オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

コインマシンやギャンブルゲームやカジノの歴史的エピソードとか、時々カジノ旅行記とか、たまにスポーツやマンガとか。

【小ネタ】EXBAR TOKYO+(バーケイド)に行ってみた。

2022年05月29日 19時39分04秒 | ロケーション

朝からときおり激しく雨が降る先週金曜日、受診のために中央線某駅近くの某大学病院に行ったついでに、かねてより気になっていた、新宿南口の「EXBAR TOKYO+ (エクスバー・トーキョープラス)」に行ってまいりました。

EXBAR TOKYO+は、「タイトーステーション 新宿南口ゲームワールド」の地下1Fにあるバーケイド(BARCADE:飲み屋のBARとゲーセンのARCADEとの合成語で、飲食とゲームを合体させた業態)です。

年々事業所数が減り衰退の一途にありながら、法の制約によってなかなか画期的な打開策が打ち出せないゲーセン業界にとって、バーケイドという業態は、ゲーセンオペレーターが採り得る数少ない工夫だと思うのですが、日本ではあまり見かけられず、個人営業の小規模な店がいくつかあるくらいです。

おそらくは、飲み屋となれば深夜帯も営業したいところですが、ゲーム機を置けば風俗営業となる(関連記事:ゲーセンと法律の話(2)風俗第5号営業(ゲーセン)の要件と制約)ので12時には店を閉めなければならず、商売になりにくいという事情があるのではないかと思います。EXBAR TOKYO+がオープンしたのは昨年の7月だそうで、およそ11か月が経過していますが、これからも本格的なバーケイドとして存続してもらいたいものです。同時に、これに刺激された他社も大人が遊べる新スポットとしてバーケイドを展開してくれればと思います。

EXBAR TOKYO+では、予めプリペイドカードに現金をチャージしておき、飲食物の購入ではそのプリペイドカードで支払います。面白いのは、12種類のビールを自分でサーブする点です。カウンターでグラスを受け取り、希望のビールサーバーの前で購入するビールを付属のタッチペンで選んでからレバーをひねると、ビールが出てきます。ビールは1cc単位で課金され、目の前の液晶に注いだ量と料金が表示されます。なんとなくガソリンの補充を想起します。一度使用したグラスは、専用の洗浄機で洗って使い回します。

(上)階段を降りた入り口から店内を見渡したところ。店内では数カ所に大きなモニターが備え付けられ、スポーツバーとして機能することも考えられているようだ。 (下)ビールサーバーとカウンター。カウンターでは女房がプリペイドカードを使って何か買っている。

軽食も用意されており、値段は概ねリーズナブルだと思います。

飲食のメニュー。ホットドッグが突出して高いように思えるが、その他は飲み屋としてはむしろ安く感じる。

少し残念に感じたのが、ゲームのラインナップです。CHEXX(関西精機/ICE)やATARI TABLE PONG、無料で遊べるシャッフルボードはバーケイドのラインナップとして大変良いのですが、ピンボールが3台しかなく、うち1台は故障中でした。ピンボール機が充実してくれれば普段行く機会がないこの店にももう少し通おうという気になるのですが。

設置されているゲーム機。(上)CHEXX、シャッフルボード、ピンボール。左奥は「BASEBALL COLLECTION」。 (下)ATARI TABLE PONG。

EXBAR TOKYO+が入るタイトーステーション新宿南口ゲームワールドは、今年でオープン30周年になるそうです。地上6階地下1階の全部がタイトーのゲーセンで、オープン直後の最上階は、複数の60年代のエレメカ機を含むレトロゲームフロアだったのですが、数か月で普通のゲーセンフロアに代わってしまいました。時代を先取りし過ぎていたのかもしれませんが、今ならバーケイドとレトロゲームで、比較的裕福なオールドファンの聖地となる可能性でワンチャンあると思うのですが、復活させることはできないものでしょうか


近畿レゲエ紀行(3) DAY2・シルバーボールプラネット(終)

2022年04月17日 21時16分54秒 | ロケーション

今日は新大阪を3:20頃に発つ新幹線で東京に戻ることになっています。大阪に来たら「蓬莱551」の豚まんを買って帰りたいので、余裕を見て2時ころには新大阪駅に着いておきたいところです。しかし、シルバーボールプラネットのオープンは11時とのことですので、あまり長い時間は遊んでいられません。

更に悪いことには、今回宿泊した「ホテルトレンド西心斎橋」はチェックアウトが朝10時と早いので、シルバーボールプラネット開店までの約1時間をどうにかしなければなりません。どこか喫茶店で過ごすかとビッグステップの周辺をうろついていたら「コメダ珈琲」を見つけたので、ここで朝ごはんをいただきながら過ごすことにしました。

