goo blog サービス終了のお知らせ 

オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

コインマシンやギャンブルゲームやカジノの歴史的エピソードとか、時々カジノ旅行記とか、たまにスポーツやマンガとか。

新ラスベガス半生中継2025(5):DAY 5/9

2025年04月20日 22時42分06秒 | 海外カジノ

今日からホテルをダウンタウンのメインストリート・ステーションに移す。ここはかつてsigmaの真鍋社長がラスベガスでオペレートしていたカジノ「パーク」だったところで、ワタシが最も頻繁に利用するホテルの一つだ。コロナ禍で一時クローズされ、現在はリオープンしているが、カジノやレストランなどの営業規模は縮小されてしまっている。

なお、今日の夕食は少し張り込んで外食。かつての同僚Gとそのお兄さんとともに、ヘンダーソンのBBQレストラン「Lucille’s」に行く予定。

******************

朝7時に目覚め、例によってスーパーで買ってきたパン、ハム、チーズ、オレンジ、それにチョコレートミルクの朝食を部屋で摂る。メインストリート・ステーションのチェックイン開始時刻は一応午後3時とされており、それまでの間はゴールドコーストからはほぼ一本道で行ける「ネバダ・ステート・ミュージアム」と、女房への土産を買いに「ノース・プレミアム・アウトレット」に行くことにしていた。

それでも博物館が開くまでまだ時間があるので、小一時間ほどビデオポーカーでもして過ごそうとトリプルプレイのボーナスポーカーを始めたら、結構あっさりとAのうっかりクワッズが出てくれた。

残した1枚がクワッズに発展する確率は4053.75分の1。

******************

博物館が開く9時少し前、ゴールドコーストをチェックアウトして博物館に向かう。ここはこれまでに2回訪れている(関連記事:新ラスベガス半生中継2019GW DAY2:ネバダ・ステート・ミュージアムと寿司隆)が、最後に来たのはコロナ禍前の2019年4月で、当時とは展示内容がずいぶん変わっていた。前回見て、今回も期待していたカジノのチーティング道具の展示は残念ながら無くなっていた。しかし、変わっていない展示もあり、前回見たセガのスロットマシンは今回も展示されていた。

博物館の展示から、マンモスと魚竜イクチオザウルスの骨格。2億5千万年前のラスベガスは海だった。

19世紀のアメリカでは、多くの中国系移民が鉄道の敷設や鉱山での労働者として働いていた。キノはその中国人がアメリカ大陸に持ち込んだギャンブルで、現代のラスベガスではビデオ化されたビデオキノが大人気である。

カジノの什器やフライヤー類と、セガの「スターシリーズ」を含む60年代初頭までのスロットマシンの展示。これらの展示は前回2019年4月に来た時と変わっていない。

******************

昼の12時ころ、博物館を出てノース・プレミアム・アウトレットへ。女房からは「ロクシタン」のハンドクリームを買ってきて欲しいと言われていたので、最初に向かう。ワタシはこの方面には疎いが、円安のせいで以前のようなお買い得感がまるでなくなっていることは見当が付く。それでも200ドルを超える買い物をしたら、オマケとして洗顔フォームをくれた。あとで調べたらそれ1品で4000円位もするものだった。

ワタシにとって定番のリーバイスも覗いたが、円安のせいで、日本のアウトレットと大して変わらないか、ひょっとするとむしろ高いくらいだったので、何も買わずに出る。

ノース・プレミアム・アウトレットのフードコートの向かいには、以前「Dairy Queen (DQ)」というソフトクリームの店があり、ワタシは大好きだったのだが、そこがインスタントラーメンの店「Ramyun Café」に変わっていた。面白いのは、客は棚に並んでいる袋入りの麺を取り、カウンターで調理用のカップなどを受け取り、備え付けの器具で自分で調理するようになっている。

