海外旅行での楽しみの一つが買い物で、特に免税店や
専門店、直営店でのブランド商品がお目当ての人も
多いことでしょう。
しかし、なぜか中国への旅行となるとブランド品の偽物
目当ての人も少なくありません。
北京オリンピックの期間中は、多くの外国人が北京の
衣料品などの商店が集まる秀水街を訪れています。
1000軒もの商店が集まる秀水街に、8月20日頃には
1週間で30万人もの人が押しかけて、1億元以上もの
売上があったといいます。
しかし,此処は衣料、靴を始め、多くの有名ブランド商品を
備えた、名だたるニセモノブランドの販売拠点でもあり、
幾度となく繰り返される手入れにも関わらず、現在でも
多くの有名ブランドのニセモノを購入できます。
北京だけでなく、北は大連から、広東省の主要都市まで
国内で製造されたニセモノが販売されるネットワークが
備えられていて、外国人相手だけでなく、むしろ国内
市場で人気があり、安定した産業にまで育っています。
日本製品でも多くのブランドのニセモノガ出回っていて
正規品を探すのが困難だといわれる製品まであります。
アメリカを始め、各国からの度重なる知的財産侵害に
対する改善を申し入れているにも関わらず、未だ目立った
成果には結びついていません。
偽物であっても、製造及び販売する企業は地方政府に
とっては必要な産業であるからです。
ここへ来てアメリカでは、中国への知的財産に関わる
製品の製造や調達を抑制する流れが顕著になってきました。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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