ワタシはコメダ珈琲を使う機会があまりないのでよくわからず、ハンバーガーとコーヒーを注文しました。ハンバーガーの味は、「お惣菜ハンバーグ」のそれでした。これはワタシがハンバーガーに求める味ではありませんが、ここでそれを期待するのは了見違いであることは承知しています。おいしいはおいしいです。

コメダ珈琲で注文したコーヒーとハンバーガー(上)と、ハンバーガーのクラウンを外したところ(下)。パティは円形ではなく小判型だった。

11時58分にコメダ珈琲を出てビッグステップに向かい、シルバーボールプラネットに3年ぶりの再来を果たしました。新入荷のポップが付いた機種が4機種ほどありましたが、ラインナップは前回来た時とそれほど変わりはありません。唯一のビデオゲームである「TRON」(関連記事:TRON(Bally/MIDWAY, 1982)
も健在でした。EM機が「Capt. Fantastic (Bally, 1976)」1台のみというのも同じです。もう少しEM機を増やしてくれると嬉しいんだけどなあ、と思います。

今回見つけた新入荷マシン。左より順に、
GUNS/N/ROSES (Jersey Jack, 2021)
Heavy Metal (Stern、2020)
Thunder Bird (Home Pin, 2018)
Rick and Morty (Spooky Pinball, 2020)

発売後、僅か1時間(だったかな?)で売り切れたというスターンの「ゴジラ」は残念ながらありませんでした。しかし、「新入荷」のポップは付いていなかったものの、スターンの「Netflix Stranger Things (Premium)(2020)」は、プレイフィールドのスクリーンにエプロンに仕込んだ小さなプロジェクターから画像を投影する仕掛けと、そのスクリーンが倒れると現れる「デモゴーゴン」というモンスターが少し寄生獣を想起させる点が印象に残りました。

Netflix Stranger Things.

プレイフィールド上のスクリーン。ぼんやりしているが、男の画像が映っている。

スクリーンに画像を投影するプロジェクター(赤円内)。

スクリーンの向こうから現れる「デモゴーゴン」。倒れたスクリーンがジャンプ台となり、デモゴーゴンの口にボールを入れる。

このプロジェクターは、その後のタイトルでは(この記事を書いている時点では)使われていないようです。汎用性があまり高くなさそうな割には手間暇とお金をかけてしまったなあと、少し寂しい気持ちになりました。

その後、TRONを遊んだり、唯一のEM機のCapt. Fantasticを遊んでいるうちに2時が近くなってきたので、後ろ髪を引かれる思いでシルバーボールプラネットを出ました。ついでに、話題のケーキの自販機を見てみましたが、この値段ではちょっと手を出そうという気にはなりませんでした。

ビッグステップに設置されているケーキの自販機。

新大阪駅では、東京行きの新幹線乗り場近くにある蓬莱551のチルド専門店で、Aセット(豚まん+シュウマイ)を2つ、保冷バッグ付きで購入しました。30人くらいの行列ができていましたが、売り子さんの窓口が10ほどもあるので思ったほど待たずに済みました。さらに、せっかくなので帰ってからの夕ごはんにするつもりで駅弁を女房の分と二つ買って、東京に戻りました。

(このシリーズ・おわり)


近畿レゲエ紀行(2) DAY1・その2:大阪新世界&心斎橋

2022年04月10日 18時52分22秒 | ロケーション

奈良から大和路線に乗り、天王寺で地下鉄御堂筋線に乗り換えて動物園前で下車。後に、大和路線のまま新今宮で降りても大差ない結果であったことを知って、土地勘のなさを呪う。と言っても致命的と言うわけでもないですが。

いくらか雨が降っているが、ジャンジャン横町をくぐってまずはかすが娯楽場へ。3年前に比較すると、シングル機コーナーが少し縮小し、代わりに中型のプッシャーが増えているような気がします。

かすが娯楽場(4/17修正・右下の4台のビデオゲームの画像は、次に紹介する「日本一狭いレトロゲーセン ザリガニ」の画像でした。お詫びするとともに、これを持って訂正とさせていただきます)

かすが娯楽場の向かいには2軒の射的場があったはずですが、1軒は閉まっていました。また、その並びにある、3年前はプライズ機の店だった「日本一狭いレトロゲーセン ザリガニ」は、ビデオゲームの店に変わっていましたが、怪しい500円ガチャポンは健在でした。

日本一狭いレトロゲーセン ザリガニの入り口付近。500円のガチャポンは健在。

ジャンジャン横町を抜け、ゲームセンターのニュースターの中を通ってスマートボールのニュースターに行こうとしたら、ゲームセンターの方のニュースターの出口付近に、ユウビススマートキッズシリーズの一つ、「グラスダービー」がありました。

