企業は市場の過半を海外に求めるような状況も今後急速にうまれると思われます。

これまで経験したことがない新しい国際化です。

英語や日本語、中国語などの教育や習得のニーズが爆発的に拡大するのはまちがいないでしょう。ことばを身につける手段として最適であるeラーニングへのニーズは、計り知れないほどです。