次の中国を担う新しい指導部体制の陣容が
ほぼ固まったような報道が漏れ出て来ている。
２００２年、第１６回党大会の前の新指導部選出に
備えた会議で、江沢民はそれまでの７人体制から
公安、警察 検察、裁判など司法部門、情報部門
などの広範な権力を握る中央政法委員会書記と
党内部の規律、監視を司る中央規律検査委員会
書記を、党中央政治局常務委員に格上げした。
江沢民派の周永康と 賀国強を当てて９人体制とし
常務委員会で江沢民派が多数を占めることに。
新体制では、胡錦濤派は権力奪取に備えた激しい
内部抗争の末、重慶事件の薄煕来 の追い落しと、
後ろ盾だった周永康の役職にも制限を加えて
押し込めに成功して、胡錦濤派が勝利したようだ。
政法委と規律検査委を格下げして政治局に移し
以前のように常務委員会が監督することにして
９人体制を７人体制にすることに成功した。
２０１２年度で６７０２億元余の国防費を上回る、
７０１７億元余の公共安全費を握り、第二の中央と
呼ばれる権力体制を備えた部門にまでのし上がり
思うがままに権力を振って、重慶事件では一時
クーデター寸前までいったとされる危険部門を
抑え込み、管理下に置ける体制の実現は大きい。
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