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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

SCORMタイプのLMS

2011-06-21 11:06:05 | SaaS+型LMS
SCORMは、LMS(Learning Management Sysytem)の国際標準です。

わたしたちは、2000年にSaaS型のLMSを提供し始めたころから、SCORMとまったく関係なく、独自のLMSを構築してきました。クラウドの時代がくれば、SCORMは消滅するのは最初から明らかだったからです。SCORMは、イントラ時代の遺物です。

また、標準であることの宿命として、SCORMは、発想も機能もプアです。しかも、2004年以降は新しい標準はつくられていません。時代から、どんどんとりのこされています。

これも標準の宿命ですが、各社が独自に機能を多様化すればするほど、その部分は標準からはずれて、標準の意味を失います。現実に、2004年以降のLMSにかかわる技術発展がはげしく進展しているのにもかかわらず、新しい標準が提供されない以上、新しい技術をつかわないか、SCORMをはなれて独自に新機能を付加していくかどちらかしかありません。

実際には、日本のおもなLMSの半分くらいは、すでにSCORMを離れているようです。韓国でも、SCORM準拠のLMSは、もう半分以下になったとききました。

わたしたちが予想した通り、いずれ、SCORM準拠のLMSは、ひとつもなくなります。


企業内のSNS

2011-02-17 21:31:38 | SaaS+型LMS

企業のなかで本格的にSNSが活用される時代は、かならずやってきます。

しかし、Facebookは、かつて企業内SNSにチャレンジし、大失敗をしています。

なぜだろうか。おそらく、ちがうコンセプトが必要なのです。もちろん、Facebookのどの機能があるために企業のなかではつかわれないのか、あるいは、どの機能がないために企業のなかでつかわれないのかをよく分析する必要もあります。

しかし、おそらく、コンセプトがちがうのです。そこにわれわれのチャンスがある。そのコンセプトの決定的なちがいをほぼわれわれは認識できるから、チャンスがあるのです。

時間とわれわれの総合的な力量がうまくマッチすれば、この分野で大きな成功をえる可能性があります。

 


グーグルと同じランクリストに

2010-10-07 09:35:26 | SaaS+型LMS
日経コンピュータの最強のクラウド特集で、ネットラーニングが、ベストサービス賞の1位となったことは、前に書きました。

この汎用系情報部門のランクリストでは、3位のグーグル、4位のマイクロソフトが1位のネットラーニングとならんでいます。

グーグル、マイクロソフトと同じリストにならんでいることそのもの意味も大きい。同じリストということは、競い合っているということです。

今後、さまざまな切り口で、かれらと同じリストにのる機会がふえるでしょう。

ハードのIBM、ソフトのマイクロソフト、情報のグーグル、知識のネットラーニングとなっていきたいと創業のときから考えています。


クラウド「ベストサービス賞」1位受賞!

2010-09-29 09:29:37 | SaaS+型LMS

日経コンピュータとITproの調査による「第1回クラウドランキング」において、ネットラーニングのプラットフォームが「汎用情報系SaaS部門」のベストサービス賞を受賞しました。

汎用情報系SaaS部門の順位は、

ネットラーニング    76.6点
アリエル・ネットワークス            74.8点
グーグル                      72.7点
マイクロソフト                   70.0点
フィードバス(サイボウズデジエ)       66.7点
ブイキューブ                    65.6点

です。

3位のグーグル、4位のマイクロソフト、5位のサイボウズ、などを抑えた堂々の1位です。

なお、ネットラーニングの76.6点は、全部門で最高得点です。

ネットラーニングのSaaS型LMSがいかに群をぬいてすぐれたものであるか、専門家の評価でも証明されました。

本日発売の『日経コンピュータ』の「最強のクラウドはこれだ」という特集で発表されています。

このようにすぐれたLMSに成長することができたのは、3,200社以上に利用され、のべ受講生が630万人をこえている利用者の方々のさまざまなご意見で改良をつづけてきた結果です。


第4世代LMS

2010-09-09 01:15:00 | SaaS+型LMS
ネットラーニングのLMSは、現在第2世代から第3世代へ移行中です。

第3世代は、データベースの構造が大きくかわるほか、さまざまな進化を含んでいます。

とともに、第4世代の開発に着手しました。

LMSの規模からいえば、いままでのものは1,000万人ユーザを想定したものです。いよいよ来年には、年間受講生が450万人になりそうです。そのつぎの年には、年間700万人をこえることも予想される。

第4世代LMSが運用を開始するのは、2012年になります。その後5年以上は稼働することを推定して、世界規模で年間5,000万人のユーザを想定して開発を進めます。

第4世代は、革命的に進化したLMSとなる予定です。これまでのものとはまったく異なるので、一から作り上げていきます。まちがいなく、世界最大最強のLMSとなるでしょう。と同時に、LMSの概念をかえ、LMSの役割もかえていくでしょう。


LMS会社のLMS

2010-09-06 20:58:24 | SaaS+型LMS
イントラネット型LMS(ラーニングマネージメントシステム)の終焉にともない、LMSの置き換えが大規模にすすんでいます。

かつてなく、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)型LMSへ関心がたかまっています。

ところで、LMSは、大半がLMS会社が販売しています。あたりまえのようですが、SaaS型の場合、かならずしもそれがいいとは言えません。

かつて、2005年ごろまで、つかわれないeラーニングとよぶべき時期がありました。導入したもののつかわれない。ほとんど受講されなかったのです。その時期に、ネットラーニングは、使われるeラーニングを提供し、修了率90%という圧倒的な実績をのこして急成長してきました。

