◆本日の行動予定(「再」は昨年も訪れている場所、「初」は今回初めて訪れる場所)
①(再)ギャンブル関連グッズ店「ギャンブラーズ・ジェネラル・ストア」
②(再)ギャンブル関連グッズ店「スピネッティス・ゲーミング・サプリーズ」
③(再)ノース・プレミアム・アウトレット
④(初)コストコ
⑤(再)ラウンド1・メドウズモール店
⑥(初)SASUKE的「スパイ・ニンジャ・HQ」 屋内テーマパーク。
⑦(再)スフィア 球状劇場。
⑧(初)「Player 1」 ビデオゲーム・バー。
⑨(再)Jerry's Nugget カジノ(目的はカフェ)。
三日目の巡礼地図。
**************** 第3日目
①現在地に移転後のギャンブラーズ・ジェネラル・ストアはどうも活気が無いように思われる。90年代からラスベガスに行けばほぼ毎回立ち寄って来たし、おそらく今後もそうするだろうとは思うが、以前ほどの期待は感じられない残念な店になってしまった。
②「スピネッティス・ゲーミング・サプリーズ」は、ギャンブラーズ・ジェネラル・ストアと同種の店だが、客がいなくても店内にヤる気が感じられる。昨年は「パンチボード」がいくつか陳列されていた(関連記事:新ラスベガス半生中継2023年G2Eショウ(2) DAY 2・その1:今日もゲーム三昧、のはずが)
ので今年は一つ買って帰ろうと思っていたが、なくなってしまっていた。同行者の一人が古着コーナーから4年前にクローズしたカジノ「テキサス・ステーション」のロゴが入った上着($30くらいだったか)を買っていた。テキサス・ステーションは25年くらい前に一度だけ行ったことがあり、スロットマシンで少しお金が増えたので記念にロゴ入りのバスタオルを買って帰った思い出のカジノだった。
「テキサス・ステーション」のロゴ入りジャケットを試着する同行者。サイズが合えばワタシが欲しかったものだった。
③ノース・プレミアム・アウトレットで買い物だが、円安のためおトク感は殆どない。ワタシは長年使ってすり切れた定期入れと財布の代替品と、女房への土産にロクシタンでハンドクリームの大きいチューブを買う。リーバイスでは特に買うべきものがなかった。
④同行者の一人が「コストコ」の会員で、出発前からラスベガスのコストコに行ってみたいと言っていたので、プレミアム・アウトレットの近くにある店に行ってみた。「コストコ」は会員制だがビジターを二人まで同伴できるので、我々も入ることができる。だが、店の規模は思ったほど大きくない。日本では格安のホットドッグが大人気だが、残念ながらこの店にはフードコートが無かった。それでも外国のスーパーを見るのは楽しい。
①コストコの入り口。②~③肉売り場の肉は5kg、10kg、あるいはそれ以上のボリュームで売られている。④巨大なソーセージに見えるものはひき肉の真空パック。脂肪の含有量によって単価が異なる(脂肪分が少ない方が高い)。
⑤昨年も訪れた「ラウンド1・メドウズモール店」。初日に行った「サウス・プレミアム・アウトレット店」のゲームカードが共通して使える。
左上:こちらは8レーンのボウリング施設があるが、この時は誰もプレイしていなかった。もともとガチなボウラーが来るところではない。 左下:ここにも99¢アイスクリームがあったので三人でいただく。だって食べないとソンだし。 右:ここもジャパニーズスタイルのタコ焼きや餃子を看板に掲げていたが、我々が行った昼ころはノットアヴェイラボーだった。
⑥「スパイ・ニンジャ・HQ」は、1500万のチャンネル登録者数を持つユーチューバーが今年の3月にサハラ通りの西にオープンした施設で、「全年齢向けアクション+アドベンチャーパーク」を謳っている。ゲーム施設もあるが、スポーツ要素のあるアトラクションやバーもあり、従来のゲームアーケードとは一線を画す。
2階には「RETRO BAR」というバーがあり、その周辺には70~80年代のビデオゲームがたくさん置かれている。ここでは画像が紹介しきれないので、近い将来に別の記事「ラスベガス・レゲエ紀行」として記録しておこうと思う。
①外観。 ②店内の一部。1階のゲームコーナーの頭上にアトラクションのコースが見える。 ③トイレのサインは共感力が高くてよい。 ④2回にある「レトロ・バー」。この周辺には70-80年代のビデオゲームがプレイヤブルな状態で置いてある。
2階の「レトロ・バー」と、その周辺のオールドビデオゲーム。本シリーズ終了後に「ラスベガス・レゲエ紀行」として記録するつもり。
