いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
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イタリアの10番になる。 the tenth number in the Italy team

2014-01-16 19:38:15 | 日記
 (1)今年からセリエA(イタリア1部リーグ)のACミランに移籍した本田圭佑選手が本拠地での自身第2戦で初ゴールをあげチームを勝利に導いた(以下、戦況はTVニュース映像)。
 ACミランは日本にも名の知れたセリエAの人気チームで今季は下位(11位)に低迷しているがリーグ優勝もあるイタリア強豪チームだ。

 そのチームのエースナンバー「10」番を背負ってプレーする本田選手だ。移籍後のデビューの自身第1戦は後半20分からの出場となって、ヘディングや得意の左足による強烈なミドルシュートでゴールを狙ったが、インゴールの得点にはならなかった。
 特に距離のある左足の強烈なシュートは相手キーパーも追いつけずに、しかしコーナーポストにさえぎられて「惜しくも」初ゴールとはならなかった。

 (2)自身第1戦の後半20分からのプレーではスーパースターチームメートと連携して要所で見事なスルーパスなど高い技術力、判断力を披露して、ゴールも積極的に狙っていきなり存在感は示した。

 チームとしても新加入の「10」番に活躍、アピールのチャンスを与えようとの気持ちもあったのではないのかとは思えるが(サッカーはボールを供給してもらえないと決定的なプレーにはつながらない)、その期待には応えようとした懸命の本田選手の気迫は表情から伝わった。

 (3)チームの監督も辛口で有名なイタリアのメディアもチーム評価の最高点を与えて、本田選手のデビュー戦を讃える(報道)ものだった。
 「日本代表」の本田選手であれば上出来のプレーとして讃えられるものであったが、「セリエA」のACミランの「10」番はゴールを確実に決めてチームを勝利に導く使命感、存在結果(identity)が求められるポジションだ。

 どんなに「惜しい」プレーでいくらそれが見事なものであってもゴールを割れないと、セリエAの「10」番の役割、存在結果とはいえないし、見られない立場だ。

 (4)今はヨーロッパサッカーの中心がスペインリーグに移って、そこの強豪FCバルセロナに所属する「10」番のメッシ選手は抜群の高い得点能力で世界1のサッカープレーヤーとして認められている。

 それが最高峰のヨーロッパサッカーリーグの「10」番の役割であり、使命であり存在だ。その最高峰の「10」番をつけてプレーする世界的名誉にたどりついた本田選手の成長と自信と自覚プレーはすばらしいことだ。

 (5)日本代表としても世界の強豪チームに臆することのない強気の発言と気迫あふれるプレーは、いままでの日本人プレーヤーにはない特徴を持つ。
 日本は企業組織としては世界を相手に進出を果たしているが、個人事業主(private enterprising man)としての存在感は薄く、本田選手はそのまれなひとりでフロントを走る。

 セリエAでも自身2戦目のスターティングメンバーとして1ゴールを決めて「10」番の存在結果を示してみせた。

 (6)ACミラン移籍で本田選手の小学生時代の将来の夢が日本の紙面に載せられていたが、「イタリアで10番をつけて活躍『する』」と「したい」ではない「する」と断言調(assertion tone)で書かれており、グローバルな日本人フロンティア(frontier)として今後のさらなる存在結果に期待「したい」ではなく、「する」。

 

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