Ramyun Caféの入り口。

入って左手の棚にはラーメンが並んでいる。ここから好きなものを選ぶ。

カウンターに並ぶ調理器具。左前方に今から買おうとしている客が見える。

調理中。

値段は10ドル前後と、今のラスベガスでの外食としては安い方ではあるが、それでもやはり割高感は感じる。

*************

たいした収穫もなかったノース・プレミアム・アウトレットを出て、まだ1時半と少し早いがメインストリート・ステーションに向かう。宿泊客でも駐車場代かかるのかなあと心配しながら車を停め、レセプションで早いがチェックインできるかと聞いたら構わないと言ってくれたので、部屋に入る。部屋はリノベーションされており、こぎれいになっている気がする。そして、事前の調査では書いてなかった冷蔵庫があった。そんなことなら2泊と言わずもっと長く泊まっていても良かったのにと少し後悔する。

メインストリート・ステーションの部屋の冷蔵庫。小さいのでたいした量は入らないが、自炊組にはありがたい。

 

*************

夕方、ダウンタウンに遊びに来ているかつての同僚Gとそのお兄さんと合流してヘンダーソンのBBQレストラン「Lucille’s」へ。一応道順は調べてはおいたが、念のため助手席のGにナビゲーションを頼んだところ、ワタシの認識とは違うところで高速道路を降ろされた。どうやら別ルートを指定してきたらしい。

Lucille’sでは、「Beef Rib」7本と4本を一つずつ注文。7本の方は、少食のGとワタシでシェアし、4本の方はGのお兄さん用。更に卵料理を一つ注文していたが、これはオーダー忘れで出てこなかった。ウェイターのあんちゃんに指摘したところたいへん恐縮されたが、しかしみんな腹いっぱいだったのでむしろ幸いで、にこやかにキャンセルしてもらった。

Lucille’sで注文したBeef Rib。左が7本、右が4本。

*************

夕食後、二人をHarrah’sに送り届けて自分もホテルに戻り、ゲームをする。メインストリート・ステーションでは、ビデオポーカーでクワッズ以上の役ができると、かつては最高5000ドルが当たるというスクラッチカードをくれる「SCORE 4」というプロモーションを行っていた。そのカードをもらうためには、コールアテンダントボタンで呼び出した係員が目視で確認した後に出現時刻や会員カードの番号を書き控えるなど、アナログな手続きを踏んでいた。それがコロナ禍で一時的に閉店し、数年を経て復活した際に、クワッズが出るとプレイヤーズカードを挿入するスロットの脇にあるサブモニターでピックゲームを行うようデジタル化されていた。

デジタルSCORE 4の画面。ピックゲームを行い(上)、その結果2ドル、3ドル、5ドルなどが当たる(下)ことになっている。

これは大変な省力化であり、あって然るべきイノベーションではあるが、良いことばかりではなかった。まず、アナログ時代には、スクラッチカードは「クワッズ以上」の役ができれば貰う権利があった。しかしこのイノベーションにより、対象となる役はクワッズに限定されてしまった。そしてもう一つ、このシステムはシングルプレイのビデオポーカーに限定されており、トリプルプレイやファイブ・プレイは対象外となってしまった。もう一つ付け加えると、獲得した賞金は現在遊んでいるクレジットに自動的に加算されるため、ゲームでは消化できない端数が発生してしまうのだった。

端数の問題には目を瞑るにしても、トリプルプレイが除外されたのは痛い。ワタシがサファイアとなれたのも、トリプルプレイでのポイントがおそらく75%以上を占めているが、メインストリート・ステーションではトリプルプレイはペイアウト率が下がってしまうことになる。

だからと言うわけでは決してないが、この日のゲームは滅法ツイておらず、クワッズは僅か3回、それにストレートフラッシュが1回出たのみで、苦しい苦しい夜だった。

ストレートフラッシュが出たが、これはSCORE 4の対象にはならない。悔しい。

深夜12時ころ、明日は元同僚Gとそのお兄さんをレッドロックキャニオンに連れて行くのでそろそろ寝ようとキオスクで確認したTierポイントは前日比+129ポイントだった。サファイアの目も見えてきたのはせめてもの救いと言える。

5日目終了時点のTierポイント。サファイアまであと265点。                                     

(つづく)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