大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

日本の護岸や堤防は危険個所だらけ

2012年09月19日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


      



東北地方太平洋地震による大津波の破壊力の

前に三陸沿岸部の堤防は為す術もなかった。

予測されている南海トラフ沿いの巨大地震で

想定されている津波の高さは並ではない。

国土交通省が2011年度版の「国土交通白書」で

明らかにした全国の海岸堤防や護岸の津波に

対する調査では、全長1万5000Kmのうち、

約1/4の24%で、想定津波の高さ以下であり

17%が津波の強度に耐えられないとしている。

大震災で破壊された港湾の復旧は2年以内に

完了させる計画だが、堤防の建造はこれからだ。

また、2012年7月に北九州を襲った豪雨による

堤防決壊後の全国109河川の緊急調査では

全ての河川で決壊の危険個所が見つかっている。

全長1万3000Kmのうち、約16%に当る延べ

2200Kmの区間で危険性が高いと判断された。

堤防の高さ不足が1500Km、堤防の築造で

砂層を含んでいるために水が浸透して破壊される

浸透破壊が発生する可能性が存在する箇所が

延べで1000Km、また、流れの蛇行などにより

浸食されて決壊する可能性のある危険個所が

200Kmあり、全体では2200Kmに及んでいる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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