いま、LMS会社には、一目散に使われない機能をならべてすぐれたLMSとばかりに売ろうとしているところが目立ちます。LMS専門会社は、機能ばかりならべたてて、すぐれていると考えているのです。

真にすぐれたLMSは、大規模な多様なコース運用があり、巨大な受講生の実績のなかで、日々改良を続けてきたものです。LMSは、日々改良されるものです。多様なコースウエアの制作のなかでオーサリングが強化され、何百万人もの受講生の声や数千の企業担当者の声で学習プロセスや管理機能の改良を続けてきたものです。

ユーザの声で改良を積み重ねてきたLMSの機能こそ、つかわれる機能です。つかわれないLMSをもちいて、歴史を繰り返してはいけないと思います。

先週、14件のシステム見積もり

2010-08-11 16:44:29 | SaaS+型LMS
SaaS/クラウド時代にはいって、eラーニングは、規模において、まったく新しい局面に突入しています。

ネットラーニングが提供するSaaS(サース)型のLMSは、のべ600万人をこえる受講生に利用されてきましたが、とくに最近、機能が急速に拡大し、かつ規模もますます大規模になっています。

その象徴的な出来事のひとつが、先週ネットラーニングホールディングスがシステム会社に開発のために依頼した見積もりの数です。1週間で14件におよぶ新しい見積もり依頼は、おそらく、われわれの過去最大の数だと思われます。そのくらいのペースで、新しいシステムが装備されていっています。(ネットラーニンググループのLMSをふくむプラトフォームは、ネットラーニングホールディングスが開発・運営しています。)

eラーニングは、規模によって様変わりする局面にはいっています。すさまじいはやさで多機能化が進行しています。


LMSのコース開発エンジン

2010-08-04 09:36:17 | SaaS+型LMS
eラーニングのプラットフォームLMS(ラーニング・マネージメント・システム)には、さまざまな機能があります。

その代表的なものが、コースウエアのマネージメントをおこなうLCMS、受講生の管理をおこなうせまい意味でのLMS、学習プロセスの管理・サポートをおこなうLPMS、そのほかソーシャルラーニングのプラットフォームLNSS、eラーニングビジネスのプラットフォームLBMSなどです。そのほか、ライブレクチャーのマネージメントシステムなど多数の機能がありますが、それらが統合されていることが最も大切なポイントです。

ところで、コースウエアのマネージメントをおこなうLCMS(ラーニング・コースウエア・マネージメント・システム)は、携帯やiPadなどさまざまな端末に対応するコースウエア制作のオーサリングと配信システムを含みます。

このLCMSは、どれだけ多くのコーススエアがそのプラットフォーム上で開発・配信されてきたのかによって、機能の充実度がまったくちがいます。

ネットラーニングのLCMSは、2,044におよぶeラーニング講座の開発実績に基づき、さまざまな機能を装備してきました。3,000社をこえるお客様の現場のニーズにこたえて、機能を充実させてきたのです。ここでも、規模がeラーニングを大きく変えています。ほとんど自社でeラーニングコースウエアを開発したことがない企業のLMSは論外ですが、実は、LMSをつくり販売している企業の多くがそうなのです。

わたしたちが、テストエンジンや記憶定着エンジンをはじめとして、きわめて多様な学習上有効な多数の機能をLCMSに装備して来たのは、コースウエア開発のプロセスのなかでそれが必要になったからです。

もちろん、SCORM準拠でないから、これほど多機能なエンジンを装備することができるのはいうまでもありません。SCORM準拠のLMSは、その基本思想によって、機能そのものはきわめて貧弱です。また、SCORMのコースウエアのオーサリングシステムも、同様です。

いうまでもありませんが、SaaS、クラウドの時代のLMSは、いずれすべてSCORM準拠でなくなるでしょう。

SaaSによる大型のLMS利用

2010-07-12 17:09:58 | SaaS+型LMS
eラーニングでは、イントラネット型のLMS(ラーニング・マネージメント・システム)から、インターネット型のLMSにのりかえる動きが加速しています。

インターネット型の場合は、SaaS型やクラウドということもできますが、自社で専用のLMSをもつのではなく、インターネット上でLMSを利用するものです。

特徴は、専用のサーバーを用意したり、LMSを購入したりする初期費用が必要ないことです。利用した分の利用料だけを支払えばよいので、導入企業にとって負担が大きく減少します。また、運用のために、専用のスタッフを用意する必要もありません。

さらに、クラウドの場合、たいへん大型のLMSを共同利用できるので、おどろくほど多機能で安定運用もできます。

このような、SaaS型あるいは、クラウド型のLMSが大型であることを反映して、大手企業の大規模な利用の事例がふえています。各企業の人事関係のサーバーとも連動しながら、大規模にeラーニングを構築するものです。これまでのイントラネット型ではけっして実現しなかった大規模なeラーニングの運用が、SaaS型によって可能になったのです。


SNSコミュニティ、携帯で

2010-04-13 08:22:49 | SaaS+型LMS
ネットラーニングが提供する学習と統合されたSNSコミュニティが、4月15日から携帯電話で利用できるようになります。

これまでどおり、掲示板と日記も携帯電話で利用できます。

ネットラーニングが提供するSNSコミュニティは、学習中のコースからも直接はいることができます。eラーニングと完全に統合されているところに特徴があり、大規模なご利用企業もあります。