⑦「Sphere」。昨年よりも中央に近い良い席だったにもかかわらず、同じプログラムだったので、およそ$120も出したのに不覚にも眠気を催してしまった(関連記事:新ラスベガス半生中継2023年G2Eショウ(7) DAY 5・事実上の最終日)。とは言え、初めての二人は相応に感銘を受けているし、一度は観ておいても良いものだとは思う。
⑧「Player 1」は、ストリップの東を南北に並行するメリーランド通り沿いの、サハラ通りに近いところにある。モノレールのサハラ駅から約2kmの距離は歩けないことは無いが、やはり車で来るべきところだろう。しかし、この店の売り物はレトロゲームとビールで、「Video Game Bar」を謳っている。
ワタシは今まで、カジノで負けが込んで泣きそうになった時は、だいたい「ピンボール・ホール・オブ・フェイム」に逃げていたものだった。しかし「Player 1」の存在を知った今、逃げる先の有力な選択肢が一つ増えた思いが強い。車があるのでビールこそ飲めないが、入場料(たしか8ドルくらい)を払えば場内のレトロなビデオゲームが遊び放題(ピンボールは別料金)で、時間制限もない。「ジャングルキング(タイトー、1982)」や「ヴァンガード(SNK、1981)」を40年以上ぶりに遊んだらめっきり下手になっていた。次回巡礼でもきっとまた訪れたい。
①外観。 ②ピンボールコーナー。こちらは別途料金を要する。 ③コンシューマーゲームも遊び放題。 ④たくさんのビールのタッパーが並ぶバー。
①シカゴ・コインのエレメカ機「DEFENDER」(1971) ②Punch Out (任天堂、1984) ③アタリの「アステロイド」と「スター・ウォーズ」(1979、1983) ④TRON(Bally, 1982)
⑨夕食は、アメリカに来たのだからやはり肉を食べようということで、昨年に続いて今年もJerry's Nuggetのカフェ。ワタシは昨年はハンバーガーを食べているが、今年はプライムリブの「Thick Cut(厚切り)」をいただく。$46.99とはずいぶん高くなったと思うが、今後何回来れるかわからないので体験できるうちにしておこうと思い切った。一応メニューには「28-30オンス」と書かれており、2ポンド未満なら余裕だと思っていたが、食べ終わったらかなり苦しくなっていた。
①セットのサラダ。 ②軟らかくておいしい厚切りのプライムリブ。ワタシは塩で食べるのを好む。 ③前回記録し忘れていた、二日目の昼食。中華街の「Pho Kim Long」でいただいた「ビーフ&ミートボール」のフォー。
【本日のゲーム】
ホテルに戻り、今回初のクラップスに手を出した。ミニマムは$10。オッズベットは3-4-5。最初にバイインした$200は3プレイで溶け、続いて$200をリバイするがこれも3プレイで溶けた。こんなはずはないとまたもや$200をリバイして、2プレイ目でやっとポイントが出たが、その後の2プレイで全部溶けた。
あっという間に$600を失い、手元に残った$15のチップをどうしようかとカジノ内をうろついていたら、中年の男性東洋人が一人しか付いていないブラックジャックテーブルをみつけたのでそこに座る。1ゲーム目は勝ち、パーレイしてまた勝った。$60になったので以降$30ずつベットしていたら、$200くらいまで増えていた。
一緒にプレイしていた東洋人はベイシック・ストラテジーを守る好ましいプレイヤーで、ゲームの合間に「あなたのプレイスタイルはベイシック・ストラテジーですね」と話しかけてみたら、よくぞ理解してくれたとばかりに喜ばれた。「ディーラーのアップカードが10なのに自分の手が16だとスタンドしてしまう人が多いんだけどね」などと話が弾んで、そう言えばテーブルゲームにはこういうコミュニケーションを楽しむこともあったのだなあと思い出した。そこに一人の気のいい白人のあんちゃんが入ってきて、互いに名乗り合った。東洋人は「ボー」と名乗り、「どんな字を書くのか」と尋ねたら、「波、サンズイにカワです」と日本語で答えられた。やはり世の中、油断してはいけない。
一時は$300まで増えていたものが$100くらいまで減ったのでやめて、本日最後の一勝負のつもりでビデオポーカーのDDBAFをやったら、Aces & Facesならではの大当たりが出てくれた。
Aのペア残しから、4As+絵札に発展、500ドル。Aces & Facesならではの大当たり。
クラップスで溶けた$600ドルは、ブラックジャックとビデオポーカーで僅かなマイナスで済むまでに取り返すことができた。しかし、これが今回の巡礼の最初で最後の輝かしい結果になるとはこの時点では思っていなかった(こともないか?)。
(つづく)