ゲームセンターの方のニュースターにあったユウビスのグラスダービー。

キッズ向けはワタシの守備範囲外なのであまり詳しくはないのですが、「スマートキッズ」シリーズが初めて発売されたのは1997年だったと思います。その後結構な数のタイトルが出ており、どのタイトルがいつリリースされたかまでは把握できておりませんが、せっかくなのでこのゲームにお布施をしていこうと思ったのに、コイン投入口が何かで詰まっており、結局お布施できませんでした。

続いてスマートボールの方のニュースターに来れば、当然お布施もしてくるわけですが、今回はツイていて、帰りには「きのこの山」を一つ(200円相当)を獲得してまいりました。実は、今回の旅行に出る寸前に、IPDBの中の人からスマートボールに関する質問を受けておりました。いい機会だったので参考になる写真をいくつか撮影しておきました。

トレイには50個のボールが入る。これで200円相当のお菓子になるので等価交換ということになる。

最も出ている時にやめていれば、あと2、3個も余計にきのこの山を取れていたはずで、昭和のある時期であれば十分な子供へのお土産としたお父さんもいたかもしれません。換金を目当てとする客が殆どの現在の4号業界の実態に比べると、長閑な良い時代です。

ニュースターの次は、通天閣の向こうにあるレトロゲーセンザリガニに向かいました。3年前は気づかなかったのですが、この界隈では射的場が増えていたように思います。中には矢を射る「矢場」まで出来ていました。

矢場。矢尻はさすがに吸盤だった。

「くじを買っても矢場に行っても当たらねえ」とは杉浦日向子さんの江戸漫画の中に出てきたセリフですが、江戸のレクリエーションが、いくらか形を変えてはいるものの現代に蘇っていることに、ある種の感動を覚えます。

時々強く降る雨の中、なんとか「レトロゲーセンザリガニ」に到着しました。入り口から覗ける店内には「2F なつかしのレトロゲーム / 3F シューティング地獄」の案内板が見えます。

レトロゲーセンザリガニの店頭。

しかし、1Fにも懐かしjの筐体物がたくさんあります。

1Fは大型筐体のレトロゲームが並ぶ。この画像には、手前から「電車でGO!(TAITO, 1996)、ランディングハイジャパン(TAITO, 1999)、コブラ(バンダイナムコ、2005)、ゴルゴ13(namco、1999)が見える。

 

1Fのその他の筐体。ダライアス(TAITO, 1987)、アフターバーナークレイドル(SEGA, 1987)、ナイトストライカー(TAITO, 1989)、アウトラン(SEGA, 1986)が並ぶ。80年代に大型筐体と言えば、そのほとんどは当時の大メーカーだったタイトーとセガの2社の製品だった。

2Fに上がると、ミディ筐体がずらりと並んでおり、一部を除きその発売年が掲示されていました。規模は奈良のCUEより大きいですが、ラインナップとしては、ワタシとしてはCUEの方が好みでした。

2Fの様子。左上の画像の背後にも小さなスペースがあり、そこには「いっき(サン電子, 1985)とリバーパトロール(ORCA, 1981)がキャバレー筐体に入っていた。

3Fは、1Fの案内板に「シューティング地獄」と謳われていた通り、縦横のシューティングゲームしかありません。

3Fの様子。ここに見える全部がシューティングゲーム。小スペースの方に、例外的にスパルタンX(IREM, 1984)があった。

ザリガニを出ると、もう午後の7時を過ぎていました。ワタシはこののち心斎橋に移動し、今夜宿泊する「ホテルトレンド西心斎橋」へ。目当てのホテルが満室でやむなく選んだのですが、ビジネスホテルのくせに部屋が広く、快適でした。

ホテルトレンド西心斎橋のシングルルーム。大人一人が寝起きしてデスクワークができる最低限のスペースがあるビジネスホテルに馴染んできた身にはめっぽう広く感じる。

ホテルに荷物を置いて勇んでシルバーボールプラネットに向かいましたが、入店して10分ほどで「まもなく閉店です」と言われてしまいました。聞くと、今は8時に閉まるのだとのこと。不完全燃焼の思いを抱いてとぼとぼとホテルに戻り、コンビニで買ったビールを飲んでこの日は寝てしまいました。

(近畿レゲエ紀行(3) DAY2に続く)


近畿レゲエ紀行(1) DAY1・その1:ゲームセンターCUE奈良三条店&まるかつ

2022年04月03日 19時50分16秒 | ロケーション

去る3月26日から27日にかけて、奈良県と大阪府の弾丸ツァーに行ってまいりました。今回の旅の主たる目的は奈良にありましたが、せっかくならついでに3年ぶりとなる大阪のオールドゲーム状況も見てこなければもったいないと考え、タイトになることを承知の旅程を組みました。そのため今回の旅はお忍びとしており、本来であればご連絡申し上げておくべき方々には義理を欠いてしまいました。申し訳ありません。

