オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

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新ラスベガス半生中継2023年G2Eショウ(2) DAY 2・その1:今日もゲーム三昧、のはずが

2023年10月29日 20時10分15秒 | 海外カジノ

**************** 第2日目その1

・今日の我々一行は、まず南の方にある、ゲーム施設を併設するピザレストラン「チャッキーチーズ(Chuck E. Cheese)」を皮切りに、ストリップエリアを北上しながらラスベガスのゲーム施設を巡る予定。しかし、チャッキーチーズの開店時刻は11時と少し遅いので、先にダウンタウンとストリップエリアの中間にあるゲーム用品店「ギャンブラーズ・ジェネラル・ストア(Gambler's General Store)」と「スピネッティス・ゲーミング・サプリー(Spinettis Gaming Supplies)」を見ていくことにする。

最初に訪れた「ギャンブラーズ・ジェネラル・ストア」は、2019年にメイン通りを挟んだはす向かいに引っ越しているが、その時は立ち寄らなかったので、新店舗に来るのはこれが初めてとなる。古い方の店舗は現在もリース物件として看板が出ている。

ワタシは期待していたスロットマシン関連の新しい本がみつからず、もっぱら今は存在しないカジノの備品(売り物)を見ていたところ、その一角に、絵が入った二つの額を見つけた。

ギャンブラーズ・ジェネラル・ストアで見つけた額二つ。

ワタシはこれらの絵をカーソンシティとバージニアシティでも見ている。特に①の右側の、中国人移民によって運営されているキノの絵に添付されている説明文は、バージニアシティにかつてあった「ネバダ・ギャンブリング・ミュージアム」(関連記事:ネバダ・ギャンブリング・ミュージアム(ネバダ州バージニアシティ)の思い出)に展示されていた時のものと全く同じである。これらの絵については他にも思うところがあるので、いずれ別の機会に言及したいと思う。

ギャンブラーズ・ジェネラルストアの次に、すぐ近くにある同種の店、「スピネッティス・ゲーミング・サプリー」を覗く。こちらではパンチボードが陳列されていた。

スピネッティス・ゲーミング・サプリーで売り物として陳列していたパンチボード。

ワタシが以前ここでパンチボードを買った時は(関連記事:パンチボードで痛恨の記憶)数点が棚の下の方にただ積まれていただけだったが、いくらか入荷があったので陳列方法を改めたのだろうか。今回も一つ買って帰りたかったが、円安のため一つ8千円と聞くと大いに躊躇し、断念する。

・「チャッキーチーズ(Chuck E. Cheese)」には11時過ぎに到着。本来は小さな子供を連れたファミリー客が主たる客層の店で、ゲーム目的で来る我々おやじ4人組は浮く存在だが、若いねえちゃんの店員の応対はたいへん良かった。我々は飲食はせず、ゲームのみ45分間遊び放題パックで遊びまくる。ゲームは完全にコインレス、チケットレスになっていた。

チャッキーチーズの店内。①飲食エリアからゲームエリアを臨む。②~④設置されていた機種の一部。ほとんどはリデンプション機で、日本では見かけることがないものばかり。ゲーム内容は単純だが、大きな筐体で目を惹くものが多い。

・チャッキーチーズを出て、同じマーケットプレイス内にある「インナウト・バーガー(In-N-Out Burger)」で昼食。以前は知る人ぞ知るチェーンだったが、最近エンゼルスの大谷翔平選手の言動で日本でも知る人が増えた。バーガー自体は他店と比較してやや小さく感じるが、セットが10ドルで済むのはうれしいし、そしてバーガーもフライもおいしい。

インナウト・バーガーの「ダブル・ダブルバーガー」にドリンクとフライを付けたセット。黄緑色に見えるものはトッピングのハラペーニョ(無料)。物価高のラスベガスで10ドル以内で済む食事はありがたい。フライのジャガイモは店内でカットして揚げているのがこの店の自慢だったが、今はあまり珍しくなくなってしまった。

・昼食を終えて車に戻り、次の目的地であるタウンスクウェア内の「ヴェロシティ・eスポーツ(Velocity esports)」に向かおうとするが、車のエンジンがかからない。ちゃんとブレーキを踏んでボタンを押しているか、サイドブレーキがかけっぱなしではないかなどいろいろ確認してみるがどれも問題ない。一人が車外に出てあちこち見て回り、「ボンネットの中から『チッチッチッ』と異音がする」と言うので、各自スマホで調べると、どうもバッテリーの問題である可能性が高そうである。そうであればせっかくオプションで付けてあるロードサービスに連絡だと思って電話をかけてみるが、何しろ英語には全く堪能ではないワタシには手に余った。ちょうどそこに、我々の車の斜め前に一台の車が入ってきて停めたので、その人に助けを乞おうと近づくと、出てきたのは小柄なご婦人だった。

「すみませんマアム、我々を助けちゃくれませんべか。このレンタカー、バッテリーがイカレちまったようで、ロードサービスに電話してみたけんども、あっしたちゃあ英語がおぼつかねえもんでわからねえんでがす。そこで、あっしたちの代わりに電話していただけませんか」

ご婦人は快く引き受けてくれて、最終的には「30分から1時間くらいでピックアップトラックか修理車が来ることになったので、ここで待っていれば良いということになった。

ご婦人に礼を言って待つことおよそ1時間、修理車がやって来た時は天の助けと感じた。作業員が「どっから来たんだい? ニッポン? 俺は××(プロレスラーらしい)のファンだよ」とやたらフレンドリーなのは有り難いが、我々の中にプロレスに明るいものがいなくて申し訳なく恐縮してしまった。

作業員はタブレットのような機器を取り出して、「インナウトで食ってたのか。ハンバーガーなら『ファイブガイズ』がお勧めだぜ。少し高いけどな」などと雑談をしながら点検を進め、その結果バッテリーが死んでいるとの結論を出し、「ここで車を起動するから、レンタカーセンターに戻って車を交換してくれ。それまでエンジンは切っちゃいけねえよ。交換する時はケースナンバー×××-×××-×××を伝えるように」と我々に指示した。この後、修理車から何か器具を取り出して我々の車に繋ぎ、「OK、起動してくれ」と言われてイグニッションボタンを押すと、めでたくエンジンはかかった。

レンタカーセンターに戻り、言われたとおりにケースナンバーを伝えると、「ではあの辺にある車から選べ」と言われ、手続きはスムーズに終わった。新しい車はトヨタ製で、前のクライスラーよりも座面が低かった点が少しだけ気になった。

【次回DAY 2・その2の予告】
諸般の事情で1回にまとめられなかったDAY2の続きは、元GAME WORKSだったVELOCITY eSPORTS、念願の新Pinball Hall of FAME他を多くの画像を交えて記録の予定!


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