いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

若い女性の躍進社会。 rush society of young women

2014-01-30 19:32:31 | 日記
 (1)欧米に比べて女性の社会進出が少ないといわれる日本だが、芥川賞、直木賞では若い女性作家の受賞が相次いで芸術分野では35才の女性演出家が千田是也賞を受賞した。
 特殊能力の持ち主といわれるものだが、女性の社会進出を受け入れる気風、気運もあっての評価であり、顕在化してきたと見るべきだ。建設現場でのヘルメットを着用した女性社員も目立つようになってきて、ニュース映像では事件現場の捜査員にも必ずといっていいほど女性の姿が目につくようになってきた。

 女性特有の感性がこれまでの男性社会に違った角度から新風を吹き込むことは、あたらしい創造であり、社会可能性の飛躍を推進(motive power)するものとなるやはり大きな期待感はある。

 (2)その最たるものというのか、今日のトップニュースはこれまた日本の30才の若い女性研究者が主導してマウスの体細胞を使って「万能細胞(STAP細胞)」を初めて作製したという医学、生理学分野での仰天の驚きの発表だった。

 山中伸弥さんの世界初めてのヒトからの「iPS細胞」作製のニュースに匹敵するような画期的、革命的研究成果が世界を駆け巡った。
 「iPS細胞」はヒトの細胞から遺伝子を導入して無限に臓器、組織、体細胞をつくりだす医学的成果だが、「万能細胞(STAP細胞)」は研究報道によると細胞に刺激(stress 弱酸性の溶液に浸す)を与えることにより体内で細胞を「初期化」する万能型を持つもので、iPS細胞では作製できない胎盤を含むあらゆる体細胞をより早く作製できて安全性(ガン化)も高い(報道)研究結果が特徴だ。

 (3)あまりの革命性に当初は「信じられない」と科学誌への論文投稿も却下され続けた(報道)という、まったくの驚きの画期的な若い「万能(almightiness)」女性研究者の「万能細胞」研究成果だ。

 もちろん研究実証はこれからだ。今後はヒトの細胞を使っての作製でも同様の成果が得られるのかの研究課題に取り組むことになる。こういう一見簡単にも思える方法論で万能細胞が作製できることがわかったのも、iPS細胞研究効果だろう。

 (4)山中伸弥さんもこの研究分野は1日、1日が研究勝負の世界と言っていたとおりのめざましい、おびただしいばかりの研究の進歩だ。
 これが30才の若い女性研究者によって発見されたことが、未来への無限の人間社会の万能力の可能性を実証するものだ。

 特定秘密保護法がどうの、靖国参拝がどうの、消費税がどうの、無期派遣がどうの(もちろんそれはそれで大切な課題ではあるが)と政治、経済、社会の独断的こだわりがやけにちっぽけに見えてくる。

 (5)これまで人間(生命体)は時間の経過とともに老いていくのが自然の摂理、宿命であったが、「万能細胞」発見により細胞が体内で初期化して若返ることも可能になる。

 科学、医学の進歩とは別に仮にこれが実用化されるとしたら、政治、倫理、医療、哲学、宗教、文化、社会での相対的な対応パラダイム(paradigm)の基準化が大前提となる。実用化は一朝一夕にはいかない。

 (6)今は、若い女性力の躍進が持続的に社会(rush society of young women)に普及、台頭する日本文化が定着することが大切だ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする