オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

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新・ラスベガス半生中継 2016年4~5月(2) ニューオーリーンズ2日目

2016年05月28日 22時39分14秒 | 海外カジノ
今回我々が泊まったホテルは、メインストリートであるキャナル通り沿いにありますが、観光の中心地までは1kmほどの距離があります。歩けない距離ではありませんが、キャナル通りには路面電車が走っており、一日券もあるということなので、二日目はこれを多用することにしました。

路面電車の停留所はほとんど1ブロックごとにあるような感じでしょっちゅう停車しますが、ミシシッピ川近くからフレンチマーケットまでの別系統の電車にも使え、やはり便利ではあります。その乗り換え地点近くにあるハラーズカジノは、ニューオーリーンズ滞在中は便利な行動拠点となりました。


(1)路面電車全景。
(2)路面電車の運転席。
(3)路面電車の中。
(4)ハラーズカジノ。


まずはフレンチマーケット近くのオープンテラスの店で、軽い朝食としてアリゲーターの唐揚げをいただいた後は、フレンチクォーターのコアともいえるジャクソン広場をうろついてみました。広場の中央には、その名の由来であり、20ドル札の肖像にもなっている、「アンドリュー・ジャクソン」の銅像がそびえています。

広場の周りには、大勢の露天商やパフォーマーが思い思いに(とは言っても、おそらくライセンスはあるのだろうとは思う)店を広げており、観光客で賑わっています。露店の多くは、よくわからない自作の絵や手工芸品を売っているようですが、売れるのだろうかと他人事ながら心配になります。もちろん音楽のパフォーマーもいますが、必ずしもディキシーランドジャズばかりというわけではありませんでした。路上には、観光客相手の馬車がたくさん停車していました。


(1)アリゲーターの唐揚げ。ソーセージと言い、ワニはステーキにできるような大きい肉が取れないのか。
(2)20ドル札の肖像の人、アンドリュー・ジャクソンの銅像。
(3)広場の周辺の歩道には、パフォーマーや物売りが大勢いる。
(4)ジャクソン広場周辺に集まる観光客を牽く馬車もたくさんいた。


観光名所をあちこち見ていたら、ポツポツと弱い雨が降ってきました。実は昨日の昼にも激しい雷雨が降っており、その時はたまたまカジノ内にいたので難を逃れたのですが、今回もその危険がありそうなので、ちょうどやってきた路面電車に乗ってハラーズカジノに避難しました。さすが亜熱帯気候だけあって、雨が多い地域のようです。

カジノのバーカウンターでビデオポーカーにお金を入れてからビールを注文し(一部の銘柄は有料だったので、もちろんタダになるものを)、飲みながらゲームをしていると、案の定激しい雷の音が聞こえてきました。好都合なことに、ハラーズカジノのすぐはす向かいには、水棲生物ファンであるワタシが滞在中に必ず行こうと決めていた「オーデュポン水族館」があるので、雨が弱まったらそこに行くことにしました。


ハラーズカジノの入り口から見た激しい雷雨。

水族館には、おそらく学校の校外授業と思しき小さな子供の集団が何組かいました。この種の子供の集団はジャクソン広場でも見かけましたが、ほとんどが黒人の子で、土地柄を感じます。

水族館は、ガーやチョウザメなど地元の魚類のほか、クラゲの展示が充実していました。クラゲを売り物にする水族館が多いのは、やはりクラゲに何かを感じる人が多いということなのでしょうか。その展示の中にアカクラゲがありました。日本ではありふれた種で、強い毒を持つ刺胞だけでなく、海岸に打ち上げられて乾燥した粉末が呼吸障害を起こすなどの被害もあり、厄介な種です。ここの展示では、その名称を「Japanese Sea Nettle」と表示されていました。「Nettle」とは、「イラクサ(棘があり刺さると炎症を起こす植物)」だそうで、英語圏では「日本の海のイラクサ」と認識されていることを知りました。水族館には、別料金ですが、3Dシアターが併設されており、大西洋の珍しい生物の3D映画を観ることもできました。


(1)アルビノ(白変種)のアリゲーター。見ている間はピクリとも動かなかったが、30分後にまた来たら、180度向きを変えていた。
(2)Japanese Sea Nettle(アカクラゲ)。
(3)新旧の潜水服。新式の方は宇宙服のよう。


水族館を出るころには雨もすっかり上がっていたので、すぐ近くから出ている、ミシシッピ川を横断する渡し船(渡し賃は片道2ドル)に乗ってみました。ミシシッピ川の向こう側は、観光客が見るべきものは何もなく、ガイドブックには治安の問題からあまりうろつかない方が良いようなことも書かれていたので、降りたばかりの今来た船に戻り、Uターンして帰ってきました。


(1)渡し船の乗り口。
(2)乗り口の窓のすぐ向こうにオーデュポン水族館が見える。
(3)~(4)船上と船内。


そうこうするうち、まだ日は残るものの少し早目の夕食と考えてもよい時間となりました。我々は、一番の繁華街であるバーボン通りで、行き当たりばったりで入った店で窓際の席に案内され、ケイジャン料理のガンボやジャンバラヤ、生牡蠣などを注文していると、何やら楽隊のような音が外から聞こえてきたので窓越しに眺めると、パレードが通過しようとしているところでした。


(1)まだ日のあるうちのバーボン通り。
(2)早めの夕食に入ったレストランの店内。
(3)バーボン通りを通過するパレード。
(4)夜のバーボン通り。


夜のバーボン通りでは、音楽チャージなしを訴える飲食店の客引きが至る所におり、音楽の街であることがうかがえましたが、店から漏れ聞こえる音楽のジャンルは様々で、その中にディキシーランドジャズはあまり聞いた覚えがありません。途中、店の2階のバルコニーからビーズのネックレスをばら撒いているところにも何度か行き当たり、ラスベガスのカジノホテル「リオ・オールスイート」がかつてやっていた無料ショウ「Show In The Sky」でネックレスをばら撒いていたのはこれの模倣だったのかと得心しました。

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