eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

雇用の長期化

2007-10-03 11:49:36 | 企業研修
2007年版 労働経済白書から。

雇用システムの大きな変化が指摘されています。

1、労働関係の個別化がすすんでいる。
2、労働生産性は高まったにもかかわらず、賃金は減少し、労働時間の短縮も停滞している。
3、賃金構造は、長期勤続者に手厚く配分される方向にすすんでいる。
4、正規雇用者については、新卒を採用して育成するという雇用慣行が基本的に維持されている。

総じて、「わが国の雇用システムは、長期雇用を基本としながら、労働関係の個別化が進展するという傾向をたどっている」また、「わが国社会の大きな変化の下で、成果配分の方式について、抜本的な見直しが避けられなくなってきている。」と指摘されている。

今年の白書は、8月3日に発表されました。全文、ネットで読めます。

雇用システムの変化は、企業の教育研修のありかたにも大きな影響を与えます。労働力減少のなかで人材採用が困難さをますにつれて、企業は、長期雇用と育成に力をいれています。