夜中に目が覚めそのたびに再び眠ろうと努力するのはラスベガスに来ると良くあることだが、今回もそうなっている。これが時差ぼけと言うものだろうか。それでもなんとか寝た気になって、朝7時頃起床。
昨日Smith’sで買ったパンとローストターキー、チーズ、それにチョコレートミルクで朝食。持参のプラスチックナイフで半分に切り、ターキーとチーズを挟んで食べる。だがこのパンはあまり好みではなかった。
自炊関連については、今の物価高のラスベガスではかなり重要な問題なので、別途まとめて記録に残すことにして、朝食後はカジノを少し覗いてからPinball Hall of Fameに行くことにする。
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出かける前に、カジノ内のキオスクで現在の会員ステイタスをチェック。ラスベガス(に限らないが)のカジノでは、会員カードを発行して遊んだ実績により様々な特典を提供するサービスを行っている。昔は一律だった会員資格にグレードの概念が導入され、それにより提供するサービスに差を付けるようになったのは、2000年代の半ばくらいからだったろうか。
二日目朝の時点のワタシの会員ステイタス。会員ランクを決める「Tier Point」は僅か34点。ワタシがメインに遊ぶビデオポーカーはTier Pointが貯まりにくく、次のランクのサファイア(青色)は遥かに遠い。
会員資格のグレードの設定は運営会社ごとに異なるが、ワタシが主に利用しているBoyd Gamingでは現在は5段階のグレードがある。ワタシはかつて、下から2番目の「サファイア」だった。そのもう一つ上の「エメラルド(緑色)」は、ワタシ程度のギャンブラーでは到底届かないので最初から狙っていない。しかしコロナ禍の少し前にシステムが改悪され、会員資格に期限を設けたので、コロナ禍で3年間ラスベガスに行けないうちに失効し、最下層の「ルビー」となっていた。
ラスベガスに行く頻度が下がった今では、サファイアになったからと言ってその恩恵を受ける機会は少ないが、そうは言ってもコンプの受けやすさも変わるし、サファイア程度なら努力すれば到達可能なので、できる事ならば達成しておきたい。
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ラスベガスでカジノ以外のアクティビティと言えば、ワタシの場合はまず「Pinball Hall of Fame(PHoF)」が筆頭に上がる。今回は、昨年10月(関連記事:新ラスベガス半生中継2024年(2) DAY 2:今日も今日とてゲーセン巡り)に来た時は時間的制約のため遊べなかった、戦後間もないころのフリッパーピンボール機から遊ぶ。そのうちの1台、「Lady Robin Hood」は、そのプレイフィールドが、フリッパーを初めて装備したとされる「Humpty Dumpty」とほぼ同じと言う話を前々回記事「先週見てきたPlayer1とPinball Hall of Fameの様子を少し」で述べ、プレイフィールドの比較をしているのでよろしければご高覧いただきたし。
今回のPhoFでは、ワタシにとって謎の機種だった「Fathom (Bally, 1981)」(関連記事:謎のピンボール「Fathom (Bally, 1981)」を発見した。昨年来た時には気づかなかったが、見逃していたのだろうか。喜び勇んでやってみたのだが、傾斜がきついとか両サイドのアウトホールが広いなどの高難度調整がされているわけでもないのに、なぜかすぐにボールがアウトになってしまって全然遊べない。こんなはずではないと続けて試すが、1ゲーム3ボール中、フリッパーでまともにボールを弾き返したのは2回だけと言う悲惨な状態で、それ以上続ける意欲をなくした。
Fathom(Bally, 1981)。Internet Pinball Data Baseによれば、1981年のBallyは12機種を発売しており、他の11機種は全て日本で実機を見ているのに、この1機種だけはワタシは見たことが無かった。
PHoFでは5ドルを使って3時間半ほど過ごす。
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ホテルに戻る前に、Walmartに寄ってフルーツを買い足す。ついでにパンとソーセージも買い足す。さらに、寝る前のスナック類としてポテトチップの大袋と、眠り薬のビールを買い足す。ついでに、買うつもりはないがかねてより高いと聞いている卵売り場を見たら、安いものでも1ダースで6ドル以上もしていた。
買い足した食料。これにビール(6本)とポテトチップが加わる。
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ホテルに戻り、遅い昼食を取る。メニューは今朝と同じだが、買い足してきたオレンジが加わった。その後カジノに出てなるべくゆっくりとゲームをする。一昨年のサーカスサーカスでついていたバブルクラップス(ETGのクラップスのこと)を、夢よもう一度とやってみたが全然つかない。ミニマム3ドルでも、ダブルオッズに6と8へのプレイスに12ドルずつ賭けて一発でセブンアウトすれば33ドルが飛ぶ。これは最悪のケースだが、それと大差ないゲームが続いて100ドルくらいを失う。
今回泣かされたバブルクラップスの同型機種。この画像は一昨年、サーカスサーカスでついていた時のもの。
ビデオポーカーのDDB A&Fも、ボーナスに関係しないヒラのクワッズが2回出ただけで、滅法ツイていない。今日はもうダメだと諦め、早々に部屋に戻り、朝、昼と同じメニューの夕食を食べ、部屋のTVでESPNを観ながら昼に買ってきたビールとポテトチップでカウチポテトして寝る。やはり冷蔵庫はありがたい。
ビールとポテトチップ。安ビールとして有名(らしい)「Pabst」は、2016年に米Stern社によりピンボールのテーマとされている。アメリカのポテトチップはおいしいと思うが、1パックが大きすぎる。こんなものを毎日食べてればそりゃデブるな、と少し怖くなる。
(つづく)