奈良も、せっかく訪れるのであればレゲエスポットはないものかと調べたところ、JR奈良駅東口からほど近いところに建つ「ゲームセンターCUE奈良三条店」がヒットしたので、この機会に覗いてまいりました。訪問時はそこそこの雨が降っており、傘を持っていなかったワタシは店舗外観の写真を撮影していません。店舗の概要などは公式のウェブページを参照ください。

目的のレトロゲームコーナー3階にあり、レトロゲームのほとんどは二つの壁に沿ってL字型に設置されていました。複数のゲームが遊べる仕様に改造されている筐体もありましたが、それらはゲーム切り替えの方法がよくわからず多少まごつくのと、おそらくは汎用性を高めるためと思われますが、ボタンが6個くらい付いているため、現在画面に映っているゲームで使用するボタンと、どのボタンが何の機能であるかは、実際に操作してみないとわからないところがありました。

しかし、ラインナップにはワタシがビデオゲームに最も耽溺していた80年代のタイトルが豊富にあります。中でもナムコのタイトルが充実しており、ワタシがテーブル筐体のビデオゲームの最高傑作と思っている「リブルラブル」を30年ぶりに遊べたのは今回の旅行の最大の収穫と言えたかもしれません。ただ、最盛期には最高で27回起こせた「奇跡」が、今回は僅か2回しか起こせませんでした。

ゲームセンターCUE奈良三条店に設置されていたレトロゲームの一部。左上から、ナムコのリブルラブル、バラデューク、グロブダー、ドルアーガの塔。実はワタシは、かつてはナムコの熱狂的なファンだったのだった。

公式ウェブサイトの設置機種リストには、「レトロゲーム他多数 お客様のご要望に応じて!!」とあるのですが、気軽に行けるところではないことが本当に残念です。

ゲームセンターCUE奈良三条店を出た後は、駅前からバスで10分ほどの「神殿(こどの)」にある、「とんかつ店まるかつ」に向かいました。現地に到着したのは午後2時半ころでしたが、まだ店内に入りきれないほどの待ち行列が出来ており、その人気のほどがうかがわれます。

「まるかつ」は、その店長の人柄やスタッフの接客の評判を様々な方面から聞いていたので、ここは厚切りロースかつ、ヒレカツ、大えびフライを盛り合わせた「厚切りミックス定食(2380円)」と、ワタシにしては珍しく奮発し、帰りにはお土産としてレトルトの「まるかつカレー」を購入して帰りました。噂に違わぬ名店だったので、ワタシもここで宣伝しておきたいと思います。
まるかつ公式ウェブサイト まるかつtwitter

まるかつの厚切りミックス定食。ごはん(十五穀米に変更も可)としじみ汁はおかわり自由。ハラショー。

CUE」と言い「まるかつ」と言い、この近郊の人たちがつくづく羨ましいです。

(「DAY1・その2:大阪新世界」につづく)

余談:まるかつの店内の壁には、店長による人生訓がびっしりと掲示されており、とんかつができてくるまでの間、人生について考えることができます。

店内に掲示されている人生訓のごく一部。ヘンな店に見えるかもしれないが、とんかつも接客も一流。


【予告】近畿レゲエ紀行

2022年03月28日 21時23分01秒 | ロケーション

毎週日曜日更新を目指す拙ブログですが、先週末は奈良→大阪の弾丸ツァーに出かけており、更新が滞っただけでなくその告知さえもせぬまま日曜日が過ぎてしまいました。申し訳ありません。

また、本来ならば大阪を訪れる際にはご連絡をしておくべき方々がいらっしゃるのですが、今回は滞在時間が短かかったためお忍びとさせていただきました。不義理をしてしまってこちらも申し訳ありませんでした。

今回のツァーのメインは奈良の用件にありましたが、せっかくの機会ということで奈良駅前のCUEというゲームセンターのレトロゲームコーナーを探訪してまいりました。さらにその後大阪に向かって新世界周辺探訪後に心斎橋で一泊、翌日はシルバーボールプラネットでピンボールを堪能してから東京に戻ってまいりました。

そこで次回の更新では、その時の様子を「近畿レゲエ紀行」としてご報告することとして、今回はその予告ということでご勘弁願いたく存じます。

アミューズメントCUE奈良三条店のレトロゲームコーナーの一部。「レトロゲーム部はじめました」が嬉しい。

 

新世界。前回(2019年)来阪時にはなかった「矢場」。

 

かすが娯楽場の店内。前回来訪時(2019年)からメダルゲームコーナーがずいぶんと変わっていた。