いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

また、NHKの偏向報道。 deflected news of nhk , again

2014-01-31 19:33:04 | 日記
 (1)選挙は国民、市民ほか有権者が選択、判断するものだから、メディアは広くわかりやすい比較情報を提供する役割があり、国民、市民ほか有権者は候補者の街頭ほか演説だけでなく(むしろ聞く機会は少なく、丁寧な政策主張も聞かれない)、広くメディア情報や専門家の分析意見も聞きながら参考にしてより良い責任ある判断、選択をすることが必要だ。

 NHK新会長の問題発言で完全沈黙を続けるNHKニュース報道は、今度は20年以上も続くラジオ番組に月1回コメンテーターとして出演している大学教授が都知事選最中の同番組に「原発再稼働のコストと事故リスク」という「脱原発」テーマで出演する意向を示した(報道)ところ、NHK側から「選挙期間中であり投票行動に影響を与える可能性があるのでやめてほしい」とテーマ変更求められて、交渉の末に折り合わずに大学教授は出演を取りやめた(報道)とのことだ。

 (2)今回の都知事選は細川護煕さんが「脱原発」を主要テーマに立候補しており、都民に限らずに政府も巻き込んでの国民的関心を集めている。
 脱原発は原発を設置しない大量電力消費都市東京の将来にわたるエネルギー対策と生活、暮らしの有り様に密接にかかわるものであり、それはまた国のエネルギー政策、国民生活とも課題は連動する重要政治テーマであり、都民にとっても、国民にとっても幅広い情報からの適切な持続可能な社会構造のために賢明な選択判断が求められている重要課題だ。

 (3)選挙中の公平(fairness)、公正(justice)な報道、情報提供を理由に番組から選挙争点をすべて排除しては、パラドックス(paradox)として国民、市民ほか有権者の選択判断への情報隠し、拒絶になってメディアの本来役割を失うものだ。

 同教授の「特定の人を応援しているわけではない」、「選挙期間中だからこそ議論の素材を提供し、有権者にしっかり選択してもらうことが筋ではないか」(報道)との主張は、NHKが番組編成(注釈をつけるとか、政府見解も紹介)に工夫を加えれば、むしろ選挙情報としては格好の比較、良質な(専門家分析意見)テーマとなるものだ。

 (4)選挙期間中にメディア、番組上から選挙争点、テーマにかかわるものすべてを排除することなど土台無理な話で、それでは良質な番組など成り立たずにメディアの役割、使命を放棄することと同じだ。
 選挙期間中の番組、報道の公平、公正とは、テーマではなく候補者独自に関する偏向にかかわるものだ。

 選挙応援とは一線を画した通常、日常の現在社会問題、情報提供としての本来役割、使命を果たすことは公平、公正に反するものではない。国民の知る権利と知らせる役割の相関関係だ。

 (5)NHK新会長の問題発言が国民の関心、興味の高い政治、社会問題であり、国際的にも関心、批判を集めている中で、NHKニュース報道から完全に排除して完全沈黙を続ける不気味さこそ、報道の公平、公正を著しく欠くNHKの問題姿勢だ。
 NHKの報道姿勢はまったくおかしい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする