大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

ソマリア沖の海賊

2008年12月27日 | Weblog



    


国会では、アフリカのソマリア沖で頻発する海賊行為を

封じ込めるために、国際社会と強調して、自衛隊の派兵

備えた、ソマリア沖自衛隊派兵特措法を巡って

紛糾しています。       

昨年からでもすでに25隻余の船が乗っ取られていて

200人以上が人質として拘束されています。

ソマリアはアフリカの角と呼ばれるアフリカ大陸の東端に

位置して、インド洋から紅海に入る入り口に当ります。

スエズ運河を通って地中海に抜ける大動脈を押さえる

重要な拠点になります。

国が破綻してしまっているソマリアでは、幾つかの勢力が

連合して、暫定政府を形作っていますが、実効支配地域は

首都のモガディシオ周辺だけで、国内の過半は反政府

勢力の支配下になっています。           

無政府状態の状況下に置かれている国民の一部が

武装勢力となり、生活手段として海賊行為を働いている

のが実情です。

海上交通の安全確保に備えて、国際会議も度々開かれ

国連安保理でも海賊行為の取り締まりに必要な行動を

ソマリア領海内で取れると決議をしています。

しかし、現実には海賊の拠点となる港湾は複数個所存在し

海域は、平均の巾が50Km以上もあり長さは1500Km

にも及ぶ広さです。              

海賊達にとっては今や、海賊行為による身代金は、地域を

支えるために不可欠な地場産業のような存在になって

いるとさえ言われています。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

安全と安心非常持出袋の準備は?