２０１１年９月、国際刑事警察機構（ＩCＰO)は
世界の９ヶ国と協力して偽薬の摘発を行い
１０億ドル超の偽薬品を押収したが殆んどが
中国製であった。
１１月には、偽薬摘発に備えて公安局を動員して
大規模な摘発を行い、１７７０人を拘束、２０億元
（約２５０億円）の偽薬を押収している。
今年に入って、国家食品薬品監督管理局は
１～５月の間に、偽薬の製造・販売の違法事件
３万件を摘発し、河北省、湖北省、上海などを
中心に全国的な規模を備えた製造販売ネット
ワークが張り巡らされていることを公表している。
７月初め、生理食塩水を狂犬病ワクチンだと
偽装して広範囲に販売していた業者が摘発され
１７人を拘束、６００万元の偽薬を押収。
また、６月には水疱瘡のワクチンだとして、生理
食塩水を接種していた医師が摘発されている。
ＷＨＯは、先進国での偽薬は１％未満だが、
中国では３０％以上が偽薬で、年間取引額の
４００億ドルのうち１２０億ドルがニセモノと推定。
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