大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

チベットの資源開発

2008年12月17日 | Weblog


    


世界で一番高いところにある鉄殿の駅は、アンデス山中

の駅ではなく、今は、 青蔵鉄道のタンクラ峠(5072m)

近くにある唐古拉(たんくら)駅で標高5068mです。

列車には高山病に 備えて、医師と看護婦が同乗しています。

呼吸することすらままならない僻地に鉄道を敷設する

ために4500億円もの拒否が投じられたといわれます。

しかし、2007年1月の、新華社電では、この沿線の

政府の地質調査の段階で、銅が2000万トン、鉛・亜鉛

が1000万トンが眠っていることがわかりました。

中国国内で2番目の規模になると言われる789万トンの

埋蔵鉱量を持つ銅鉱床も見つかりました。

また、カナダ企業も鉱山開発に参入し、ラサの南西部

で銅・金鉱床の開発を進めています。       

外国資本までもが入り込んでくる大規模開発に、ダライ・

ラマも企業や資本主に対して「倫理的な価値について

注意深く検討をするよう」にアピールしています。

ラサの西の辺境江孜(キャンツェ)盆地では超大型の

石油・ガス田が発見されており、開発に 備えて、日喀則

(ツガシェ)まで青蔵鉄道が200Km延伸されます。

次世代の電池材料のリチウム鉱資源として、100万トン

を超える世界有数の埋蔵地がチベットの中西部の札

布那(ザブイエ)にあり、開発が進んでいます。 

このように相次ぐ資源開発で流入してくる漢民族で

チベット人が追いやられ、伝来の自然環境が破壊されて

行く危機感が暴動を呼び起こす要因になって居舞う。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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