いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

検察の革命的改革。 revolutionary innovation of public prosecutor

2014-01-08 19:43:50 | 日記
 (1)検察改革はどうなってしまったのか。可視化とかに焦点は集まっていたが、その後まったくといっていい程に墜ちるところまで墜ちた「検察」を本気で改革する声、方針が伝わってこない。

 昨日、横浜地検川崎支部の最上階の6階の取調室で弁護士と接見していた容疑者が腰縄で結びついた巡査部長を振り切って入口ドアから逃走し、階段で1階まで下りて正面玄関から外に逃亡(報道)した。
 不測の事態も考慮してわざわざ最上階に設けられた取調室から階段を使って1階まで下りて正面玄関から堂々と逃亡するなど、TVの刑事もの番組でもあまりの「現実離れ」した不自然さに「アレ、アレ」と思ってしまうことが、本物の検察建物で「現実」に起こっていた。世も末だ。

 (2)おまけに当の巡査部長は容疑者を追って途中で見失って110番通報(報道)したというから、何とも念の入ったあきれた茶番であったが、事は凶悪犯の逃亡なだけに1日たった今でも所在がつかめずにそう遠くには行ったとも思えない中で全国指名手配となった。

 経過をたどるだけで、あきれるばかりの茶番劇だ。もはや検察改革など以前の問題で、それでも甘い革命的(revolutionary)な組織全部改革、検察総とっかえでもない限り、とても社会、市民の安全を守ることなど期待も信頼もできずに、社会正義のパラダイム(paradigm)を維持などできない実態だ。

 (3)当日は同地検建物の5階以下には誰もいなかったのか。いくら俊敏な容疑者といえども6階から階段を使って1階に下りるまでには時間がかかるはずだし、その間に階下に連絡する方法はあったはずだし、システムとして緊急警報設備が備わっていなければならない建物だ。まったく理解するのに苦しむ「非現実的空間」の地検建物だ。

 まさか、当の巡査部長が失態を隠すあまりに自分ひとりで取り押さえようと独断判断で行動したのではあるまい。そこには接見の弁護士もいたのだ。階下に連絡する手立てはあった。

 (4)せめてもの検察の革命的改革(revolutionary innovation of public prosecutor)として、当日の警報状況(したのかしないのかを含めて)、建物全階の人員配置と全員の行動について説明が必要だ。

 これも特定秘密だなんて、笑わせてはならないことだ。同様のこの手の事例は昨年末にも仙台で起きて、外国人容疑者が取調室から逃亡し見分けがつき易い中で、結局数日後に本人が自首して事件が解決するという警察の捜査能力の劣化ぶりが際立っていた。

 (5)あまりに程度の低い管理、捜査能力のそれはそれとして、この時の教訓(precepts)はどう周知され、いかされていたのか。
 検察、警察の根本改革は革命的に待ったなしだ。

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