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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

少子化白書。 decreasing birthrate white paper

2013-06-26 19:32:34 | 日記
 (1)人が一生をどう生きようと自由で勝手なことではある。違法行為があれば法的責任をとらされるし、そこまでいかなくても万人が認める迷惑行為があれば社会的制裁も受けるから(だからといって、それは遠慮願いたいものだが)、人生を他人から束縛される筋合いはなく思いのままに自由で気楽に生きたいとの願いは当然のことだ。

 少子高年令化社会(decreasing birthrate and aging population society)を本格的に迎えて、これから先2050年には国民全人口に65才以上の人の占める割合が40%に及ぶとなると、国の将来の行く末を心配するのが政府の仕事だ。

 (2)戦後40年代生まれの圧倒的な団塊世代の成長とともに経済成長の恩恵を受けながら、随分前から少子高年令化社会の到来は予測されていたにもかかわらずに計画的、継続的に準備、対策してこなかった政府の無策、無統治、今になっての社会保障、医療など制度改革にあたふたと追われている滑稽な(joke)政治姿勢の政府、政治だ。

 (3)その政府が結婚、出産適令期のあれこれを記した「女性手帳」をつくって女性に配布しようと計画して、余計なお世話と女性から大反発をくらって配布を中止した。
 自由主義、民主主義の日本で結婚、出産まで国に管理されては女性もたまったものではないが、もちろんその問題は女性だけの問題でもなく男性の協力も必要なことだけに、男女共同参画社会を推進してきたはずの政府、政治が儒教思想社会の古い固定観から抜け出ていない矛盾も露呈したとあってこれまた滑稽な話となった。

 (4)一生を自由勝手に生きるといわれても、極端な話がこれからすべての国民が結婚もせずに出産もしないとなると「国体」はどうなるのか、それも自由勝手とはいかないことだ。
 国の将来など興味がないという極端な思想は別にして、琉球王朝を日本に併合してその沖縄を25年ほど米国統治に置かれた時代を除けば、日本は他国に支配統治された歴史もなく縄文有史から政治、文化、伝統、歴史を長く受け継いできた国体であり国民だ。
 その国体、文化、伝統、歴史を次世代に受け渡していく国民使命、宿命を背負う大切さはいうまでもない。

 (5)ジョン・レノンが言うように国境も国もない理想の社会があったとしても、それは長い有史の日本民族、文化、伝統まで否定されることではない。共生可能な社会だ。

 (6)政府の13年「少子化社会対策白書」で50才で一度も結婚していない男性が20%、女性で10%を超えると発表した。若い世代では結婚願望も高くない、その機会も少ない、無関心なデータもある。

 社会での若い世代の自由奔放な男女交際を見ていると理解できない現実観ではあり、雇用不安社会の経済的背景もあるが若い世代も以外に生真面目で(serious)交際と結婚は別ものと割り切っているのかもしれない。

 (7)高年令者ばかりが多く目につく街で電車、バスで考えさせられる少子高年令化社会の中での若者「意識」の変化だ。

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